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空飛ぶ自由人・2

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映画『ミッション:インポッシブル ファイナルレコニング』

2025年06月05日 23時00分00秒 | 映画関係

[映画紹介]

「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作
前作「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」と
あわせて2部作として製作され、
当初、タイトルは
「ミッション:インポッシブル デッドレコニング Part Two」であったが、
最終的に
「ミッション:インポッシブル ファイナルレコニング」となった。
「ファイナル」? 最終作との話もある?

5月23日から日米同時公開だが、
日本では、先立つ5月17~22日の6日間にわたり
先行上映が行われた。
全米では、「リロ&スティッチ  実写版」に初登場トップを譲ったが、
週末3日間で興収6300万ドルをあげ、
シリーズ史上最高の成績でスタート。
2週目も2位を確保、
累計興収は1億2200万ドルを突破し、
25年に北米で公開された作品の興収ランキングでは7位に。
全世界累計興収は3億5300万ドルに達している。
制作費は推定4億ドルだから、
まだ追いつかない。

題名から「Part Two」は取れたものの、
前作「デッドレコニング」から続く物語が展開。
前作のラストで世界の命運を握る鍵を手にしたイーサン・ハントと、
その鍵によって導かれるイーサンの運命、
悪意ある人工知能“エンティティ”による
世界崩壊の危機を防ぐための奔走、が描かれる。

アメリカ映画常套の3部構成で、
人工知能のソースコードの鍵を巡る
宿敵・ガブリエルとの抗争から
ロンドンに仕掛けられた核兵器の解除。
前作の冒頭で沈没したロシアの潜水艦の座標を捜索し、
潜水してのコア・モジュールの回収。


核保有国の兵器庫がエンティティに占拠され、
核戦争による世界崩壊の危機にあたり、
エンティティを無力化するための
イーサンのぎりぎりの闘争。

最後のくだりは、
エンティティを無力化する「ポイズン・ピル」が、
ガブリエルに盗まれ、
それを取り返すためのすさまじいアクションが展開する。

複葉機で逃げるガブリエルを、イーサンは別の複葉機を奪って追跡し、
空中でガブリエルの飛行機に乗り込む。
ポイズン・ピルを奪われたガブリエルはコックピットから投げ出され、
パラシュートを作動させようとて、尾翼に頭を打って死ぬ。

イーサンは2つ目のパラシュートを見つけ脱出、
落下しながらポイズン・ピルをモジュールに差し込み、
エンティティを騙して物理ドライブにダウンロードさせ、
外界から隔離する計画。
その解除を手伝ってくれてるドガと妻のタペッサが
安全な場所に避難する為の10秒。
エンティティを物理ドライブにダウンロードして、
エンティティに気付かれる前に取りだし、
エンティティを世界のネットワークから外部に移動させる。
その時間はわずか0.1秒。
2つのタイムリミットが緊迫感を盛り上げる。

ポイズン・ピルだのモジュールだの、
エンティティを閉じ込めるだの
理解が追いつかない概念が次々と出て来るので、
よく分からない。
よく分からないまま、
イーサン・ハントの活躍で世界が救われた、
という結論だけ飲み込むしかない。

ただ、プロペラ機の上でのトム・クルーズのアクションは、
スタントを使わず、本人がやっていると知っているだけに、
迫力満点。

とにかく見せ場に続く見せ場で、
おなか一杯。
2時間49分があっという間に過ぎる。
過去作との関連も沢山出て来るが、
記憶が追いつかない。

第5作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」から
監督を務めるクリストファー・マッカリーが続投。
手を抜かない緻密な描写に終始。

5段階評価の「4」

拡大上映中。