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パーム油、需要増の見方

2015年06月19日 | 食品
油脂加工など食用油市場 パーム油、需要増の見方
米「トランス脂肪酸」規制で

2015/6/19 3:30 日経朝刊

 油脂の加工や調理に使う食用油市場で、パーム油の需要が増えるとの見方が広がっている。米食品医薬品局(FDA)による「トランス脂肪酸」の規制で、大豆などを原料にした一部製法の油脂が原則禁止されるため。パーム油の国際価格を下支えしそうだ。
 トランス脂肪酸はマーガリンやショートニング、一部の食用油に含まれる。精製過程や常温で固形状態になりやすいよう油脂を加工するときに生じる。FDAは2018年6月以降、多くのトランス脂肪酸が生じる加工方法による油脂を原則禁止する。食用として安全とは一般的に認められないことを理由としている。
 欧米市場には今回禁止された製法を使う一部製品が残っているもよう。アブラヤシが原料のパーム油はほかの植物油に比べて常温で固体になりやすい。このため「原料としてパーム油の需要が伸びる」(油脂加工メーカー)とみている。
 今のところ取引価格への影響は限られている。16日のFDAによる規制発表後も大きな値動きはなく、マレーシア市場の先物価格は18日時点で1トン2240リンギ(7万4000円)前後で推移している。
 日本の油脂会社も「製法などを見直しトランス脂肪酸の含有量を減らしてきた」(日清オイリオグループ)。今後、食品会社など需要家から削減を求める動きが一段と広がりそうだ。

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