今日は、マスク会社の社長が当社を訪問された。
新型インフルエンザについて状況を聞きました。
昨年12月31日に中国・広東省で強毒性の鳥インフル
エンザウイルス（H5N1型）に感染したバス運転手が死亡。
そして今月22日に貴州で1名が死亡。それ以降、
中国からは情報が入ってきていないという。
今週、中国は旧正月で民族大移動。日本にも
観光客が来ており日本に強毒性のH5N1型ウィルスが
持ち込まれる可能性が十分あるとのこと。
1月10日の読売新聞が新型インフルエンザの特措法制定の
ニュースを伝えたのはいつ日本で発生してもおかしくない
状況という危機意識の現われとのこと。
感染には空気感染とウィルス感染がある。飛沫感染は
空気感染の一種で咳やくしゃみなどで感染。
会話などをするとき病原菌が細かい水滴とともに周囲に
飛び散って呼吸器系の感染が起きることをいう。
その飛沫の大きさは5ミクロン以上。市販されているものは
この飛沫はブロックできるものが多い。
一方、ウィルスの大きさは0.1ミクロン。市販のマスクでは
全て通過してしまう。ウィルスが体内に入る前にブロックする
必要があるとのこと。2009年に流行したのは豚インフルエンザ
に由来するもので毒性の弱いH1N1型ウィルス。
国内で2千万人余が感染したが比較的軽いものであった。
しかし今回は違う。中国で死亡した方は強毒性のH5N1型で
陽性反応が出ている。軽度のインフルエンザは呼吸器と
消化器がダメージを受けるが強毒性の場合、全臓器が対象になる。
また、ウィルスと免疫が徹底的に闘うため免疫の強い若い人
ほど亡くなる可能性が高いとのこと。
不安を煽るつもりは毛頭ないのですが楽観視できないのは
確かなようです。
