地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

冬の霜【おおみそかの夜にサンタさん?  世界の子育て・ロシア編 】

2013-11-22 12:15:24 | 今日の御言葉



感謝を知らない者の希望は冬の霜のように解け、
無用な水のように流れ去ってしまうからである。

「知恵の書」/ 16章 29節
旧約聖書続編 新共同訳




無条件に天の前に捧げ、
み意のままに任せる心が必要です。
神様は私の父ですから、
私がいなければならない所を一番良く知って、
私が一番幸福になり、
満足を感じ得る場所に導いてくださいます。





★おおみそかの夜にサンタさん? 
世界の子育て・ロシア編

◆朝日新聞デジタル2013年11月20日17時39分



■茂庭マルガリータさん(33) 

 年末年始はどこの家庭も忙しいと思いますが、我が家もこの時期は大忙し。日本とロシア、両方の恒例行事が目白押しだからです。息子が生まれ、日本に住む以上は、友達の家庭と行事がずれないようにと考えました。

 12月25日は自宅で日本式のクリスマス、27日か28日には日本に住むロシア人の友人たちとロシアのお正月パーティー、年末は家族でスキーへ。新年3日は東京都内の夫の実家へ、7日はロシアの家族にクリスマスのメールを送る、といった感じです。

 そう、ロシアでは年があけてからクリスマスが来ます。同じキリスト教でも、ロシア正教は、カトリックとは異なる暦を使うためです。

 そして、カトリックの国々とは違い、クリスマスよりお正月の方が大事なイベントと考えられています。ソ連時代には宗教的な行事が禁じられていたため、お正月の「地位」が相対的に高まったという説もあります。

 お正月には家族が集まり、食卓を埋め尽くすほどの料理を囲みます。欠かせないのがシャンパンとオリヴィエサラダ。じゃがいもやにんじん、ピクルス、ゆで卵などをさいの目に切り、マヨネーズで和えたものです。

 また、日本の「お正月飾り」の位置づけで、クリスマスツリーや新年の干支(えと)の動物の置物を飾ったり、打ち上げ花火をしたりもします。ある意味、ロシアのお正月は西洋・東洋折衷の大イベントとも言えます。

 そして、おおみそかの夜に子どもたちにプレゼントを届けに来るのが、サンタならぬ「デッド・マロース」。ロシアの民間伝承に出てくる人物で、デッドは「おじいさん」、マロースは「厳寒」を意味し、長いあごひげに大きな帽子、長いマント姿が特徴です。また、デッド・マロースの孫娘「スニグーラチカ」(雪娘)も一緒に来ます。

 息子は年末のロシアのパーティーで、デッド・マロースから定番の甘いお菓子とみかんの袋詰めをもらうのを、毎年楽しみにしています。

(構成・前田育穂)

【今日の御言葉】