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テルミン、テノリオン、NIKI、NINJA…

2008-10-22 03:38:00 | Music
先日の打ち合わせ帰り、表参道駅に えもいわれぬ悲鳴が響き渡り、一瞬すべての雑踏が凍りついた。
まるで「ダルマさんが転んだ」。しばしの沈黙後、何事もなかったかの如く再び歩き出す人々。
悲鳴の残響も その理由も行末も、メトロの群集に紛れてあっという間に消えてしまった。


16日木曜はコム・デ・ギャルソン出身のデザイナー坂寄さんのブランド「sakayori.」の
春夏コレクションの展示会を見に青山へ。布や洋書を編みこんだ手製の案内状がアート。

さすが凝ったデザインが多く、ついあれこれオーダー。

帰りにキムリエさん&レイちゃんとBlue Stoneへ。たまたま見つけて入ったのだけど
随分と心地よいBar。お店の方に芝生の種をいただいた。Esquire11月号別冊の限定アイテムのよう。
4000個限定らしく、この種袋が4000個集まると、テニスコート4面分の芝生がつくれるのだとか。
シングルスコート1面32㎡として、この袋1個で3.2㎠ の極小芝生ができる計算になる。

うちのベランダにもつくってみようかな、プチ芝生。


17日 金曜は取材で浅草のアサヒアートスクエアへ。スタルクの“金色の泡”を拝むのは久々。
にしてもバブル時代の建築って、今見るとひどく所在なさげ。満月が超然と見下ろしていた。


スタルクのビルの発光する足元。あの頃って、街全体が奇妙に浮ついた劇場だったなぁ。。


この日のお題はTENORI-ON(テノリオン)。
メディアアーティストの岩井俊雄氏とヤマハが共同開発したユニークな電子楽器だ。

イベント会場で実物に触れるまでは、いまいちよくわからなかったのだが、岩井氏の開発秘話や
世界7都市でのライブツアー映像が実に興味深く。ドラムなど生楽器とのセッションもかっこいい!
公式サイトにはアトム・ハートなどがテノリオン演奏している映像もあってなかなか面白い。
記事は12月10日発売のNODEに掲載されるので、ぜひ。
(今発売されている号には、夏に取材した取手アートプロジェクトの記事も。こちらもぜひ)


18日土曜は、前にもblogで触れた阿部海太郎さんのライブ&トークを聞きに
九段のNIKI GALLERY 冊へ(たまたまだけど、ニキ。この日は奇しくもニキの月命日)。


五線譜に書かれたプログラム。「ホテル・バタフライ」のために書かれた曲「日曜日」では、
美しい口笛も披露してくれた。彼の音楽は、決してウェットでも劇的でもないのだけど
不意に何か琴線に触れて涙が出そうになる瞬間がある。キムリエさんも同じことを云っていた。

トークでは、哲学者でありピアニストだったヴラジミール・ジャンケレヴィッチの
「音楽と筆舌に尽くせぬもの」「なんだかわからないものとほとんど無」の興味深い話をしてくれた。
しみじみ、来てよかったなぁと思える時間だった。
その後、キムリエさんと表参道で夜更けまで超年齢的ガールズトーク。たのしかったー


20日 月曜、テノリオンの原稿をメールした後、
去年買ったまま放置していたこの本を引っ張り出してみる。


テノリオンのイベントで岩井俊雄さんが世界最古(1920)の電子楽器テルミンのことを話していて、
この本のことをはたと思い出したのだ。で、作ってみました、付録のテルミン。

試すといきなりミョイ~ンって音が出てびっくり!でもチューニングが難しい…気長にがんばります。


最近の私的音楽事情。夕暮れまでは海太郎さんの前作&新作、夜はニンジャ・チューン。
週末にスパイラルレコードで見つけたNINJA TUNEのMr.スクラフ「ninja tuna」と
おまけにもらった「Ninjazz Mix」が、ニンジャ好きの私にはもうたまらなくツボ。
ツナ缶は苦手ながら、この脱力系ゆるキャラと、往年のニンジャキャラ。どっちもタイプ。



キャラつながりで、妖怪。さっき麻布十番で『和福美 冬号』の打ち上げに参加した際、
妖怪通のカッシーに境港のお土産「妖怪しおりセット」をいただいた。

右から順に人気ベスト10。あ、こなきじじいと あずきあらいは?

『和福美 冬号』が発売に。こちらもぜひ。
夏の京都取材の一部記事や、色コラム、貫地谷しほりさんインタビューなどを書いています。
和福美 2008年 12月号 [雑誌]

ニューハウス出版

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