トヨタ、米で3600億円支払いへ トラック防さび不備
2016/11/13 12:21 日経
【ニューヨーク=中西豊紀】トヨタ自動車が米国で販売するピックアップトラックの防さび加工に不備があったとして、車の保有者らに総額約34億ドル(約3600億円)を支払うことで合意したことが12日、分かった。複数の米メディアが報じた。車のフレームの腐食が早期に進み安全性を損ねる恐れがあるという。業績への影響についてトヨタは未開示のままだ。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)など欧米メディア報じた。主力ピックアップトラック「タンドラ」「タコマ」のフレームが腐食しやすいとの保有者らの民事上の訴えに対し、トヨタが検査や部品の交換費を支払うことで合意した。訴訟は2014年以降、アーカンソー州とカリフォルニア州の保有者らによって起こされていたという。
米新車市場は今夏以降減速の兆しが出ている。ただ、ピックアップトラックはなお底堅い需要がありトヨタも販売を強化している。トヨタは過失を認めていないが、訴訟の長期化で消費者のイメージを損ねる前に和解に応じる戦略をとったもようだ。和解金額は巨額だが、米東部時間の12日時点でトヨタは業績への影響を開示していない。
2016/11/13 12:21 日経
【ニューヨーク=中西豊紀】トヨタ自動車が米国で販売するピックアップトラックの防さび加工に不備があったとして、車の保有者らに総額約34億ドル(約3600億円)を支払うことで合意したことが12日、分かった。複数の米メディアが報じた。車のフレームの腐食が早期に進み安全性を損ねる恐れがあるという。業績への影響についてトヨタは未開示のままだ。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)など欧米メディア報じた。主力ピックアップトラック「タンドラ」「タコマ」のフレームが腐食しやすいとの保有者らの民事上の訴えに対し、トヨタが検査や部品の交換費を支払うことで合意した。訴訟は2014年以降、アーカンソー州とカリフォルニア州の保有者らによって起こされていたという。
米新車市場は今夏以降減速の兆しが出ている。ただ、ピックアップトラックはなお底堅い需要がありトヨタも販売を強化している。トヨタは過失を認めていないが、訴訟の長期化で消費者のイメージを損ねる前に和解に応じる戦略をとったもようだ。和解金額は巨額だが、米東部時間の12日時点でトヨタは業績への影響を開示していない。