平成23年12月13日
関係各位
MAトラスト株式会社
代表取締役 浅野 真
除塩もできる農業用土壌改良剤 ランドライフの取り扱い開始について
弊社は、掲首にあります土壌改良剤「ランドライフ」の取り扱いを12月1日より
始めましたのでご報告致します。
本製品は、日本での販売が30年を超える実績のあるもので、この度の東日本大震災の
塩害対策として圧倒的コスト競争力があります。
当社は、本商品を通じての被災地の復興に貢献して参ります。
お問合せ先は文末に記載しておりますのでお気軽にご連絡下さい。
― 記 ―
1.ランドライフについて
ランドライフは、1972年に米国オレゴン州の化学品メーカーである
「EARTH SCIENCE PRODUCTS CORPORATION」のMr. ED Wood氏とMr. Dick Gearhart両氏
によって開発され、農地改良に米国内で広く使用されました。
その後1980年代に入りオーストラリアを筆頭に世界各国に紹介され日本においても
過去約30年間にわたって日本全国で実績を積み上げてきた商品です。
農地以外では昭和40年代に千葉県幕張周辺の海浜埋立地の植生工事に先立ち埋め立
てに利用された海砂由来の除塩目的で東京大学農学部星川清親教授によって使用され
その効果が実証されました。
台湾に於いてもLAND LIFE は海岸地帯で毎年台風によって海水をかぶる農地の除塩に
広く使用されています。
2. 除塩剤ランドライフの概要について
以下にランドライフの概要を記します。
1) 製品名: LAND LIFE
2) 製造者: EARTH SCIENCE PRODUCTS CORP.
社長:Mr.Shane Kennedy
大臣登録: 平成22年7月12日 番号:生第91230 号
4) 用途:
成育中 :濃度障害の解消材 1回当たり5~10 リットル/10アール
栽培終了後 :休閑期の除塩材 20 リットル/10アール
団粒構造形成:透排水性の改善材、土壌の膨軟化材 20リットル/10アール
5)実際の使用例: 畑, 特にハウス栽培に於いて
5-1)平成14年10 月2日の台風21号(茨城県の高圧送電鉄塔の倒れた台風)の際、
千葉県旭市では植え付けられて間もないイチゴは、未だビニール被覆がされて
いなかった為に潮風が吹き込み、葉が枯死するだけでなく、土壌ECも上昇した。
この地区においては、砂土である為に塩類濃度上昇による障害が発生しやすく、
対策資材としてLAND LIFEが知られていた為、JA, 肥料商等を通し、
15~ 20 Ha のイチゴハウスに台風翌日から使用された。
5-2)1999年に熊本県不知火干拓を高潮が襲い約1,700haの水田が冠水しました。
同地方はハウスやトンネルでメロン等の栽培が盛んで、除塩材である
LAND LIFEは農家にとって既知の土壌改良材であった為、高潮後、被害農家
からの注文が殺到した。
処理法を詳細に説明し、広く使用してもらった結果、約1ヶ月でLAND LIFEを
散布した全ての農地が正常に戻ったという実績があります。
5-3)干拓地除塩材として、熊本県玉名郡横島地区(JA玉名管内)ではハウス栽培に
おいて周年使用され、特に冬季の渇水期に於いてはこの14年来、トマト栽培等
に毎年使用されている。
6) 津波被害における使用について
絶対地下水位の高い圃場では、効果を上げる施策として、土木的な排水事業を
伴う整地作業後、下記の処理を実行する事で除塩を実施します。
6-1)先ず、10分程度散水し、その後50-100倍に希釈したLAND LIFE
1,000~2,000リットルを10aに散布する。
6-2)ランドライフの散布後、散水するか、又は放置して降水を待つ。
6-3)ランドライフの費用は、10a当たり約18,000円程度である。
6-4)通常の除塩法である深耕プラス炭酸石灰施用と散水ではpHが上昇し、
イチゴや水稲など酸性を好む植物は病気が出易くなるが、LAND LIFEは石灰を
必要としません。
以 上
お問合せは下記までお願い致します。
MAトラスト(株) 農業資材G
tel: 03-5564-5122 fax: 03-3252-8177
メール: info@ma-trust.jp