まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

国立霞ヶ丘陸上競技場

2014年05月08日 | 公共工事
これ、通称、「国立競技場」。

『VIPエリアだらけ! 「新国立競技場」の過剰なおもてなし

                      フィールド面積に匹敵/(C)日刊ゲンダイ
 
いくら世界に「おもてなし」を約束したとはいえ、チョットやりすぎだろう。6年後の東京五輪に向け、約1700億円の巨額予算を投じて建て替えられる「新国立競技場」。著名な建築家らも「8万人収容の巨大スタジアムが本当に必要なのか」と疑問を投げかけているが、過剰な「おもてなしスペース」が設計に盛り込まれていた。

事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)がまとめた基本設計条件案によると、新競技場の貴賓室や併設するラウンジなど「ホスピタリティー施設」に充てられる面積は2万420平方メートル。その広さは総延べ床面積(22万4950平方メートル)の1割を占め、競技フィールド(2万2000平方メートル)に匹敵する。

ホスピタリティー施設の面積の内訳は別表の通り。数字だけではピンとこないかも知れないが、世界のトップアスリートが躍動するフィールドとほぼ同じスペースが、各国VIPへの「おもてなし」に使われることを想像して欲しい。いかに破格の広さかは既存の競技場と比較しても分かる。

福岡の「ヤフオク!ドーム」の左右両翼には、バルコニーシート付きで国内最大級の貴賓室「スーパーボックス」(136室)がある。その総床面積は約7500平方メートルで、フィールド面積(約1万3500平方メートル)の半分程度だ。国内最大のサッカー専用競技場で02年の日韓W杯の会場となった「埼玉スタジアム」。ラウンジ併設のVIP席やレセプションホールなど「ホスピタリティー施設」の総床面積は約2000平方メートルで、こちらはフィールド面積(1万1230平方メートル)の2割以下である。

■富裕層のための大会に

JSCは「ホスピタリティー施設はFIFAのスタジアム規定にも盛り込まれており、世界規模の大会を開催するためにも必要」(新競技場設置本部)と説明するが、そのFIFA規定はホスピタリティー施設の広さの基準までは定めていない。

広大なVIPエリアは五輪開催国の見えっ張りでしかないのだが、「世界水準のおもてなしを実現するには、この広さが必要」(同)と、JSCに設計を見直す考えはない。

ちなみに、VIP向けの観戦ボックスは「6400席以上は確保する予定」(同)とのこと。残る7万3600人分の一般向け観戦席のスペースは4万4000平方メートル。1人あたり約60平方センチメートルに押し込められる計算だ。

すし詰め状態の一般人を尻目に、VIPは悠々観戦。この調子だと、6年後は1%の富裕層のための五輪となる。』

※で、改修。その目的は「ばらまき」ってこと。

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