玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

意図的な誤訳

2014-02-04 22:37:43 | 日本人の悟り
 なぜ明治維新は大東亜戦争の敗戦により失敗に終わったのか?

それまで、海外の思想なり文化を取り入れるとき、その本質をつかみエッセンスをとりいれるのが日本文化の基本姿勢であった。

漢字を自在に使うまでにはその意味を完全に理解したうえで使用したから訓読みもつくった。

しかるに、英語を訳してその意味を日本語するとき、故意に語訳したのが見受けられる。

前にも書いたような気がするが、その代表が理性と訳した rational

ratio が主たる意味ですから、本来なら比対的あるいは利的の語をあてるのがスジであった。

さすれば、西洋の合理主義が実利主義 pragmatism とおなじ程度の意味であることも誤解せずにすんだものだ。

江戸時代に教条主義に毒された儒教の素養が身にしみていたから格物究理の理を当てはめてしまったのかしらん。

・・

意識の Consciousness も、もとはといえばラテン語のscio :知る から借りてきたものですね。

それで 同系列の 良心と訳された conscience も scio の派生語でした。

けっきょくアングロサクソンが、幸福とは何かというのを哲学したけど、わからなかったその原因がここにあるわけでしょう。

さらに深い意味の解説はまた別の機会に。

いやぁ~、人類はヒト科にはちがいない形相なんですが、精神の方面からみたらサル科の人類もいるということを思い知らねばならないとでしょうか。

進化論は、サルとるのヒト科への希望だったんでしょうか?







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