黄金週間だバースデイウィークだとうかうかしていたら、幾つかの〆切が眼前に。
週末は桐島かれんさんのインタビューに行った以外は家で黙々と作業していた。
そういうとき、ふと気晴らしに眺めるベランダジャングルの緑が瞳に心に眩しい。
10年前、このマンションに越してきた年にはまだ幼木だった月桂樹↑も今は立派な目隠し役に。
若葉は香りがフレッシュですごく柔らか。料理の香り付け用に鍋に入れるのがかわいそうなほど。
2本(2種)のオリーブも相変わらずわさわさ縦横に繁茂し続けている。
ちょくちょく伐っては部屋に活けているのだが、伐っても伐っても まあよく伸びる伸びる。
かつて自転車で運んで来たなんて、どう見たって信じがたい。
やはり数年前に食べた後、でき心でまいた枇杷も、若葉がびゅんびゅん。
早速 虫にあちこちかじられているけど。。
ぐみも結実。しかし、ここのところずっと小鳥たちがぐみの木にたかっていたのは
どうやら実を食べていたからのようで、この一粒しかもう残っておらず。。
しかしひょっとしたら、一粒だけ残したのは、ことりたちのささやかな温情だったのかも。
まるきり植えた覚えのない金魚草も、純白とピンクの花が春から夏にかけて必ず咲く。
小鳥のふんに種が混じっていたり、植木の土に種が混じっていたりしたのだろう。
そういう身に覚えの無いサプライズも、ベランダガーデナーの密かな歓び。
サプライズといえば、雨の夜明けにカーテンを開けて緑を眺めていたら
ここ1,2年で妙に成長したワビスケの小枝にふわふわの泡が。。
小学生の時に読んだ「ファーブル昆虫記」に出ていたアワフキムシってこれのこと?
この泡に隠れて幼虫が身を護っている?? 悪さしないなら、まあそっとしておこう。
さらにサプライズといえば、、先日、風の強い日に上階で干していたらしいベッドパッドが
オリーブの木にひっかっかっていた。一番驚いたのはオリーブ自身だったかも。
☆
マンション住まいもそうだけど、都心は一軒家でも庭がない場合が多いせいか
軒下がこんなことになっているおうちをよく見かける。軒下ジャングル、シンパシー覚える。
ヒトの緑への飽くことなき欲望と、緑自身のしたたかな生命力のなせる業。
緑のバロック、愛しい。
こちらは無添加シャンプーを買いに立ち寄ったHair Splashさんのエントランスに
生い茂っていたトネリコ。3月頃のブログで書いた名物(?)の「幸福の木」も花期を終え、
いまはトネリコが猛烈成長しているそう。成長中の植物が放つ気はつくづく快いなあ。
☆
先週金曜は、桐島かれんさんが写真家 上田義彦氏と8年間住んでいた昭和初期の洋館
HOUSE OF LOTUSでインタビュー。↓彼女の著書『手作りのある暮し』の表紙や
上田氏が撮った一家のアルバム『at Home』にも登場する実に心地よい空間で
かれんさん独特のゆるぎない美意識の原点を伺い知る。上田氏が大切に育てているという庭の緑と
旧い洋館の佇まいも見事なまでにフォトジェニックで。詳細は6月末発売の『ROSALBA』をぜひ。
ご本人は謙遜していたけど彼女の手描きイラスト↑(『手作りのある暮し』より)にも独特の魅力が。
☆
先日取材した林家木久扇さんの対談などが掲載されている『Kanon 華音』が届いた。
表紙は京都の東福寺にある重森三玲の傑作「方丈庭園」。私も去年訪れた大好きな庭だ。
重森三玲の孫である美術家 重森三明氏(この春訪れた重森三玲庭園美術館の館長でもある)が、
「日本人が枯山水に惹かれる理由」という文を寄せており、日本語の文法構造から、
「“曖昧な私”の国である日本において、枯山水は自己存在を探求するべく極めて有効な装置だった」
という主旨の論を述べており。「私見ながら」と前置きしたうえで、「自己存在の探求が希薄な
現代アートより枯山水の方がよほど新しく今もアクチュアルである」と云っているのが興味深かった。
☆
今週の部屋花。本日18日は、ニキの一周忌「ニキキ」なので、あちこちに花を。
かつてニキリストランテだった辺りに挿していた百合の蕾が、申し合わせたように一斉に咲いた。
週末は桐島かれんさんのインタビューに行った以外は家で黙々と作業していた。
そういうとき、ふと気晴らしに眺めるベランダジャングルの緑が瞳に心に眩しい。
10年前、このマンションに越してきた年にはまだ幼木だった月桂樹↑も今は立派な目隠し役に。
若葉は香りがフレッシュですごく柔らか。料理の香り付け用に鍋に入れるのがかわいそうなほど。
2本(2種)のオリーブも相変わらずわさわさ縦横に繁茂し続けている。
ちょくちょく伐っては部屋に活けているのだが、伐っても伐っても まあよく伸びる伸びる。
かつて自転車で運んで来たなんて、どう見たって信じがたい。
やはり数年前に食べた後、でき心でまいた枇杷も、若葉がびゅんびゅん。
早速 虫にあちこちかじられているけど。。
ぐみも結実。しかし、ここのところずっと小鳥たちがぐみの木にたかっていたのは
どうやら実を食べていたからのようで、この一粒しかもう残っておらず。。
しかしひょっとしたら、一粒だけ残したのは、ことりたちのささやかな温情だったのかも。
まるきり植えた覚えのない金魚草も、純白とピンクの花が春から夏にかけて必ず咲く。
小鳥のふんに種が混じっていたり、植木の土に種が混じっていたりしたのだろう。
そういう身に覚えの無いサプライズも、ベランダガーデナーの密かな歓び。
サプライズといえば、雨の夜明けにカーテンを開けて緑を眺めていたら
ここ1,2年で妙に成長したワビスケの小枝にふわふわの泡が。。
小学生の時に読んだ「ファーブル昆虫記」に出ていたアワフキムシってこれのこと?
この泡に隠れて幼虫が身を護っている?? 悪さしないなら、まあそっとしておこう。
さらにサプライズといえば、、先日、風の強い日に上階で干していたらしいベッドパッドが
オリーブの木にひっかっかっていた。一番驚いたのはオリーブ自身だったかも。
☆
マンション住まいもそうだけど、都心は一軒家でも庭がない場合が多いせいか
軒下がこんなことになっているおうちをよく見かける。軒下ジャングル、シンパシー覚える。
ヒトの緑への飽くことなき欲望と、緑自身のしたたかな生命力のなせる業。
緑のバロック、愛しい。
こちらは無添加シャンプーを買いに立ち寄ったHair Splashさんのエントランスに
生い茂っていたトネリコ。3月頃のブログで書いた名物(?)の「幸福の木」も花期を終え、
いまはトネリコが猛烈成長しているそう。成長中の植物が放つ気はつくづく快いなあ。
☆
先週金曜は、桐島かれんさんが写真家 上田義彦氏と8年間住んでいた昭和初期の洋館
HOUSE OF LOTUSでインタビュー。↓彼女の著書『手作りのある暮し』の表紙や
上田氏が撮った一家のアルバム『at Home』にも登場する実に心地よい空間で
かれんさん独特のゆるぎない美意識の原点を伺い知る。上田氏が大切に育てているという庭の緑と
旧い洋館の佇まいも見事なまでにフォトジェニックで。詳細は6月末発売の『ROSALBA』をぜひ。
ご本人は謙遜していたけど彼女の手描きイラスト↑(『手作りのある暮し』より)にも独特の魅力が。
☆
先日取材した林家木久扇さんの対談などが掲載されている『Kanon 華音』が届いた。
表紙は京都の東福寺にある重森三玲の傑作「方丈庭園」。私も去年訪れた大好きな庭だ。
重森三玲の孫である美術家 重森三明氏(この春訪れた重森三玲庭園美術館の館長でもある)が、
「日本人が枯山水に惹かれる理由」という文を寄せており、日本語の文法構造から、
「“曖昧な私”の国である日本において、枯山水は自己存在を探求するべく極めて有効な装置だった」
という主旨の論を述べており。「私見ながら」と前置きしたうえで、「自己存在の探求が希薄な
現代アートより枯山水の方がよほど新しく今もアクチュアルである」と云っているのが興味深かった。
☆
今週の部屋花。本日18日は、ニキの一周忌「ニキキ」なので、あちこちに花を。
かつてニキリストランテだった辺りに挿していた百合の蕾が、申し合わせたように一斉に咲いた。
迷子になったら困りそうなのでそろそろ変えますね。
「ニキ姫、ありがとう!」
ニキ姫はお部屋にいますよ、きっと。(笑)
ニキはへやにはたぶんいないけど、
こころのなかでは元気に生きています。