新潟県の泉田知事の不出馬の理由について、東京で見るテレビ報道では全くわからないので、ネットで調べてみました。
泉田知事の後援会のHPと新潟県のHPには、新潟日報の「日本海横断航路の船舶購入」での報道で県の主張を伝えていないこと、事実とは違う報道がされていることを記載しています。
新潟県HP:http://www.pref.niigata.lg.jp/kowanshinko/1356850852951.html#internalLink1
泉田後援会HP:http://www.h-izumida.jp/topics/20160830.html
特に、後援会のHPでは泉田知事本人が下記を書いています。
『新潟県内で大きな影響力を有する新聞社が、県の説明は読者に伝えることはせず、一方当事者の主張に沿った報道のみがなされている状況です。また、東京電力の広告は、今年5回掲載されていますが、国の原子力防災会議でも問題が認識されている原子力防災については、例えば、県が指摘している現在の指針に従えば避難が必要になったときにはUPZ圏内の住民40万人強を2時間で避難させなければならなくなる問題等県民の生命・健康を守るうえで重要な論点の報道はありません。このような環境の中では、十分に訴えを県民の皆様にお届けすることは難しいと考えています。
以上のような状況に鑑み、この秋の新潟県知事選挙からは撤退したいと思います。これまで、ご支援をいただいた皆様方には、お詫び申し上げますとともに心よりの感謝を申し上げます。』
上記のように、泉田知事は、新潟日報が広告主である東京電力のいいなりであることを明確に書いています。
新潟日報は、発行部数約49万部、県下普及率約60%(2005年)と
圧倒的な購読者数を誇る地元紙です。同紙が新潟の世論を形成すると言っても過言ではなく、再三にわたる県の抗議を報道しないのは、泉田潰しと言っても過言ではないと思います。
ますます腹が立ってきました。泉田知事には「やっぱり出る」と選挙告示日当日でも良いので出馬して欲しいと思います。
参考)日刊ゲンダイ(8月31日)の記事:
反原発のシンボル 泉田新潟知事が突然「出馬撤回」の背景 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188900 #日刊ゲンダイDIGITAL