空飛ぶ自由人・2

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永住者の税金滞納

2024年08月24日 23時00分00秒 | 様々な話題

産経新聞に↓の記事が出ていた。

永住資格のある外国人の
住民税や国民健康保険料の滞納率
一部の自治体で日本人の3~4倍に上ることが
政府の内部資料で分かったという。

政府が改正入管難民法の審議過程での
7つの自治体を調査した内部資料によると、
ある自治体では令和5年11月末時点で、
日本人世帯のうち国民健康保険料を滞納していたのは約9%だった一方、
外国人世帯では約28%、
永住者世帯に限ると、約29%が滞納していた。
同月時点の住民税の滞納率は
日本人が約4%だったのに対し、
外国人が約20%、永住者が約18%だった。

別の自治体では国民健康保険料について調査。
日本人は納付すべき額の約96%を納めていたが、
外国人全体では約78%、
永住者に限っては約83%しか納付されていなかった。
つまり、日本人4%に対して、
外国人全体では22%、永住者では17%が未納

「永住権を取得しているから、
税金を支払わなくてもら大丈夫」
と言った永住者もいるという。

というのは、
旧来の入管難民法では、
永住資格が取り消せるのは、
資格取得時に虚偽の申請をしていたことが
明らかになった場合などに限られているため、
資格取得後、税金や国民健康保険料の滞納をしても、
永住資格を取り消せないのだ。

こうした制度上の穴から、
永住資格の申請時に滞納分を納税し、
取得後は再び滞納する永住者が多数いることになる。

また、保険証が欲しい時だけ保険料を支払う外国人もいるという。
滞納を繰り返し、
自治体が財産を差し押さえようとすると、
別の自治体に引っ越す例もある。

こうした実情を踏まえ、
政府は6月に入管難民法を改正し、
税金などの悪質な滞納を
永住資格の取り消し要件に追加した。
従って、税金滞納者は、
永住資格が取り消される可能性がある。

これに対し、野党は「根拠がない」、
「外国人を差別的に排除するもの」
反発している。

自治体の運営は住民税によってまかなっている。
ごみ収集・焼却場の運営、治安維持の警察、
消防、道路整備、医療その他を運営する財源は、
住民税だ。
その恩恵を受けるために、
住民税を納付するのは、当然の義務だ。
その義務を果たさないで、恩恵だけ受けるのは、
許されない。
どこをどうすると「根拠がない」と言う意見になるのか不思議だ。

日本人でも納税しない人はいる。
それは、統計学の正規分布から見て、
どうしてもはみ出し者は出て来る。


日本人の4%というのは統計学的に仕方ないことだ。
しかし、外国人の滞納者20%、5倍というのは、
統計上の法則に反した、
意図的なものだと言わざるを得ない。

永住資格とは、日本人と同程度の権利を外国人に認めるものだ。
権利には義務が伴う
義務を果たさない外国人に対しては、
権利を剥奪するのは当然のことだ。

汗水垂らして税金を収めている人に対して、
払わない人に罰則が適用されないのはおかしい。
「正直者が損をする」ような社会を作ってはいけない

もう一つ、↓のような記事もあった。

埼玉県川口市に在留するトルコの少数民族クルド人らが働く
解体工事会社の資材置き場をめぐり、
近隣住民などからの苦情や要望が
過去2年間で70件超にのぼっているという。
廃材などを満載した大型トラックが狭い生活道路を頻繁に出入りし、
住宅の壁や縁石が壊されたり、
トラックの重みで簡易舗装のアスファルト道路が沈み込み、
水道管が破断して水が吹き出すなどの被害が出ている。

最近では、資材置き場に集団で集まり、
大音量の音楽を流す迷惑行為で
警察が出動する騒ぎもあった。
資材置き場にクルド人100人以上が集まり、
20台以上の車両が路上駐車。
大型連休の午後に大音量で中東系の音楽を流して騒いだ。
音は約1キロ離れた場所でも聞こえたという。

近くには特別養護老人ホームや小中学校もある。
住民からの連絡で市議らも駆けつけ、
現場にいたクルド人男性に尋ねたところ
「日本でいう盆踊りのようなものだ」と説明。
路上駐車については
「買い物やトイレにいく車が必要だから、動かせない。
邪魔じゃないからいいだろう」
と移動を拒んだ。
クルド人らはマイクで叫んだり呼びかけたりもしたため
市議が注意すると、日本語を話すリーダー格の男性は
「大金をかけて音響施設を用意したので、
音は絶対に下げない。
音で取り締まりをしてみろ」
と言い放ち、こう続けたという。
「今は日本人の理解が足りないけど、
10年後はわれわれを理解する日が来る」

少し前には、病院でクルド人たちが騒動を起こしたことが報道された。

クルド人が簡単に日本に入国出来るのは、
トルコと日本の間で観光目的でのビザ免除の協定があるからだ。
それで、観光名目で入国し、
期限が過ぎても居座る。
つまり、不法滞在である。
それが発覚しても、難民申請中は、
強制送還が免除されるから、
何度も難民申請する者が出て来る。
最近、その回数が制限された。
また、強制送還しようとすると、
「アバレルヨー」と言って、
飛行機に乗る時暴れる者がいるという。
力で連れ込もうとすると、
意図的に小便をもらして、
旅客機に乗ることが出来なくするという。
滅茶苦茶だ。

クルド人を非難すると、すぐ「ヘイトだ」という人がいる。
そんなことはない。
日本に住むのなら、
日本のルールを守れと言っているだけだ。

この2件、税金の滞納問題とクルド人による騒動は、
深いところでつながっている
日本人社会に根付く「思いやり精神」を理解していないのだ。
日本人の中には、「人に迷惑をかけてはいけない」という文化が
滲み込んでいる。
だから大音響で音楽をかけることを控えるし、
集団での騒動もしない。
電車の乗り降りもちゃんと並ぶし、
来日外国人が日本社会の秩序を驚くほどだ。
それも長い間に日本人全体が社会の中に組み込んだものだ。
税金も保険料も、お互いが支え合うという意識で収めている。
自分が収めなければ、誰かが負担しなければならない、と。
しかし、それを理解しない文化で育った人たちにとっては、
「払わずに済むなら、払わない方が得」
「自分たちの楽しみを優先してどこが悪い」となる。
「郷に入れば郷に従え」というが、
日本に住みたいのなら、
日本の文化を理解することから始めることだ。
「10年後はわれわれを理解するようになる」
ではなく、
「まず、日本の文化を理解せよ」と言いたい。

日本の労働力不足から移民受け入れを唱える人がいるが、
私は反対だ。
日本人の心、日本の文化を理解しない人々が入ってくれば、
日本の良さがなくなってしまう。
なにより、移民を受け入れるということは、
彼らの子孫たちにも責任を持つということなのだ。
島国日本に伝統的に伝わってきた「和」の精神
他の文化の持ち主たちによって損なってはならない。

 


パリ五輪メダルランク3位と閉会式

2024年08月12日 14時10分00秒 | 様々な話題

パリ・オリンピックも昨日で終わり。

結果は、メダルランキングで、日本は第3位

まるで、一時期のGDP1位から3位を見るよう。

居並ぶヨーロッパ勢より上です。

3位になったのは過去に2度あり、1964年東京大会↓と

2020(2021)東京大会。

しかし、それは開催国の優位さがあったからで、
今回のは海外大会での堂々第3位
今まで取れてない種目で金メダルを取ったのが貢献。

で、昨晩深夜の閉会式
斬新さは感心したものの、趣味が悪かった開会式と比べ、まとも。

この構築物は世界地図のようです。

客席の光が古代競技を表現します。

バッハさん、縮んだ? 御年70歳。

このサモトラケのニケ、

実物↓と違くね?

このリングが

吊り上げられて、

五輪になる。

会場と世界の視聴者をわかせたのが、トム・クルーズの登場。

屋根の上。

そこから

飛び降ります。

こんなことを生でやるとは。

日ごろ、スタントを自分でやることを証明。

アスリートたちの歓迎を受け、

ロス市長からオリンピック旗を受け取り、

どこかへ。

自前のバイクに乗って、

会場から去ると、

パリ市中を爆走し(ここからは、先に撮影)

空港に着くと、

飛行機の倉庫室へ。

そのまま、ロスへ向かいます。

「トム・クルーズが競技場の屋根から飛び降り、
五輪旗を受け取ると、
飛行機に飛び乗り、五輪旗をロスに運ぶ( らしい) 」
という噂は知っていましたが、本当にやるとは
会場で飛行機に飛び乗る、と思い違いしていましたので、
そんなの無理だろう、と思っていました。

ロスに着くと、スカイダンビング。

着陸すると、荷物から五輪旗を取り出し、次の走者に渡すと、

見送った場所が。

ハリウッドのサイン。
「OO」を加工して、五輪のマークに。

ただ、この後のミュージシャンの歌がちょっと長かった。
音楽的趣味が合わないから長く感じたのかもしれませんが。

聖火は、こうして、息を吹いて消します。こんなの初めて。

2週間後のパラリンピックにもちゃんとつなげています。


最後は、「マイ・ウェイ」

「マイ・ウェイ」が元々フランスの曲とは知りませんでした。

早かったですね。もう終了とは。

 


寿命の計算

2024年08月02日 23時00分00秒 | 様々な話題

寿命計算機というのがある、
と本で読んで、
それをネットで探していたら、
「寿命タイマー あなたの死亡予定日を教えます」
というのがあったので、


試しにやってみました。

性別・誕生日
住んでいる場所・体形・慢性病があるか・好きな料理の味付け
仕事・どのように出勤通学しているか・運動の頻度
過激な運動の有無・たばこを吸うか・お酒を飲むか


一日どれくらい座っているか・何かかトラブルにあった時どうするか
自分の生活をどう考えるか・病院に通う頻度・毎日の睡眠時間
一日にスマホを使う時間・家族に遺伝症はあるか・右利きか左利きか


など、

20項目の質問に答え、
回答を見ると、
私が死ぬのは、
2029年2月9日
だといいます。
あと4年と198日。

何だ、あと4年しか生きれないのか。

試しに、カミさんのをやってみると、
2043年2月9日
あと18年195日。

カミさんの方が長生き。

カミさんの方が先に行くから、
介護は私がする、と決めていましたので、
予定が狂いました。

ついでにもやってみると、
2060年2月5日
35年201日。

そうか、あと4年しか生きないなら、
いろいろ準備しよう。

と、娘に話したら、
そんなネットの調査なんて、
占いみたいなものだから、
そんなこと、気にする必要はない
と叱られました。

叱られついでに、
ネットに出ている他の寿命診断を
あれこれ試してみました。
質問事項に回答する方式は同じ。

保険会社が運営する「長生き診断」

結果は、平均より長いとのこと。

つまり、あと8年以上生きられる、とのこと。

「あなたの寿命診断」というのをやってみると、

結果がこれ↓。

さっきの「長生き診断」と同じ結果。

「寿命測定」というのをやってみると、結果は↓。

結構幅がありますね。
占いと同様、気休めと思いましょう。

幸い、健康診断も血液検査の結果も良好で、
内視鏡もエコー検査でも、
異常はありません。
眼は裸眼で新聞を読めるし、
歯も昔1本抜いた以外、ちゃんと残っています。

一昨日、「DIE WITH ZERO」の書籍紹介で、
私の老後の生活を紹介しましたが、
結構、楽しい老後
その楽しさを味わうためには、
まだ死にたくない、という想いが最近はしています。

私は昔、65歳で死ぬと豪語しており、
それを過ぎてもむざむざ生きていますが、
もう何があってもおかしくない年齢になりました。
脳血管障害、心臓疾患で
突然死亡なんてあるかもしれません。
交通事故も心配だ。

準備するに越したことはないようです。

 


電車で隅に座る日本人

2024年07月05日 23時00分00秒 | 様々な話題

海外からの訪日客は2か月連続で300万人を越え、
繁華街では、外国人の姿を頻繁に見かける。

その外人客、日本の文化にいろいろ驚いているが、
中でも、電車に乗る時、不思議に思うことがあるという。
一つは、よく言われるように、
車内の静けさ
日本人は公共の場所では静かにする、
という意識が染み付いているからだろう。

もう一つ不思議に思われることは、
電車の座席が隅から埋まっていること。
たしかに、空いている車内で
みんな端に座っている光景はよく目にする。
かく言う私も、空いていさえすれば、
必ず隅の席に座る。

その「端の席を選ぶ」行動心理や背景について、
環境心理学や社会心理学を専門とする、
武蔵野大学名誉教授の小西啓史氏が
アンケートを分析しているので、紹介しよう。

アンケートは今年3月18日に、
2千人を対象に実施。

「電車内で座席が空いていたらどこに座りますか?」との質問に対し、
「端の席」が87.6%
「端の席以外」が5.3%、
「座席には座らない」が7.1%
という回答だった。

アンケートでは約9割の人が
第一の選択として、
端の席を選んでいることがわかり、
日本人には端の席を好む傾向が確かにあることが分かる。

「端の席に座る」理由については、
「一番落ち着くから」
「両側に人がいるのが不快なので」
「できるだけ人と接したくない」
「電車から降りやすいから」などの意見、
「端の座席以外」という人からは、
「ドアの近くは寒いから」
「乗客の乗り降りが気になる」
「端の席は横に立っている人に圧迫される感じがするから」
との声があった。

これについて、
「端の席は、車両内のシートという限られた空間の中で、
他の人と接しなくて済む最も適当な席」
という認識があるからと、小西さんは考える。
「動物の行動から考えても、
外敵から身を守る点で、壁を背にすることは有利です。
電車でも、端の席には片側にポール(手すり)があるので
壁と同じように安心できるのでしょう」

更に、小西さんは、
「端」という位置に抱く印象が、
日本人と海外の人とで違いがあるのかもしれないとも考える。
「日本人のパーソナルスペースは比較的大きく、
プライバシーを守りたいという意識が
外国人よりも強く、
端の席はプライバシーを守る上で最適の席と考える日本人は
多いと言えるのかもしれません」

端に対するイメージについても、
「日本では『隅っこ』に由来するキャラクターの『すみっコぐらし』や、
広い通りではなく細い迷路のような道を探索する『路地裏散策』
が人気になるなど、
『端』について比較的好ましい印象があるように思います。
『隅っこ』や『端』に対してネガティブなイメージがある外国人にとっては、
真ん中も空いているのにわざわざ端の席に座る日本人を見ると、
不思議な感じがするのかもしれません」

まとめると、
端に座るのは「自分のプライバシーを守りたい心理の表れ」
自分の周りに張るバリアーを作っている。
電車内は他人がほとんどなので、
無意識に他者と距離を図ろうとするのは当然のことだという。

更に、自分のパーソナルスペースを無理やり作ろうとする、
ある行為が見受けられる。
「隣の座席に荷物を置く」という行為。
これもまた、自分のパーソナルスペースを守ろうとする心理が働いている。
迷惑な行為だが、その奥に日本人の気質がうかがえる。

電車内がガラガラな時、わざわざ真ん中から座る方も一定数いる。
真ん中の席から座るのは「心が広いオープンな性格の持ち主」といえる。
オープンな性格であればあるほど、
端の席ではなく真ん中から座る傾向が強いという。
だから、端の席に座りたがるのは
内向的な日本人の国民性が影響している。

もっとうがった説としては、
日本人が端を選んでしまう理由として、
「端」は異世界につながる境界線だから、という。
日本人にはウチとソトの境目を明確にするという考え方があるから、
境目をはっきりすることで、日本人は自分の世界を守る。
境目があやふやになると自分の空間が崩れてしまうので、
そういうところから端に座ることで安らぎが得られるのではないか。
家の垣根や玄関の敷居、畳の縁など
日本文化には多くの境界線が存在し、
日本人にとって境界線は普段の生活から大切なものだ、と。

電車の中で座る場所一つ取っても、
日本人論に発展するのが面白い。

 


あゝ都知事選挙

2024年06月27日 23時00分00秒 | 様々な話題

今日は、少々ユーウツな話題。
というよりも、情けない話。
東京都知事選挙のことですよ。

「緑のタヌキ」「白いキツネ」の化かし合い、もそうですが、
大量泡沫候補とポスター掲示板の件。

今回の都知事選には
過去最多を上回る56人が立候補。
昔から東京都知事選挙では
その注目度からか、
多数の候補が立候補する傾向にあり、
近年では1991年に16人、
1999年には19人、2007年には14人、
2014年には16人、2016年には21人、
2020年には22人が立候補し、
今回は新記録の56人が立候補した。
「選挙公報」も莫大な量になるし、
政見放送も11時間かかるという。

多数立候補について、過去の事例では、
1960年4月の栃木県・桑絹村における村長選挙では
分村を巡って村長派と対立した陣営が大量立候補をしたため、
202人が立候補する事態が発生した。
1995年の参議院議員通常選挙では東京選挙区で、
改選議席4に対して72人が立候補したこともある。
選挙の確認団体となるには一定の候補者をそろえる必要があったため。

で、今回の都知事選挙、56人のうち
名前の知られている4、5人を除いて、ほとんどが泡沫候補だ。
泡沫候補(ほうまつこうほ)とは、
当選する見込みが極めて薄い選挙立候補者。
「立候補しても泡のように消えてしまい落選する候補」
という意味からつけられている。

もちろん、立候補するのは自由で、
自分の政治的信条を広く伝える機会を作るのは重要だ。
しかし、立候補が多すぎると、
事務処理上大変なので、
そのために「供託金」制度がある。
立候補の際、一定額を供託し、
有効投票数の10分の1以下しか得票できなかった場合、
供託金を没収する仕組み。
これによって、むやみやたらと立候補者が出ることを予防するためだ。
ちなみに、都知事のような首長選挙の供託金は300万円
前回の2020年選挙の時は、
3位までが10分の1をクリアし、供託金没収をまぬがれた。

(先にあげた桑絹村村長選挙当時は、
 1962年の法改正以前で、
 町村の首長選挙の供託金は不要だったため、
 202人という大量立候補が出現した。)

供託金を没収されてでも、
自分の政治的信条を広く人々に伝えたい、
という人は立候補すればいい。

ただ、供託金300万以上の金が行政の負担になる。
ポスターの印刷費1枚134円が公費負担の他、
ハイヤー、レンタカー、ガソリン代、運転手代、
選挙ハガキ、選挙事務所の看板、選挙運動用の自動車看板、
個人演説会の看板など、
選挙公費負担は一人あたり、最大680万円になる。
こんなことは誰も知らない。
「公費負担」というが、実は「税金」だ。
だから、供託金を支払っても、
当選の可能性のない立候補は、
社会的経費の点からは、
実は迷惑な話なのだ。

しかし、今度の立候補最多56人というのは、ちょっと違う。
政治団体「NHKから国民を守る党」(以下「N党」)が
24名の大量立候補者を立て、
「掲示板ジャック」をしたのだ。
計画的に。

立候補者のポスターを1枚1枚、
計24枚を貼ったというのなら、仕方ない。
しかし、そうではなく、
N党に寄付をした人(立候補者ではない)の作ったポスターを
貼る場所として、N党の候補者のスペースを提供しようという
おかしな話だ。

5月末までなら5000円、
6月1~19日で1万円、
20日以降は3万円を党に寄付すれば、
都内1万4000箇所の掲示板のうち1か所で
好きなポスターを貼れる権利を差し上げようという。
一つの掲示板には最大24枚のポスターを貼ることができる。
5月末までに、全部の権利が完売したとして、
5000円×1万4000箇所で、総額7000万円。
「N党」の供託金総額7200万円に迫る。
立花孝志党首の定例会見では、
5000円コースは約850か所、1万円コースは約150か所、
3万円コースは約25件の“お買い上げ”があったと報告した。
425万円の「売上」だ。

その結果、↓のような光景が現出した。

左右2列ずつ、下1列に同じポスター24枚。

では、24枚のポスターが、なぜ全体を囲むような「凹」型に貼られているのか。

ポスターの貼る場所は、くじによって決まる。
告示日当日に候補者もしくは代理人が、一回目のくじ引きをして、
くじを引く順番が決まる。
そして、2 回目のくじ引きで引き当てた番号がポスターの番号となる。
中央の部分を獲得できるのは、くじで24番までを引いた人だ。

「N党」はくじ引きに参加せず、
24番までが決まった段階で人数分並んで、
25番から48番までの連番を獲得したらしい。
全て計画的だ。

しかも、ポスターの内容が問題。
写真は、候補者とは全く関係のない人物キックボクサー
生き物のイラストなど。
女性専用風俗の広告もあり、
SNSに誘導されるQRコードが記載されていた。
警視庁が、風営法に抵触するとして警告し、
別のポスターに貼り直した。


中には、全裸に近い写真を掲載する者も出て来て、
「子供の目に触れる」と抗議が殺到、
迷惑防止条例に抵触するというので
注意を受け、撤回した。

次々と滑稽な話が出て来る。
こんなことは初めて。
おそろしく品性の無い話だ。

この前代未聞の事態に、林芳正官房長官は記者会見で
「(掲示板は)候補者以外が使用できるものではない」と発言。
松本剛明総務相も
「公選法上、掲示の権利を売買するものとはされていない」と述べた。
しかし、林長官は、
「記載内容を直接制限する規定はない」とも述べている。

要するに、今回の事態は、誰も想定していないものだった。
立候補者以外の人のポスターを貼るなどとは、誰も考えなかった。
しかも、金を払って、その権利を買うなどとは。
普通の常識ある人ならしない
なのにした。
おかしな精神構造の人間が。
少数の変わった人のせいで、
費用もかかり、
それだけでなく、
選挙制度までおちょくられた。

もう時代が変わったのだ。
長年続いた制度の疲弊が現われたのではないか。
選挙のたびに作られ、
投票が終わると解体される掲示板。
誰が見るというのか。
候補者のポスターは、投票所前に掲げれば十分で、
1万数千箇所も掲示する必要はない。
税金コストだけでなく、選挙管理委員会の人的コストも抑えることができる。

さて、このポスター事件、どういう展開になるか。
今は警察は動いていない。
選挙結果に影響が出たと批判されるのを恐れているのだ。
しかし、投票が終わった途端、
動き出すと思われる。
公職選挙法第144条の2第8項には、
選挙運動のために使用するポスターは、
掲示場ごとに候補者1人につきそれぞれ一枚を限り掲示するほかは、
掲示することができない、
と書かれている。
候補者1人につき、それぞれ一枚。
候補者でない者がポスターを貼ることができない。
まして、与えられたスペースを売買出来るものではない。
明らかな公職選挙法違反だ。
選挙が終わったら、立花孝志党首党首は逮捕されるだろう。

このことに関連して、
「れいわ新選組」の参議院議員1年ごと輪番制を思い出す。

2023年1月16日、
うつ病の症状により議員活動を休止していた水道橋博士が議員辞職。
比例代表だったため、個人得票順で次点となっていた大島九州男が
繰り上げ当選となった。
山本太郎代表は、記者会見で「残りの任期を有効に活用したい」として、
「れいわローテーション」と名付けて
比例名簿登載者のうち個人得票の多い順に5人が1年ごとに辞職し、
残り任期を5人が交代で務めると明らかにした。
議員職のリレー。
これも、想定外の出来事だ。
経験が必要な国会議員を、1年ごとに取り換えるとは、と批判が集中した。
結局、大島氏が辞職に納得しなかったため、
「れいわローテーション」による議員の交代は頓挫。
かろうじて、常識が守られたのだ。

この二つの事例は、
普通の常識のある人なら、するはずのないことだ。
なのに、恥じらいもなく、してしまう。
最近、日本は、こういうヘンテコな人物のすることで、
浸食されている。
外国人が見たら、笑うだろう。
「日本人って、馬鹿なの?」

今回の事態、「罰ゲームだ」と言った人がいるという。
「普段政治に無関心だから、これは都民に対する天罰です」と。

都民も、日本国民も可哀そう。