The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

大統領と児童会長

2004-11-03 02:51:50 | 文章道場
 「アホでマヌケなアメリカ白人」のトップに立つブッシュと、魔法使いのおばあさんのような風貌でベトナム戦争の英雄ケリーと、どちらが勝っても面白くない。

 前回大統領選の混乱の反省から、投票システムを変更した選挙区が増えたという。

 しかし新しい電子投票機の重大な欠陥や、投票機メーカーと共和党の繋がり、黒人有権者に対する投票妨害行為などは以前から指摘されている。

 オハイオ州では有権者登録の申請用紙が薄い、などという理由で多くの申請が却下されたとか。

 この分では2000年と同じ混乱が繰り返されるだろう。

 アフガニスタンでも10月9日に大統領選挙が行われた。

 アメリカの駐アフガニスタン大使が立候補取り下げを説得して回ったとか、一人が何回も投票する不正が行われたという訴えがあった。

 神に守られた民主主義の超大国も、戦国時代に戻ってしまった最貧国も、大統領は不正の横行する選挙で選ばれる。

 私が選挙の有権者となった最初の記憶は小学校の児童会長選挙だった。同じクラスの仲の良い女子が立候補した。

 担任教師は「同じクラスだからとか友達だから、という理由で選んではいけない。何を約束したかで決めるのだ」と言った。

 友達は立派な立候補演説をし、学校初の女子児童会長となった。

 誠にキレイな選挙、清き一票であった。
コメント
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