まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

自己確証

2014年02月02日 | Weblog
そんなことするより、他にすること(大事なもの)はいっぱいある。

『もっともっと認めてほしい:承認と友だち選びの心理学

碓井 真史 | 社会心理学者/新潟青陵大学大学院教授/スクールカウンセラー

■「自分らしさ」

人は「自分らしさ」を求めます。いったん、セルフイメージ(自分が考える自分らしさ)ができあがると、そのイメージが揺らぐことに不安を感じます。 だから、自分らしさを認めてくれる人と一緒にいると安心し、自分らしさを認めてくれない人には不安を感じ、避けようとするでしょう。

■自己確証動機

自分はこういう人間だというセルフイメージ、自己概念を安定させようとする気持ちを、心理学では「自己確証動機」と言います。自分は強い人間だと思っている人は、強さが表れるような環境を選びます。自分は優しい人間だと感じている人は、優しさが発揮できるような環境を選ぶでしょう。 こうして、成長するごとに自己概念は明確化していきます。

■友だち選び

人間にとって最も大きな環境は、他の人間たちです。「私は面白い人間」と思っている人は、自分の話で笑ってくれる人に近づきます。笑ってくれない人に対しては、ユーモアのわからない人といった否定的な評価をしやすくなるでしょう。 こういう仲間を見つけられれば、心は安定しますよね。

面白さ、頭の良さ、ピアノのうまさなど、認めてくれるほめてくれる人たちに囲まれたいと思うのは、自然なことです。こうして同じ趣味の人が集まって、さらに活動を広げたり、同じ考えの人が集まって市民活動を始めることなどもあるでしょう。

■否定的なセルフイメージ

自己確証動機は、否定的な自己概念を持った時にも働くことがあります。しばしば、「私のような女は男から殴られても当然だ」と感じている人と、「男であるオレは女など殴って良いのだ」と感じている男とが、磁石のS極とN極のように引き合って一緒になってしまうことがあります。女性も、決して殴られることを望んでいるわけではなく、被害女性を責めるわけではありませんが。

「自分は頭が悪い」と思い込んでいる人は、「君は頭が良いね」と言われれば、うれしくなくはないものの、その言葉を否定したくなるでしょう。

■耳の痛いことを言ってくれる友

気の合う友だちは良いものです。でも、最初は気が合わない、ケンカしたような友だち、むしろ考え方や生き方が正反対の人と友だちになることができれば、本当に良い友だちになるでしょう。

でこぼこコンビですが、互いに支え合う名コンビ、相棒にもなるでしょう。

組織心理学の研究によれば、リーダーとは異なる意見を述べる人の重要性が言われています。この異分子の人たちに掻き回されては困るのですが、でもこの人たちが発言できるような状態をも保つことが、組織にとっては大切でしょう。

本当は性格って変わるものなのに、自己概念(セルフイメージ)が変わらないために自分は変わらないと思い込んでいる人がいます。

「オズの魔法使いの心理学:性格とは何か? あなたもなりたい自分に。」:Yahoo個人「心理学でお散歩」

社会心理学の研究によれば、人は自分を好きになってくれた人を好きになりますが、特にだんだん好きになってくれた人を好きになります。

対人魅力の心理学4ツンデレの心理:こころの散歩道

DV(ドメスティック・バイオレンス)からなぜ逃げられないのかについては、いろいろな考え方があります。男性が様々な方法で女性を支配し、女性の力を奪うことで、学習性無力感に陥ったり、あるいは女性が弱い自分というセルフイメージをさらに強め、男性は殴っても良いというセルフイメージを強めたりするのも、原因の一つかもしれません。(配偶者からの暴力支援情報)

自分が思っているような自分であると認めて欲しい(自己確証動機)は、さまざまな働き方をします。上手に活用したいですね。』

※そんなものは「結果」でいい!

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