アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

ERIC DOLPHY/LAST DATE

2016年12月12日 23時02分27秒 | ジャズ




今宵の一枚はERIC DOLPHYのLAST DATE。録音は1964年6月、レーベルはLIMELIGHT。文字通りLast dateとなったアルバムである。この録音から僅か27日後に他界享年36歳、あまりに若い。天才ゆえの悲しさだろうか。ERIC DOLPHYといえばOut to Lunchのイメージが強烈で今でもはじめて聴いた時の驚きは、昨日のように覚えている。学生時代、立川のJAZZ喫茶で耳にしたのだ。

とにかく鮮烈、誰にも似ておらず飛翔するかのようなFl、炸裂するbcl。前衛という言葉がこれほど似合う人はいないのではないか。avant-gardeそのものである。アルバムの白眉はB面2曲目、you don't know what love isだろうか。Flのソロとバックのdrumsが絶妙のバランス。どこか室内楽的な趣きもあり、興味深い。


ライブ録音故、音のまずままずで悪くはないが概して平凡。とはいえ、ERICのSoundは録音の良しあしを超越。関係ないかな。



Personnel

ERIC DOLPHY(fl,bcl,as)

MISJA MENGELBERG(piano)

JACQUES SCHOLS(bass)

HAN BENNINK(Drums)


side A

1.EPISTROPHY

2.SOUTH STREET EXIT

3.THE MADRIG SPEAKS,THE PANTHER WALKS


side B

1.HYPOCHRISTMUTREEFUZE

2.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS

3MISS ANN

The Genius of the BUD POWELL

2016年12月12日 00時24分10秒 | ジャズ




今宵の一枚はBAD POWELLのThe Genius of the BUD POWELL。録音は1950年、レーベルはVerve。言わずと知れたJAZZ Pianoの巨人、BAD POWELL。まさに天才に相応しい演奏で、ただただ圧倒される。トリオの演奏になっているが、三人で演奏しているのは、B面の2曲のみ。後はすべてソロ。bassとdrumsもRAY BROWN、BUDDY RICHという名手だがいかんせんBADの前では影が薄い。pianoがリズムセクションをねじ伏せて、piano soloと変わらないから恐れ入った。

録音は残念ながらあまりよくない。モノーラルでもステレオ以上に鮮明な録音もあるが、ジャケットのHI FIはどうも頂けない。これでもっと、音が良ければ、と惜しまれる。


Personnel

BAD POWELL(piano)

RAY BROWN(bass)

BUDDY RICH(drums)


side A

1.Parisienne thorofare

2.Oblivion

3.Dusk in sandi

4.Hallucinations

5.The fruit

side B

1.Tea tor two

2.Hallelujah

3.The last time I saw Paris

4.Just one of those things

5.A nigtingale sang in berkeley square