The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

ポチ、ポチ、ポチ

2009-02-28 08:10:23 | 抱茎亭日乗メモ
 今年のブログは怒涛の『ポチの告白』キャンペーンだわ! と思っていたのだが、私の作業が遅れに遅れて、宣伝活動全開モードにならず、東京はいよいよ3月6日まで、となってしまう。

詳細はいつか書ける日が来るかしら?
1月24日の初日舞台挨拶は勘違いで大遅刻!
劇場は人が溢れていた。




『突破者太陽傳』ではカツ婆、『ポチの告白』ではシャブ中男に刃物を突きつけられていた新橋鳩美さんに久しぶりに会う。
女将を務めていた新橋『薩摩しゃも』を閉めたと聞いていたが、お元気そうな様子で安心した。
今後は女優業に専念かしら?

『ポチの告白』を見るのは4回目、2006年9月以来。
映像も迫力あって、美しい。音楽もいい。
完成から3年を経ての公開は本当に嬉しかった。感慨深い。

 1月31日は宮崎学さんと高橋玄さんのトーク。
3時間超の上映後、22時近くからのトーク開始で、宮崎さんはちょっとお疲れの様子だった。
「警察の不作為」についてなど。
会場から「現在大学内で起きている学生弾圧についてご存知ですか?」という質問。
「知りませんでした」と宮崎さん、「個人で闘うしかないでしょ」。

今日も新橋鳩美さんがいらしていて、きっちりお着物。
「(宮崎)先生にお会いするから」とのこと。さすが。
玄さんと新橋さんと一緒に、タクシーに向かう宮崎さんを追い駆ける。

「さっきの先生の話、本当にそうなの!」と労働組合に頼らず個人で会社と闘った話をする新橋さん。
さすがカツ婆、強い!

カツ婆は帰って、玄さんと飲む。きゃあ、緊張する!

「宮崎さんとか玄さんとか、すごい仕事を命懸けでやっていて、そういう人たちに触れて、私は面白くて楽しくていいんですけど、人は私のことなんて面白くないだろうなあ、楽な方へ温い方へと流されて、つまらない人間だなあって、思っちゃうんですよねえ」
なんてつまらない話をしてしまう。
「……そんなこと考えたこともないからわからんなあ」と玄さん。うう、すみません。
「彼氏は面白いんでしょ?」
「めちゃくちゃ面白いです!」
「じゃあいいじゃん」
「そうですかねえ」

そうなのである。だって、楽しいんだもん!面白いんだもん!
私などが必死こいて何者かになろうとしなくても、見ている自分が何者かであるかのように思ってしまうほど強烈な人たち。
そんな人々は、私ごときを「つまんねえ奴だな」と思う暇もないってことだ。
もう、やめやめ、勝負になどならんので、楽しんで、面白がることに一生懸命でいこう。

恋愛話など。またまた緊張する。

三越付近から歌舞伎町にタクシーで帰る、と玄さんが言うので「えー、歩いたほうがいいですよ、メタボ対策」
と言ったら「俺は今日も明日も朝6時から撮影で、クタクタなんだよ!」
あわわわ、すみませんすみません!

あー、ホント緊張するなあー。じゃなくて緊張感足りない、か?