⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

残暑お見舞い申し上げます

2013年08月12日 | 日記

 

残暑お見舞い申し上げます。

今年の夏は激暑(げきしょ)といって暑さの最上級だそうですが
お変わりはありませんでしょうか。
 

 

 

今日、高知県四万十市で観測史上最高の41℃を記録しましたが、39度超えの地域は
日本全国に広がり、陸上100m走のウサイン・ボルト氏があっさりとそれまでの記録を
塗り替えたように、今後も40度超えは当たり前の様になってくると思います。

この暑さだと救急搬送される方や不幸なことに亡くなる方も出てくる温度なわけすが、
この40度前後の温度は人体にとって重要な温度域ですので、以下に少し纏めたいと
思います。

体温で重要なのは、深部体温といわれるものです。体の内部の温度を
計る方法は、肛門から体温計を挿入するのが一番簡単であることから直腸の温度
を指すことが多く、直腸温と呼ばれています。

人間の体温は、深部(体の中心部)体温と表面の皮膚体温があります。
日本人の深部体温の平均は36.9度と言われていますが、皮膚温度はこれより低く
さらに末端となる手や足の温度はさらに低くなります。

冬に冷気にあたり、体が寒さや冷えを感じると、まず手や足の皮膚温度が下がり、
深部体温を保とうとします。
脳や心臓など生きるために大切な臓器が集まっている体の中心に温かい血液を
集めようとするためです。
しかし、それでも体が冷え続け、深部体温が36度を下回ってしまうと、体をブルブル
震わせて熱を産出させようとします。
たった1度体温が下がるだけで、体は危険信号を出して、体温を元に戻そうとします。

人間の体というのはホントよく出来ていますね。

42度: この温度に深部体温(直腸温)がなると人間は死んでしまいます。
     人間の体はタンパク質でできていますが、温度が上がると変性して固まります。
     一旦変性したタンパク質は元に戻らないので、これが死ぬ原因になります。

39度: がん細胞は39度以上になると死滅することが分かっています。
          逆にがん患者の方は温度が低いという特徴があります。
      がん治療のひとつに温熱治療という治療方法があります。

 


28度: 深部体温(直腸温)が28度になると死ぬと言われています。
     深部体温が35℃未満を一般的に「低体温症」と定義し、
     32℃以上~35℃未満を軽症、28℃以上~32℃未満を中等症、
     20℃以上~28℃未満を重症、20℃未満を超重症と分類されています。
     32℃以下では意識障害が出現しだし、27℃以下では特に言語反応が
     消失するとあります。

ということで、人間の生息体温は、深部体温の上限41℃・下限28℃だと言えると思います。
 

甲子園球児がこの熱い中、頑張っていて熱中症にならないか心配ですが、
一試合2~3時間としてグランドに立っている時間は、約半分と考えてよいので
1時間から2時間程度と考えてよいと思います。
この激暑で事故が起きないことを祈っていますが、早晩、ナイターを中心に試合を
組んだりドーム球場を使うことを早期に検討して欲しいと思います。

その一方、心配なのは審判員の人たちです。基本的に2~3時間の間ずっと
グランドにいるわけですから。また、年配の方も多くこちらの方が心配になります。



長くなってしまいましたが…ここまで書いたら、熱中症とそのメカニズムに
ついても纏めます。以下だそうです。

 

 *熱中症とは
  自覚症状がないまま、体温調節のコントロール不可能な状態になること。
  熱中症は、日射病や熱射病などの総称で、高温下での運動や労働のため、
  発汗機構や循環系に異常をきたして起こる病気。体温上昇、発汗停止とともに
  虚脱・けいれん・精神錯乱・昏睡などを起こし、生命の危険を伴うこともある。 

 *熱中症のメカニズム
    体温よりも気温が低ければ、皮膚から空気中へ熱が移りやすく体温の上昇を抑える
    ことができ、また、湿度が低ければ汗をかくことで熱が奪われ体温をコントロール
    することができます。
     一方、気温が体温より高くなると、空気中への熱の放出が難しくなるため、体温調節
  は発汗だけに頼ることになります。
  真夏日によくあるように、気温が高いばかりでなく、湿度も高いと、汗をかいても
  流れ落ちるばかりでほとんどほとんど蒸発しなくなり、
発汗による体温調節が
  事実上できなくなってしまいます。
  また、体温が37℃を超えると皮膚の血管が拡張し、皮膚の血液量を増やして熱を
  放出しようとします。
しかし、このとき体温がさらに上昇し、発汗などによって
  体の水分量が極端に減ると、
今度は心臓や脳を守るために血管が収縮しはじめる。
  つまり、ここでも熱が放出できなくなってしまうのです。
  熱中症は、こうして体温を調整する機能がコントロールを失い、体温がグングン
  上昇してしまう機能障害で、炎天下ばかりでなく、室内で静かに過ごしていても
  起こり得ます。



このため、元気な状態をコントロールする熱中症対策が必須です。
参考までに
熱中症対策グッズを下記に挙げておきます。

 

  

   (これは僕も愛用しています。但し、よく洗わないと
    生乾きの臭いがして気持ち悪くなります。)

 

  

   

  

   これは警察官が使用しているものだそうです。

 

 

ということで、長くなりましたが、激暑お見舞い申し上げます。