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セバスチャンとピエール

2008-11-24 17:38:14 | Music
昨夜は冬の星座がたくさん見えたけど、今日はあいにくの雨模様。
でも、終日こもって黙々と原稿を書く身にはちょうどいいかな。

この土日は日仏150周年を記念したFESTIVAL FRANCE GLAMOURのミニコンサートを観に
2日連続Midtown詣で。外苑東通りには、パリと同じシャンゼリゼ・イルミネーションがきらきらと。
シャンパングラスを模したLEDから、時折つーっと流星のような光が零れ落ちるのが新鮮。

芝生のガーデンには、銀河やオリオンなど冬の星座がファンタジックに浮かび上がり。
しかしこの光がなければ、頭上の星空がもっと鮮明に見えるという皮肉な話も。。


そして、深海の海月みたいなシャンデリアが北風に揺らめく一角では、件のミニコンサートが。


土曜はセバスチャン・テリエ。新アルバム『SEXUALITY』のイメージを踏襲しているのか
開脚した女性の美脚写真を左右に大胆に配したステージの中央にて、パリの伊達男全開。


途中からは、髪をすべて顔に被せた上、サングラスで固定して歌うという怪パフォーマンスを披露。
 <チューバッカ?

翌日曜のミニコンサートは、大好きなピエール・バルー。
「男と女」を愛娘マイア・バルーと共にデュエットするピエール。


途中、ステージを離れ、ギャラリーに紛れてマイアのステージを見つめるピエールを発見!
目があうと、にこっと微笑み返してくれた。んー、チャーミング。

マイアはピエールの名曲「VIVRE」の自由奔放なカヴァーも披露。
しかし肝心のピエールが歌ったのがわずか4曲だったのはちょっと残念。もっと聴きたかったなぁ。

帰宅後、ピエールのアルバムを聴く。中でも好きなのはこの2枚。
『Le Pollen』は10代の頃、死ぬほど聴いた。特に「PēPē」と「Perdu(迷い)」。
『Viking Bank』のシンプルなアレンジの「Perdu(Bonus Track)」は珠玉。

PERDU♪「迷った 太陽のないひまわりのように 羅針盤のない船乗りのように 
     ラもソもないミュージシャンのように 目覚まし時計のない労働者のように 迷った…」
こうした比喩が延々連なる歌詞と、鳥が不意に低空飛行するようなピエールの歌声がひどくせつない。


22日(土)はコンサートの後、広尾の閑静な住宅街にあるゆみさん&セージさん夫妻のおうちへ。
セージさんがバースデイケーキの蝋燭(年齢分)をまさかの一気消し! どんな肺活量ですか。


心地よい空間で、ハカセのプロ顔負け料理の数々を堪能しながら すっかりくつろぎモードの我々。
涅槃仏の如きオーリエさんに、レイちゃん(左)、イサムノグチのあかりを背に中腰の変なヒト(私)。

(イサムノグチといえば、、11/21発売『モダン・インテリア』でイサムノグチの記事書いてます)


23日(日)はコンサート後にMidtownと至近のレイちゃんオフィスへ。 
その途上に居た耳欠け猫さん。誰かとお待ち合わせらしく、冬闇にそそくさ消えてしまった。


レイちゃんの小宇宙と化したオフィスで、彼女が十数年前に作成した版画を見せてもらった。
彼女の亡くなった愛猫CHIKITAとレイちゃん自身。その視線と構図に心つかまれた。
どこかトランス アヴァンギャルディアの香りを感じる力作と私は思う。


☆おまけ。

Midtownのショップ「SUMU」でこんな木の実まみれのエッグチェアに遭遇。

この朱いプチプチはサルトリイバラの実。デンマークのフラワーアーティスト
ニコライ・バーグマンの仕業らしい。ヤコブセンもさぞびっくりでしょう。私は好みですが。
(カタログにはエッグチェアを苔で覆った作品も。こちらもぞくぞくするようなビジュアルだった)

その並びのショップ「in Touch」内の期間限定ドイツ雑貨コーナーにて
アンティークのグラスを入手。CHIKITAならぬNIKITA。ハーブを挿してもかわいいかも。

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