一週間近く缶詰になって原稿に追われ、やっと休息が訪れた週末の夜、弟が遊びに来た。
土曜は一緒にミッドタウンへ。ガレリアやガーデンに毒キノコ、もとい、草間彌生の作品が。
FUJIFILM SQUAREで写真展「オランダ人が見た昭和の日々」を開催しており
昭和20~30年代の日本の風景が、単なる異国情緒を超えて活写されていた。
撮影者は日本に赴任していたオランダの銀行員。まるでマグナムばりのフットワークだ。
↓昭和35年 数寄屋橋の日劇前。雑踏の音がたしかに聴こえてくるよう。
ⓒエイスブラント・ロッヘ
☆
ミッドタウンのとらやで開催中の「月と暦展」にも寄り道。月にまつわる和菓子の数々が実に風雅。
これは9月頭にレイちゃんと会った際、一足早くいただいたとらやの月見うさぎ饅頭と月の懐紙。
月を象った懐紙に 白雲にみたてた白い懐紙を重ね、月の満ち欠けを模して遊べる。
月なき夜は みたての月で 月を愛で。うさぎを寝かして寝待ち月。
これは、デザインが気に入って 夏にジャケ買いならぬパッケージ買いした「東京ブラック」。
雲間に浮かぶ満月を、腰手にきりりと仰ぐお相撲さんの画がいい。
ビールはお腹いっぱいになってしまうので、普段はほぼ飲まないけど
一寸味見したら、苦みばしった濃厚な大人味。
☆
原稿に追われている間に 月も細ってきたけど、先週は中秋の名月だった。
これは14日午前1時すぎ、ベランダの月桂樹とぐみの梢越しに現れた ほんのり橙色の月。
この日は残念ながら夜は雨に。
17日、夜明け前にふと窓を見たら、十五夜ばりのきらきらつぶらな月と目があった。
旧い知己に遭遇したような懐かしさ。
17日、明け方の残月。みるみる透明になって消えてしまった。
☆
初夏に一度大伐採した東向きのベランダのグリーンが、夏の間にすっかりまた藪と化してしまい、
伸び放題の朝顔が、階下のおうちの植物にも絡み始めたので、慌てて剪定。
しかし、うっかり開花直前の蕾までちょきんと。。
朝顔の弦を切花にするのは難しいだろうなあと思いつつ、硝子壜に挿してみる。
翌日、一番大きな蕾が開くかと思いきや、そのままポトリと堕ちてしまった。。線香花火みたいに。
2日目、小さかった蕾がふたつ、順調に膨らみ、3日目の朝にゆっくりゆっくり開花。
が、夕方にはついに開花しきることなく萎んでしまった。小さなパフスリーブみたいになって。
・・・来夏またね。
☆
満月前後、ニキが近くにいるような気がした。
ニキが星になって4カ月。朝顔に代わって花も秋めかして。
こっちは去年のちょうど今頃の窓辺。ワレモコウと蓮。しぶい。
去年買ったまま忘れていたイタロ・カルビーノの「柔らかい月」を
昨日、書棚の奥から発掘。たぶん、本が呼んだのだ。「ここだよ」って。
土曜は一緒にミッドタウンへ。ガレリアやガーデンに毒キノコ、もとい、草間彌生の作品が。
FUJIFILM SQUAREで写真展「オランダ人が見た昭和の日々」を開催しており
昭和20~30年代の日本の風景が、単なる異国情緒を超えて活写されていた。
撮影者は日本に赴任していたオランダの銀行員。まるでマグナムばりのフットワークだ。
↓昭和35年 数寄屋橋の日劇前。雑踏の音がたしかに聴こえてくるよう。
ⓒエイスブラント・ロッヘ
☆
ミッドタウンのとらやで開催中の「月と暦展」にも寄り道。月にまつわる和菓子の数々が実に風雅。
これは9月頭にレイちゃんと会った際、一足早くいただいたとらやの月見うさぎ饅頭と月の懐紙。
月を象った懐紙に 白雲にみたてた白い懐紙を重ね、月の満ち欠けを模して遊べる。
月なき夜は みたての月で 月を愛で。うさぎを寝かして寝待ち月。
これは、デザインが気に入って 夏にジャケ買いならぬパッケージ買いした「東京ブラック」。
雲間に浮かぶ満月を、腰手にきりりと仰ぐお相撲さんの画がいい。
ビールはお腹いっぱいになってしまうので、普段はほぼ飲まないけど
一寸味見したら、苦みばしった濃厚な大人味。
☆
原稿に追われている間に 月も細ってきたけど、先週は中秋の名月だった。
これは14日午前1時すぎ、ベランダの月桂樹とぐみの梢越しに現れた ほんのり橙色の月。
この日は残念ながら夜は雨に。
17日、夜明け前にふと窓を見たら、十五夜ばりのきらきらつぶらな月と目があった。
旧い知己に遭遇したような懐かしさ。
17日、明け方の残月。みるみる透明になって消えてしまった。
☆
初夏に一度大伐採した東向きのベランダのグリーンが、夏の間にすっかりまた藪と化してしまい、
伸び放題の朝顔が、階下のおうちの植物にも絡み始めたので、慌てて剪定。
しかし、うっかり開花直前の蕾までちょきんと。。
朝顔の弦を切花にするのは難しいだろうなあと思いつつ、硝子壜に挿してみる。
翌日、一番大きな蕾が開くかと思いきや、そのままポトリと堕ちてしまった。。線香花火みたいに。
2日目、小さかった蕾がふたつ、順調に膨らみ、3日目の朝にゆっくりゆっくり開花。
が、夕方にはついに開花しきることなく萎んでしまった。小さなパフスリーブみたいになって。
・・・来夏またね。
☆
満月前後、ニキが近くにいるような気がした。
ニキが星になって4カ月。朝顔に代わって花も秋めかして。
こっちは去年のちょうど今頃の窓辺。ワレモコウと蓮。しぶい。
去年買ったまま忘れていたイタロ・カルビーノの「柔らかい月」を
昨日、書棚の奥から発掘。たぶん、本が呼んだのだ。「ここだよ」って。