上海株、一時8%安
2015/7/8 15:30 日経夕刊
【上海=土居倫之】中国・上海株が下げ止まらない。上海総合指数は8日午前、前日終値比7%安で取引が始まった。その後下げ幅を縮小。午前は同3.9%安で取引を終えた。保険監督当局が保険会社の株式投資の上限引き上げなどを発表したが、効果は乏しく、個人投資家の売りが続いている。
上海総合指数は7%安の3467で取引が始まった。下落率は一時8%に達した。中国メディアによると、8日朝までに上場企業全体の過半を超える銘柄が売買停止を発表。売買停止によって保有銘柄を売却できなくなった投資家が売買が可能な銘柄に売り注文を集中しているもようだ。
中国人民銀行(中央銀行)は8日朝、株式市場の安定のため、(信用取引を手掛ける)中国証券金融の資金繰りを支援するとの声明を発表した。人民銀は「(金融)システミックリスクの発生を防ぐ」としている。
また証券監督当局は「中国証券金融を通じて市場の流動性が緊張している状況を緩和する」とのコメントを発表した。
中国政府は矢継ぎ早に株価対策を打ち出しているが、個人を中心にしたパニック的な売りがその効果を打ち消している。
2015/7/8 15:30 日経夕刊
【上海=土居倫之】中国・上海株が下げ止まらない。上海総合指数は8日午前、前日終値比7%安で取引が始まった。その後下げ幅を縮小。午前は同3.9%安で取引を終えた。保険監督当局が保険会社の株式投資の上限引き上げなどを発表したが、効果は乏しく、個人投資家の売りが続いている。
上海総合指数は7%安の3467で取引が始まった。下落率は一時8%に達した。中国メディアによると、8日朝までに上場企業全体の過半を超える銘柄が売買停止を発表。売買停止によって保有銘柄を売却できなくなった投資家が売買が可能な銘柄に売り注文を集中しているもようだ。
中国人民銀行(中央銀行)は8日朝、株式市場の安定のため、(信用取引を手掛ける)中国証券金融の資金繰りを支援するとの声明を発表した。人民銀は「(金融)システミックリスクの発生を防ぐ」としている。
また証券監督当局は「中国証券金融を通じて市場の流動性が緊張している状況を緩和する」とのコメントを発表した。
中国政府は矢継ぎ早に株価対策を打ち出しているが、個人を中心にしたパニック的な売りがその効果を打ち消している。