「知る」を知るということは、言語とは何か?ということですね。
そして、言語とはその民族の歴史であり文化の集大成ということ。
英語という言語がいかにして生まれ、侵略者の方言から地球を支配する言語になったかをたどるのが「英語の冒険」です。
この本のオビから、
「英語」は、悪魔のようにイングランドに現われた。5世紀に海を越えてやってきたゲルマン人の戦士によってもたらされた。激しい暴力のもと、この地に根づいた言語だったのだ。それは英語にとって、その後1500年続く長い苦闘の始まりだった。・・・
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略奪と破壊の文明を象徴する「英語」が、いまいきずまって身動きできない状態となった。
切り裂く文明から、生み育てる文明への転換が、今もとめられていて、その中心となるべき哲学が、大戦により失われた日本にあったということです。