なぜヒートテックは温かいのか?
色々調べてみると吸湿発熱繊維という繊維を使っているからだと
いうことが分かりました。
この吸湿発熱繊維は、汗などの水分を吸収して発熱する繊維。
吸湿発熱の原理は、昔から羊毛繊維などで吸湿して暖かくなることは
知られていましたが、原理は分かっていませんでした。
それが、水分が繊維表面の水酸基などに吸着されて、運動エネルギーが
熱エネルギーに変換されることが分かったのです。
そこで繊維メーカーはこの原理を追求して、羊毛などよりも繊維を細くし
全体の表面積を増やすことで水分を多く含むようにした合成繊維を開発
しました。
但し、無限に発熱を続けるわけではなく、繊維の吸湿が飽和状態になると
それ以上は発熱しなくなるので、下着などの比較的商品寿命の短いものに
使用されていることが多いようです。
この吸湿発熱繊維は、以下に記載の同様の商品がでています。
繊維メーカーの東レ、東洋紡が強いのが特徴です。
これだけヒートテックが有名なのは、やはり売り方がユニクロは
うまいということなんですね。
□ヒートテック(ユニクロ、東レ)
□ブレスサーモ(ミズノ) http://saya.s145.xrea.com/archives/2012/12/breath_thermo.html
□エクス(eks)(日本エクスワラン工業、東洋紡)
□モイスケア(東洋紡)
□ヒートファクト(イオン、東洋紡・住友化学)
□ボディヒーター(Body Heater)(イトーヨーカ堂、東レ)
□アイヒート(株式会社ジャパーナ、アルペングループ)
アイヒートの原理は、アルミ粒子プリント裏地が身体
から発生する熱を反射し、衣服内部に熱を蓄えます。
プリントの間の隙間から湿度を放出しムレを軽減。