まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

2013年07月30日 | Weblog
このときこそ問う!

『9条 世界にアピールを スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫さん

「平和をもたらした憲法九条をもっと世界にアピールするべきだ」。日本を代表するアニメ作品を、監督の宮崎駿さん(72)とともに手掛けるスタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫さん(64)は訴える。連載「憲法と、」の番外として、鈴木さんの大型インタビューを掲載します。

宮崎駿さんが五年ぶりに監督を務め、七月に公開予定の映画「風立ちぬ」。戦前、三菱重工業名古屋航空機製作所で零戦を設計した群馬県出身の堀越二郎(一九〇三~八二年)の半生をテーマにしている。

ジブリの企画は、いつも宮さん(宮崎監督)から「次どうしよう」って相談があるんです。たいがい、僕が「これがいい」って言うと、「分かった」ってやってくれる人なんですよ。ほとんど躊躇(ちゅうちょ)なく。

ところが、今回は違った。彼が模型雑誌に描いていた「風立ちぬ」の原作があって、僕が「これをやろう」と言ったら、いきなり怒りだしてしまって。鈴木さん、何考えてるんだ、と。「アニメーション映画は子どものためにつくるもの。大人のための映画はつくっちゃいけない」と。三十年間付き合ってきて、初めての出来事でした。

でも、僕は食い下がった。宮崎駿は一九四一(昭和十六)年生まれ。子どものころは戦争中。だから、宮さんの言葉を借りれば、物心ついたときに絵を描くとなると、戦闘機ばかり。でも、一方では大人になって反戦デモにも参加する。相矛盾ですよね。

もしかしたら、それは彼だけの問題じゃなく、日本人全体が、どこかでそういう矛盾を抱えているんじゃないか。まんが雑誌とかで、戦争に関係するものをいっぱい知っているわけですよ。戦闘機はどうした、軍艦はどうした、とか。でも思想的には、戦争は良くないと思っている。

その矛盾に対する自分の答えを、宮崎駿はそろそろ出すべきなんじゃないか。僕はそう思った。年も年だし。これはやっておくべきじゃないか、と。

「風立ちぬ」が公開される七月には参院選が予定されている。安倍首相は戦争放棄をうたった憲法九条の改正を視野に、改憲の発議要件(九六条)を両院の「三分の二以上」の賛成から「過半数」に引き下げる構えを見せている。

日本が起こした戦争をどう描くかによって、将来の日本のビジョンが見えてくる。今回、宮さんらしいなと思ったのが、国のためにいろいろやった人を描くんじゃない、というところ。それは、どの作品でも一貫していると思います。

「紅の豚」(九二年公開)という映画も主人公はある時期、国のために戦ったわけです。そのむなしさを知ったがゆえに、豚になって生きているという設定。「ハウルの動く城」(二〇〇四年公開)は反戦というか、厭戦(えんせん)です。

現実の写し絵です。日本はずっと戦争がないけれど、世界の各地では減るどころか、増えているわけでしょ。いつまでこんな愚かなことをやり続けるのか、っていうことでしょうね。

「風立ちぬ」に戦闘シーンは出てきません。起きていることとして、みんな知っているわけでしょ。多くの映画は、そういうものを描いていますけれど。

みんな戦いが好きですよね。自分が勝つ側に立つからでしょう。負ける側に立った途端に、やってられない。ジブリでも昔、「戦争の名人」と呼ばれた名将を取り上げたいと言ったやつがいて。「おまえ、自分のこととして考えろ」って言いたくなった。もしその企画をやるとしても、僕なら名将に連れて行かれてひどい目に遭う、一兵卒の視点から描きたいですけどね。

平和ぼけですね。想像力に欠けているわけでしょ。安倍さんなんかはね、年が若いのになぜああいうことを考えるのか、ちょっとピンときません。もう少し上の世代だったら分かる気もするんですが。やり方を間違えたから日本は負けた。間違えなかったら勝っていた。そう考える、ある年齢の人たちがいるのを僕は知っていますしね。

やっぱり「三分の二」じゃなくちゃいけないんじゃないですか。そんな大事なことを決めるのに、「二分の一」じゃだめですよね。それをやっておいて、将来、何になるかっていう問題でしょ。やめてほしいですよね。

そもそもいま憲法改正に、みんな、そんなに興味あるんですかねえ。そうじゃないでしょ。そんなことより、自分たちの生活をどうするんだってことの方が大変で。だから、僕は、政治家の独りよがりだと思っています。

「千と千尋の神隠し」(〇一年公開)が米アカデミー賞の長編アニメーション作品賞を受賞するなど、ジブリ作品は世界で高い評価を得ている。平和への理念が海外でも共感されているのか。

アメリカがつくった映画と闘おうとか、そういうことは一度たりと考えたことはありません。僕らは日本の人に見てもらうものをつくる。それを外国の人が見て、面白いと言ってくれるんなら、うれしい。それだけなんですよ。

僕、日本が憲法九条を持っているって、海外の人はほとんど知らないと思う。だって自衛隊があるしね。そっちを知っているわけでしょう。だから日本が世界にアピールするとしたら、九条ですよね。これだけの平和は、九条がなければあり得なかったわけですから。僕はあってよかったって立場だし、たぶん宮さんもそうなんじゃないかと思います。

日本には美しい森林もある。自分の国は自分で守るという考え方もあるでしょうが、平和憲法を持ち、森と水がきれいな国をね、みんな侵せますか。そこへ侵略する国があったら、世界の非難を受ける時代でしょ。現代って、一国の暴走に世論がブレーキをかける時代なんです。

宮さんや僕が尊敬する作家の堀田善衛さんが、こんなことを言ったことがあるんです。「人間の歴史は、殺し合いだ」って。その殺し合いが、だんだん残虐になったのが歴史だと。最初は宗教をめぐる争いで、あるときから国家同士の争いになった。

人間というのはそういうことをするもんだなあっていうのが、実際にあるわけですが、その中でね、やっとたどり着いたわけでしょ、この平和憲法に。すごい理想主義でしょ。

人間がそこまできたってのは、すごいこと。僕はそう思いますけどね。

すずき・としお スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。1948年、名古屋市出身。72年、徳間書店に入社。アニメ雑誌の編集者として宮崎駿、高畑勲両監督と知り合い、84年に公開された「風の谷のナウシカ」の製作に参加。85年、同社の傘下でスタートしたジブリの映画製作に携わる。「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」など大ヒット作の仕掛け人。2005年、ジブリの独立に伴い代表取締役に就任した。』

※決して戦争をしてはいけない!

50代

2013年07月30日 | Weblog
週刊「SPA!」8月6日号の特集で「クビにしたい40代の共通点」というのがあるが、

これ、「○○にしたい50代の役職の共通点」と、タイトルを置き換えて

でも、1位の「役職・給料と能力が見合ってない」は変わらい。

これ、ここでも同じ。

中味がなくて、でも、課長。

次に3位の「部下・後輩のことは守らず、上にへつらう」もよくある。

2位の「これ以上の出世は諦めて」は「やる気はあるように見える・見せるが」に替えて、

で、これで1~3位になるが、そこに少し注釈(?)部分を加えて

1位「役職・給料と能力が見合ってない(ようは「能力がない」)」
2位「やる気は(なかにはやる気があるが、でも、やってることはたいしたことない)」あるが、その中身は疑問」
3位「部下・後輩のことは守らず、上にへつらう(上に媚を売る)」

となるが、ここでは2位と3位が入れ替わり

1位「役職・給料と能力が見合ってない(ようは「能力がない」人が多い)」
2位「部下・後輩のことは守らず、上にへつらう(上に媚を売る)人が多い」
3位「やる気は(なかにはやる気があるが、でも、やってることはたいしたことない)」あるが、その中身は疑問」で、「他人の意見は聞かない」、「経験論だけ」と云った言葉をいくつか付け加えて

となるのだ。
まあ、これが、ここの特徴だな。


これこそ

2013年07月30日 | Weblog
「いい質問ですね」と最たるもの。

『駐日大使指名のケネディ娘 安倍政権に厄介な存在になるか-

                          NEWSポストセブン(2013年7月30日07時00分)

7月21日の参議院選挙で大勝し、満面の笑みを浮かべた安倍晋三首相だが、唯一といってもいい苛立ちを示したのが、テレビ東京の選挙特番で池上彰氏が発したこの問いかけだった。

「オバマ大統領に嫌われているみたいですね?」

池上氏がそう問うと、安倍氏は憮然とした表情で、「それはずいぶん心配性というか、コンプレックスがあるようなお話だと思いますが、そんなことは全くありません」との見解を示し、「日米同盟の信頼関係は揺るがない」と付け加えた。

それを証明してみせるかのように、25日からの東南アジア訪問では、シンガポールで米国のバイデン副大統領との会談をセットし、日米関係の良好さをアピールした。だが、そうした安倍首相の米国重視姿勢とは裏腹に、オバマの「安倍嫌い」はさらにエスカレートしているとの指摘もある。

在米ジャーナリストで、パシフィック・リサーチ・インスティテュート所長の高濱賛氏が語る。

「今回の安倍-バイデン会談は、米国では無関心でした。バイデンのアジア訪問は、“息抜き外交”で、出発前に行なわれた米メディア向けのブリーフィングでも“安倍との会談”は話題にも出ませんでした。米国はこの会談を儀礼的なものとしか見ていない」

また、参院選中盤の12日に、オバマ氏が新しい駐日大使にキャロライン・ケネディ(ケネディ大統領の娘)を指名したことが明らかになった。元駐レバノン大使の天木直人氏が指摘する。

「キャロライン氏はオバマ大統領以上のリベラル派。外交官としての対話ができたシーファー、ルースら前任者と違い、保守色を鮮明にしつつある安倍政権にとって厄介な存在になる可能性が高い」

安倍首相が日米の緊密さをアピールすればするほど、ねじれ具合が露わになるのは皮肉というほかない。

週刊ポスト2013年8月9日号』

※それにまともに応えることの出来ない首相は、「裸の王様」だな!

書き方

2013年07月30日 | Weblog
1つで、相反するものになる。

で、ここで書かれているように原作者側の言っていることが正しいとしたら、それは「著作権法違反」にあたる。

『「日本一ヘタな歌手」のトラブルを著作権の観点から考える

                    大元 隆志 | ITビジネスアナリスト/顧客視点アドバイザー

歌手・濱田朝美さんの「日本一ヘタな歌手」の原作の舞台化を巡る論争が話題を集めている。私も一著作者として、この内容について考えてみたい。

ことの発端は「日本一ヘタな歌手」を原案とした舞台「誓い奇跡のシンガー」で主演を務める予定だった土屋アンナさんが突然舞台稽古に参加しなくなった所から始まる。公式サイトには下記の記載がある。

主役の土屋アンナ氏が公的にも私的にも何らの正当な理由なく無断で舞台稽古に参加せず(参加予定の稽古(本番直前の通し稽古を除く)8回中最初の2回のみ参加し,その後すべて不参加),専らそのことが原因で同公演を開催することができなくなりました。
出典:誓い奇跡のシンガー
この一文だけを見ると、土屋アンナ氏に非があるように見えるが、これに対して原作者の濱田朝美さんが、自身のブログで土屋アンナ氏は自分の気持ちを知って舞台を降りたのだと主張した。濱田朝美さんによれば、そもそもこの舞台を原作者として明確に許可していたわけではないこと、原作と舞台脚本の相違に納得がいっていないこと、この事実を土屋アンナさんに話したところ、彼女は主演を降りたのではないかということだ。

■濱田朝美さんの主張が正しければ、そもそも舞台化出来ない

どちらの主張が正しいかはわからないが、仮に著者の濱田朝美さんの訴えが事実だとしたならば、そもそも今回の舞台化は幾つかの問題をはらむ。

まず、原作物があり、これを舞台化するには著作者が保有する上演権に対して許可が必要となる。上演権とは、著作物を公に上演したり、演奏したりする権利であり、著作者は著作物を完成した時点で、この権利を保有している。

この上演権を濱田朝美さんが舞台監督に譲渡したかどうかについてであるが、濱田朝美さんの自己紹介が舞台許可とされてしまったと述べている。

一年半ほど前に、私が多摩センターで路上ライブをしていた時 元担当が私の元に監督を連れて来て、"今後何か協力して下さるかもしれないから、ご挨拶して。"と言いました。 私はただ、自己紹介と今後何かありましたらよろしくお願いします。と言いました。 その事を、許可を取ったと言っているようでした。 しかし、その時は舞台化の話などは無く、その後も監督とお会いする事も、元担当からそのようなお話をされる事はありませんでした。

出典:重大なお話!
これは、客観的に考えて、自己紹介程度で、著作者の今後全ての著作物の「上演権」を譲渡したとみなすような捉え方であり、両社の認識の不一致から、民法第95条、「錯誤に基づく契約」となり無効であると主張することが出来るだろう。


第95条(錯誤)
意思表示は、法律行為の要素に錯誤があったときは、無効とする。ただし、表意者に重大な過失があったときは、表意者は、自らその無効を主張することができない。

■原作ではなく、原案にすぎないと主張する舞台側

では、舞台主催者側が悪いかというと、どうも舞台側の主張は原作ではなく、原案だとしようとしているように見える。(パクッたのではなく、オマージュさせて頂いたのでちょっと似ているというのは、ITの世界では良くある話だ。)

濱田朝美さんの、ブログには「原作とは内容が多少異なるため、そんなに許可と騒がなくてもいい」と言われたとあり、舞台側の告知文には「日本一ヘタな歌手を原案とした」とある。つまり、「日本一ヘタな歌手」をリスペクトしたのでちょっと内容が似ている舞台だけど、「日本一ヘタな歌手」と全く同じっていうわけじゃないから、騒ぐことないだろうというのが、舞台主催者側の主張だということだ。

舞台側が「原作」とせず「原案」としているのは、濱田朝美さんが同意書にサインしなかったからではないかと推測される。

あくまでも舞台側が「原案」であると主張する場合には、濱田朝美さんの最後に対抗出来る手段としては、二次的著作物の利用権と氏名表示権による、原作名、著作名の表記削除であろう。これを主張すれば著作権者の同意無しに「まるで原作者の許可を得た原作物の舞台化であるようなプロモーション」は行えなくなる。

■著作者の立場は弱い

私も初めての著作を世に出した時は、刷り部数ではなく、書籍の実売数で印税を支払うという契約を行った。その時このような説明を受けた「最近は出版不況で、実売での印税契約が増えてきた」。

その後様々な著者と会い、実売部数の契約を結んでいる著者に出会うことは無かった。当時の私は無名の著者が本を出せるということとのバータだと思っており、印税はどうでも良く、特に恨みも無かったのだが、実態と違う説明をされたことに対しては今でも苦い思い出となっている。

私の実体験からも、メディアの世界とは「夢」を売る世界であり、印税や契約等、経験の浅い著者の弱みに付け込んだ契約を結ばされるケースは少なくないのではないかと思う。

冒頭で述べたとおり、本件の真相については当事者のみ知る話であり、私がとやかくいう問題ではないが、原作者の濱田朝美さんが本件で苦しみ、その件に共感し舞台を降りた土屋アンナさんが責められているのは心苦しい。

舞台主催側も当事者間で誤解を与えてしまっているだけだとしたら、著作者の持つ権利を明確に伝えた上で、協議してあげて頂け無いだろうか。

本件が長引き、原作のイメージが崩れていくとしたら、もっとも悲しい気持ちになるのは、原作を読み感動した大勢の読書なのだから。』

※答えはどうなのか、そこを待ってからこのことについてまた書く。

旬の

2013年07月30日 | Weblog
ものは旬に。

これ「鉄則」。

で、ヤフーにもこういったコーナーが。


『今が旬です。ゴーヤを楽しむレシピ

独特のニガ味がおいしいゴーヤ。定番のチャンプルーから苦手な人でも食べられそうなものまで、9レシピをご紹介。

・かわいいリングフライ 
・おいしくなる“下ごしらえ”
・ゴーヤ嫌いが好きになる?
・天かす&かつお節がポイント
・めんつゆで簡単チャンプルー
・チーズがまろやかな肉詰め
・お願い、ワタは捨てないで
・ゴーヤとツナは相性抜群
・苦くない、シフォンケーキ』

※ようは送り出すときのタイミング。それが一番。でも、そういうことしても、見ない&知らない、気にもしてないってひとは多いというか、ほとんど。どれではいいまちづくり、行政は出来ない!

どこでも

2013年07月30日 | Weblog
やっている。

それがここでも、

これ「芸」がない!

ここにしかないものを創(作)り、そして送り出し、また、続ける。

で、そこに「作り手」の想いを込める。

こうでないといけない!

平気で

2013年07月29日 | Weblog
嘘をつく、平気で国民を脅かす、それもマスゴミの常套手段。

『テレビや新聞が盛んに「これまで経験したことにない豪雨」と叫んでいる。~武田邦彦~

津和野で1時間雨量91.5ミリ、1日雨量334ミリを観測した。

真面目でテレビを信用している人なら、まさかテレビがウソをつくはずもないと思い、気象庁が発表し、テレビが報道しているのだから、本当だと思うだろう。でも、違う。1時間に100ミリ以上、1日に500ミリ以上の記録は、毎年ということもないが、数年ごとに起こっている。その記録(写真)示す。

この記録で判るが、2011年には高知県と三重県、2005年に愛媛県という具合に、今回の報道の2倍以上の雨量を観測している。ニュース解説で「これまで経験したことにないということはありません。主語は誰なのでしょうか? 0歳児ですか」とでも言わなければならない。

放射線が危険なほど漏洩し、それこそ経験したことがない値でも「危険」なら報道せず、「危険そうに見える」者だけ報道する世の中になった。
(平成25年7月28日)』

※「今までにない!」、これ「嘘!」。こんなことばっかり云ってるのが「マスゴミ」。

学校の

2013年07月29日 | Weblog
論理、その典型がこれ!

『ぜ?考察してみた

話は少しさかのぼるが、1学期の終了を控えて開かれた、長女が通う小学校での保護者会でのこと。担任教師の言葉にびっくりした。

「ボール遊びは他の子に当たる可能性があって危ないので、中休みと昼休みの時間は、原則としてボール遊びはできなくなりました」

え? 公園で「ボール遊び禁止」の看板はよく見かけるが(これはこれで議論があるが)、それが学校にまで及んだ?

担任教師によると、特に低学年の子は、こちらが注意していても、どこから飛び出してくるかわからず、とても危ないのだそうだ。先生自身が、子どもたちと鬼ごっこをしていて実感したという。

たしかに危ないといえば危ないだろうが、なんだか納得できない。気をつけながら遊んだり、あるいはぶつかって痛みを知ることで、成長するのでは……。そしてその場を提供することこそが、小学校なのでは……。

周囲の友人にそのことを話すと「事故でもあったんじゃないの?」と言う。そこで副校長先生に聞いてみた。

「“禁止”ではないですよ。 “ゴールを使ったサッカー”とか“枠をきちんと描いたドッヂボール”はOKですから、まったくダメ、ということではありません。要はきちんとボールを使う範囲が決まっていればいいのです。でも、ボールがどこに飛んでいくかわからない“自由なボール遊び”は、残念ながら、やめましょう、となりました」

「事故でもあったのでしょうか?」

「いや、事故が起こる前の予防策です。いわゆる危険回避です。朝の時間と放課後は校庭で遊ぶ子も少ないので、その時間帯は、“自由なボール遊び”もしていいよ、と言っています。“禁止”ではなく“制限”です」

「ケガをしてしまうのも経験のひとつでは?」という私の想いをぶつけると、副校長先生も、「集団で遊ぶのだから、転んだりケガしたりというのは当たり前。私もそうしたことは、必要だと思います」と、同調してくれたうえで、こう続けた。

「けれども学校としてはなるべくそうしたことを避けたい。小さなケガならいいですが、大きな事故につながる可能性もあります。そうしたことが極力起こらないための予防なのです」

先生の対応は非常に真摯で、しきりに「残念ながら」とのワードが飛び出し、先生自身も悩みつつ、という様子が感じ取られた。

許可した“ゴールを使ったサッカー”や“枠をきちんと描いたドッヂボール”は、準備が面倒なようで、子どもたちは自然にやらなくなっているそうだ。

副校長先生によると、「“自由にボール遊びをしていい”という小学校のほうが、区内では少ないと思います」とも言っていたので、同じ区内の別の小学校に子を通わせている友人にも聞いてみた。

「昼休みには先生がいれば、ボール遊び可。中休みは先生がいないので、不可。学童クラブでは必ず先生がいるので、ボール遊び可。つまり、見ている先生がいればよいみたい」

「サッカーは朝の時間ならやってもいいが、それ以外は禁止」

「いつでもボール遊びOK」
などなど、学校によってさまざまだった。

子どもをめぐる事件や事故はなくなることはなく、大事に至る前に守ろうというのは、学校としては当然の姿勢だろう。しかも「禁止」ではなく「制限」なのだから、それほど目くじらを立てるようなことでもないかもしれない。

だがその日の夕方。次女が通う保育園から配られたお便りを手に取り、複雑な心境になった。

そこには、「五感をフルに使って」とのタイトル。
「五感をフルに使う直接体験が乳幼児期にはとても重要」という内容で、「自分から身の回りの人・物に関わり、その過程で五感を使い、関わり方を学んでいく……まさしくこの体験が大切で、成長していくときの知識の積み重ねとなります」とある。

小学校の「制限されたボール遊び」と重なった。
「自由なボール遊びができない」ということは、小学生の五感を鍛えるひとつのシーンが奪われていることになるのではないか……それは極端な思考であり、また乳幼児と小学生を同じ土俵で考えることはできないし、そもそも、禁止されているのは、ある時間のボール遊びだけなのだから、「五感を鍛える」とは大げさだといえなくもないのだが。

子どもが巻き込まれた事故のニュースが流れたとき、長女がこうつぶやいていた。
「あー、またこれで、学校でしちゃダメなことが増えるなー」

事故や事件が起こると、大人たちは子どもを守るための方策を考える。当然と言えば当然のことだが、子どもにとってそれは「制限」となる。

子どもを自由に遊ばせたい。だけど大きな危険は回避したい。そのバランスは、どうしたらとれるのか。「安心して体験を積ませる」にはどうしたらいいか。学校も親も頭を悩ませている。

長女の言葉を聞いて考えた。何かにつけて大人が先回りして制限するのではなく、ある年齢になれば子ども自身に状況を判断させ、対策を考えさせ、ルールが必要であればみんなで決め、それを守る。大人は助言役に徹する。

例えば、「むやみやたらなボール遊びは低学年にとっては危ないよね? どうしたらいいと思う?」

そんな問いかけをして、小学生自身に考えさせて対応策を練らせれば、その過程は思考の訓練にもなる。そう考えると、「危険」の存在も貴重なものに思えてきた。

それにしても、今回感じたのは、いかに学校が先回りして「安全を確保しよう」という姿勢になっているか、ということだ。当然時代が違うから、私自身が小学生だった頃とは異なるのは当然ではあるが、あまりにも守りに入った学校生活は窮屈だ。

ケガをしろとはいわないが、公立校の良さのひとつは「雑多」な中でたくましく育つことだと思い込んでいた。しかし、学校を取り巻く状況は刻々と変わっていることに、改めて気づいたのであった。』


※「危ない」モノは「こうこうこうだから」と云ったり、指導したり、そう云ったことをしないで(例えばモノを燃やす、で、これは燃やしてもいいけど、これはだめ、みたいなことを子供たちに教えずにいきなり「なし」に、とか)いきなり、「なし!」に。これ、学校特有のやり方!

常陸川

2013年07月29日 | Weblog
水門は震災(2011年3月11日)で壊れて、機能(潮止め)を果たすことが出来ない。

で、それを自治体も分かってない!

『年月日 時分 採水 位置塩化物イオン(mg/l)

2013/07/23 01:00 流心 853.0
2013/07/23 02:00 流心 838.0
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2013/07/25 19:00 流心 760.0
2013/07/25 20:00 流心 770.0
2013/07/25 21:00 流心 785.0
2013/07/25 22:00 流心 855.0
2013/07/25 23:00 流心 848.0
2013/07/25 24:00 流心 823.0
2013/07/26 01:00 流心 815.0
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2013/07/29 17:00 流心 938.0
2013/07/29 18:00 流心 975.0 』


※常陸川水門(通称「逆水門」)、この秋から補修、来年度以降に大工事。これ、2011年の5月から、「おかしい、調べろ!」そう云い続けてきたこと。なにを今さら!

連絡しても

2013年07月29日 | Weblog
取材にさえ来ない。

で、他では、こういった内容で、これだけの記事が出る。

『懐かしの「学習雑誌・付録」展覧会に組立式の「太陽の塔」他

                                       2013.07.29 16:00

大正11年(1922年)に『小学五年生』『小学六年生』が創刊されて以来、いつも日本の子供の側には学習雑誌があった。ページを開く時の高揚感や、「やまおり」「たにおり」に悪戦苦闘しながら付録を作り上げた時の喜びを、いまも覚えているという人は多いのではないだろうか。

そんな懐かしい記憶にこの夏、再会できるのが、芦屋市立美術博物館で開催中の「学習雑誌にみるこどもの歴史──90年間のタイムカプセル──」だ。

同展では、大正11年~平成25年に発売された学習雑誌が各年1冊ずつ展示されている。また、写真の「光る太陽の塔」「組み立て万博大パノラマ」のほか、「デラックス大くみたて東京タワー」といった付録、同館が所蔵する玩具なども併せて見ることができる。

「学習雑誌の表紙は、戦前から戦時中、そして現代に至る子どもの教育や生活の移り変わりを伝える貴重な歴史的資料です。また、付録や玩具からは当時の娯楽を知ることができます。祖父母から孫まで、世代を超えて楽しんでもらえると思います」(同館学芸員・藤井康憲氏)

正に“時代の象徴”ともいえる学習雑誌と付録の世界。同展で少年時代へとタイムスリップすれば、時間や仕事に追われる日々の中で忘れかけていた純粋な気持ちを思い返すことができるだろう。

「学習雑誌にみるこどもの歴史──90年間のタイムカプセル──」は、芦屋市立美術博物館で8月18日(日)まで開催中 ※休館日:月曜日、観覧料:一般500円、大高生300円、中学生以下無料。』

※「時代を創った雑誌展 1968-1989(2013年4月~2013年6月開催)」の内容(質&量とも)は日本一、でも扱いは小さい。まあ、地方だと、こういった記事を書くのは大体が女性記者。男性記者はこういったことには反応しない(取材しない)のだ。