まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

おかしいんじゃない!

2012年07月16日 | Weblog
現場を見ずに、確認も検証もせずに誹謗中傷を繰り返す。

で、そういった行為に対し、注意もしない東大。

これ、どっちもおかしい!


『アサザ基金に対する東大・山室真澄教授の誹謗中傷について

アサザ基金という優れたNPO法人がある。

このNPOの代表理事である飯島博氏の思想と戦略と実践とから、私はどれだけのことを学んだかわからない。『複雑さを生きる』という本を書いてから、アサザ基金のことを知ったのだが、私が研究に研究を重ねて到達したことを、十年以上前から<実践>しておられるのを知って、のけぞってしまった。前人未到の山頂を制覇したと思ったら、そこに山小屋があって、人が楽しく住んでいた、という感じだった。

そのNPOに対して、東京大学の山室真澄という教授が、罵詈雑言、ブログに書きまくっている。一見したところ「科学的」であるかのように見えるところもあるが、根本的に考えの筋が狂っている。2010年の10月に、私はこれは問題だと思って、この人物と膨大なメールのやりとりをして、やめるように諭したが、無駄だった。話が、まったく通じないのである。

たとえば、アサザ基金が、アサザを霞ヶ浦を埋め尽くすほどに増やして、生態系を破壊しようとしている、と難癖をつけるのである。しかし、HPにも出ているのだが、アサザ基金はそういうことを目指したことは一度もない。そのことを指摘すると、ブログに、

という写真を出すのである。豊岡の人が、「空一面にコウノトリが飛びますように」という看板を描いたら、「そんなことをしたら生態系は無茶苦茶になるではないか!」と、推進団体に怒鳴りこむ学者がいたら、だれだって頭がおかしい、と思うであろう。実際のところ、霞ヶ浦のアサザは、今も絶滅しかかっている。

山室教授には、アサザ基金の目的が、人々と霞ヶ浦との関係の回復であり、それを通じて生態系を豊かにしようとしている、ということが、どうしても理解できないようなのである。数十通のやりとりをした結果、私はこの人物が「イカレテイル」と判断し、コンタクトを断念した。

そしたら、それ以降、彼女のアサザ基金へのブログでの攻撃が増加してしまった。まさに逆効果だったのである。本当にアサザ基金には申し訳ないと思っていた。たまりかねたアサザ基金は、東大当局に対処を要請した。しかし、この人物の属する研究科は、「学術上のことだ」とかなんとか屁理屈を捏ねて門前払いにして、な〜んにもしないのである。おそらく彼らも五十歩百歩の同類なので、どこが悪いのかわからないのだと思われる。あいた口が塞がらなかった。

すると、最近になって、行動がエスカレートして、ブラックメールを、同NPOの提携先企業や教育委員会などに送りつけて、業務妨害をしているのである。これはストーカー行為ではないかと思う。東大につとめるものとしてあまりにも申し訳ないので、以下の手紙を署名捺印の上、アサザ基金にお送りして、関係者にお見せ頂くようにお願いした。

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関係者各位                          2012.3.7

先日、本学の新領域創成科学研究科・自然環境学専攻の山室真澄教授と名乗る人物から、「NPO法人アサザ基金による公共教育の悪用」と題する怪文書が送られてきたかと存じます。
 この文書には、

「地図帳(3頁)では、茨城県では人口が増加したにも関わらずCOD (=湖水の汚濁を示す指標)が横ばいであり、その理由は学校ビオトープでアサザを植えたからと誘導する内容である。」

などと書かれております。
 
しかし、この文書にも添付されている資料から明らかですが、この地図帳の図から、そのような内容を読み取ることは不可能です。そもそも学校のビオトープでアサザを植えたくらいで、巨大な湖のCODが横ばいになる、などという因果関係を想定することは、常識から考えてありえません。そのようなことをアサザ基金が主張している、などという珍妙な論理は、言いがかり以外のなにものでもありません。「小中学校の池は霞ヶ浦につながっていないので、ビオトープが存在することで霞ヶ浦の水質が維持されることはない。」などと、したり顔で言っておりますが、そんなことは当たり前のことです。
 
また、「アサザ基金の飯島代表は、霞ヶ浦流域ではなく、牛久市在住です。」などと意味のないことを書いておりますが、牛久が霞ヶ浦から十キロほど離れているからといって、それを「流域ではない」などと大げさに騒ぐのも常識はずれです。そもそも牛久市は行政区域上も流域内になっていることを、山室教授は無視しています。また、千年前には牛久のあたりも霞ヶ浦の底であったという、基礎的知識さえも、山室教授は欠いていると考えざるを得ません。
 
このような無知と曲解とに基づく怪文書を、本学の教員が作成・配布し、アサザ基金とその支援者の皆様にご迷惑をおかけしていることを、東京大学の教員として、誠に恥ずかしく思います。私は山室教授に、このような意図的曲解に基づく言いがかりをつけるのをやめるように、何度もメールなどで指摘して参りましたが、一向に効果がありません。なにとぞ、このような珍妙な屁理屈を信じられないよう、皆様にお願いする次第です。

                            東京大学東洋文化研究所・教授 安冨歩
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しかし、こんなことはまったくの屁の河童で、山室教授は、アサザ基金への攻撃を続けた。やむを得ずアサザ基金は、コンプライアンス窓口に弁護士の助けを得て申し入れをした。さすがに、門前払いにはならなかったが、それでも「調査する」と言って、それっきりである。

そしたら『サンデー毎日』の記者も、あいた口が塞がらなかったようで、綿密に取材して、記事にされた。それが以下である。ここで私が言っているのように、この人物も、原発関係者と同じ「東大話法」を使っている。しかも、極めて稚拙である。彼女の東大話法研究への貢献は、

規則 12: 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。

の変種として、「自分の議論を『科学的』だと無根拠に断言する。」というものがあることを、私に教えてくれたことである。言うまでもないが、自分の議論が科学的かどうかは、自分で言うことではなく、他人が判断することである。

東大が彼女を諌めないのは、おそらく「学問の自由」を盾にとっているのであろう。というより、大抵の東大関係者には、彼女の行動のどこがおかしいのか、わからないのだと思う。本当に恐ろしいと思う。』

※これが「東大」っていうんだから、なんともだな。
で、現場を知らない・確認も検証もしない「あほ&おばか」の典型的なところが東大だから、こうなのか。それにしてもひどい話である。

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