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如月猫、冬季五輪

2010-02-18 02:15:49 | Cat 猫族の甘い生活

また都心に雪予報。寒いのは苦手ゆえ、取材や打ち合わせ以外はひたすら家で冬猫状態。
窓から見えるにび色の空がいかにも冷え冷えとしているので
部屋のあちこちにオリーブの枝とポピーを飾った。


そんな中、昨日は午後からずっと外で取材。昼過ぎ、日比谷で女優さんのインタビュー。
木枯らし吹く中、春の装いで撮影中も凛としていたプロ魂に恐れ入る。

夜の取材まで随分間があったので、日比谷公園にぶらり。この寒さの中、野良猫たちは
どうしているかなぁと心の字池辺りを漫ろ歩いていたら、足下に何かふわっと触れた。
にゃあ

茶とらくんが私のブーツに頭すりすり。撫でてあげると、ますます すりすり。
被毛の表面は冷たいけれど、その奥の身体はふっかりあったかい。

ふと気づくと、もう一匹 茶とらくんが登場。この子は鈴のついた首輪をつけていて
さらに人懐こい。額と額がくっつかんばかりに近づいても目を細めてふがふがしている。



暖をとりにきた猫でしばし暖をとる私。頭上のカラスも寒そうに身体を膨らませていた。
首輪の子は私の大きなトートバッグに入ろうと何度も何度もバッグに挑んでいた。
そういえば、故ニキも時々このバッグをクッション代わりにしてもたれていたなぁ。。



日比谷公園を後に、後日取材予定の丸の内仲通をてくてく歩き、
通り沿いの「丸の内カフェ」にて読書休憩。
このカフェは図書館のラウンジみたいで時間を忘れる。

カフェの入口には、カウパレードの名残りの牛くんたちが。


夕刻、新丸ビルの「四川豆花飯荘」にて食育イベントの取材。
同じビルの仏料理店「サンス・エ・サヴール」シェフとのコラボレーション料理、奥が深い。。
ちょうどチャイニーズニューイヤー期間だったので、茶芸師のパフォーマンスも目の当たりに。
1m以上ある注ぎ口からアクロバティックな動作で器用に湯を注ぐさまは
日本のミニマムなわびさびとは真逆の世界観。



実はつい先日も、丸の内に出没しており、ブリックスクエアに今春OPENする
三菱一号館美術館にて打ち合わせ。1894年にコンドルが設計したオリジナルを復元した建物、
なんちゃってレトロ洋館とはやはり違う。必見です。




週末、バレンタインデー前日

バンクーバーオリンピックが開幕した。

前回のトリノ五輪開会式のイタリア的演出があまりに私のツボだったのと、
徹頭徹尾ど派手だった北京五輪が未だ脳裏に鮮明に残っているせいか、
今回はほどよく肩の力の抜けた淡白な演出だったように感じた。
ハイチの選手は参加していなかったが、ハイチ出身というカナダ初の黒人総督が、
挨拶でハイチ地震の被害者にも思いを寄せたコメントをしていたのが印象的だった。



翌14日は新月だったが、会場には麗しい満月が。


ごく幼いときからオリンピックは大好きなのだが、とくに冬季五輪は
白い氷雪の中で躍動するアスリートたちの滑走感がたまらなく快い。


どの国が何個メダルを獲ったかにはあまり興味がない。
ただ、ぎりぎりまで鍛え抜かれたアスリートたちの、ひょっとすると神の領域かもしれない
極限を超えたパフォーマンスを目の当たりにすると、心底ぞくぞくする。

昨日はそんなオーラふんぷんたるこのひとに目が釘付けだった。


エフゲニー・プルシェンコ。かなり少年時代から凄い天才であることは一目瞭然だったけど
こんな異次元のいきものになるとは。眼差しが、標的を定めた猫のそれ。迷いがない。
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