Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

インタビュー記事 V  [maxmovie]

2008-09-14 23:37:50 | Suda on J.J.Y.


先週末にひき続き、秋夕だというのに今週末も 『神機箭』 の出演者はソウル市内の舞台挨拶に出て行ったようです(見たかったなぁ)。

秋夕といえば、ちょっと笑えた話。昨日だったか、(日本の)ニュースで韓国の秋夕をとりあげていたのですが、あれほどアメリカ産牛肉輸入反対、反対とデモを繰り返していたにも関わらず、オリンピックで韓国選手がめざましい活躍を見せるや、そのシュプレッヒコールはかき消され、秋夕入りする前は、みなさんご馳走の準備でアメリカ産牛肉の売場には長蛇の列

アジュンマも、アジョシも、「あい、アメリカ人だってみんな食べてるんだから死ぬわけないじゃない」、「国産より安いんだもん」と。今頃、家庭の食卓にはアメリカ牛肉が並んでいるのでしょうか。

あれあれ、あの熱~い  ロウソク集会は一体なんだったのでしょうかね(笑)。今では、あんなこともあったね~ぐらいに笑い飛ばしているアジュンマが、なーんか憎めないなぁと思ったのでした。



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<神機箭> アクション、ロマンス、コメディーまで合わせたチョン・ジェヨン
 link to maxmovie 08/09/12)

       

俳優チョン・ジェヨンにとって、映画 <神機箭> は 「あまりに長い撮影で、とても苦労した作品」 だ。 そのために興行について心配している。彼の憂慮にもかかわらず、<神機箭> は、チョン・ジェヨンが私たちを失望させない俳優だということを今一度確認するようにする作品だ。 今回のインタビューを通じて、チョン・ジェヨンが紹介する <神機箭> の魅力をさぐり、アクション、ロマンス、コメディー演技まで、どれひとつをとってもひけをとらない彼の演技を、<神機箭> を通じて確認してもらいたいものだ。


<神機箭> は、アクション場面が最も素晴らしくて派手だ。アクション演技に対して先に話して。

コンセプトが入ったアクションでした。 キム・ユジン監督は、派手なアクションより感情のアクションが好きです。人物たちの性格や関係がドラマの中に溶け込んでいるアクションが好きなので、アクションごとにどれもキャラクターを意味していますよ。 ハイライト場面で馬を踏んで跳ね上がる場面は危険なので、代役を使いました。 死んだ馬でなく生きている馬が起きあがる時に、乗って(高いところに)上るシーンであったためスタントマンを使いましたが、スタントマンでも危険な部分でした。その場面を除き、私が直接演じました。


今までフィルモグラフィーを見ると、<神機箭> は初めて挑戦した史劇だ。

「挑戦」 という表現を使うと、すべての作品がみな挑戦でしょう。 また、史劇を 2、3 編以上すれば、史劇ばかりするのかと、はっきりそう仰るでしょう(笑)。どうしても現代物よりなじみがなかったのですよ。 私は TV ドラマで史劇をあまり見ない方です。 映画でも史劇映画をあまり見ない方です。 スケールが大きい中国映画は、多くの人材、アクション シーンのために見る程度で、ほとんどの史劇はちょっと退屈に思っていましたよ。 外国の史劇だからいいかというと、<グラディエーター> や <トロイ> などいくつかの作品除いて、外国の史劇も退屈です。 <ロードオブザリング> も面白味はあるが、最後の 30 分を見るために 4 時間をこらえなければならないでしょう(笑)。そうしたスケールの大きさで見ることはありますが、ドラマで史劇を好む方ではありません。 そうした部分で、色々と慣れなかったので <神機箭> は現代物よりは負担が多かった作品でした。演技を史劇らしくすべきですから。 それで始める前までは負担に感じましたが、キム・ユジン監督が心配する必要ないと仰いましたよ。


史劇を好まないにもかかわらず、<神機箭> を選択した理由は何か?

シナリオよりも、実のところ監督でした。キム・ユジン監督と一度お会いして仕事をしてみたかったし、しながらやはりさすがだという気がしました。俳優として、後輩として、映画にかかわる人として、人間的にも勉強したことも多くていろいろ感じた点が多かったんですよ。


キム・ユジン監督の演技指導はどのようなスタイルなのか。

序盤には、キャラクターをおさえておかなければならないから少し気を遣われました。 序盤を過ぎると解釈しろとおっしゃいましたよ。 他の見方をすれば、「ソルジュ」 という人物はとても起伏が激しい人物です。 色々なものをみな持っている人物なので。 私が「監督、どのように演じるべきですか」と尋ねると、「そのまま、君がやりたい通りにすれば、それがソルジュで、観客らがソルジュを見た時、ソルジュがこのようにすれば 「あっ、こんな面があるんだな」、そのようにすれば「あっ、そんな面があるんだな」と別々に見るから、大きい枠組みの中から抜け出さなければ大丈夫だと言われました。 キャラクターに対して深く悩んではならない、閉じ込めてはならない、そのような意味の話をたくさんしました。


朝鮮時代の若き CEO、負褓商ソルジュ

<正しく生きよう> のチョン・ドマンも、<公共の敵 3> のイ・ウォンスルなど既に演じたキャラクターは性格がとても明確だった。 <神機箭> のソルジュは若き商人であり、武芸に優れて、火薬専門家でもある。その上、ロマンティックで、コミカルで、とても複合的なキャラクターだ。

漫画に出てきそうなキャラクターでしょう。 ある記者の方が <シティ ハンター> に出てくる男性主人公のようだと言われましたよ。 ある時は 女好きで誘惑し、危険な事件を解決する時は全く違う姿で。 他の見方をすると、ちょっと現実感のない人物でしょう。 ありふれていない、普通の人ではない、そうしキャラクターでしょう。 私たちが学校で習った、学校で若干誇張された伝説的な人物として残っている、そのような人物の中の 1 人でしょう (笑)。それより、むしろ他の映画より演技は、骨が折れませんでした。 肉体的に辛かった (笑)。キャラクターに対しては簡単にアプローチして、そうした負担はありませんでした。アクションシーンがとても多くて、肉体的な苦痛は、他の映画をみな合わせたより大変だったんですよ。


映画で刀を初めて使い、馬も初めて乗ったのか。

銃は <ガン&トークス> で一度使いましたよ。 アクションシーンの練習が大変だったし、撮影するのは大変だったんですよ。 練習したのは 2 ヵ月ぐらいたっだか? 撮影に入る前にして、撮影期間が長くて約 9 ヶ月撮影するから撮影期間中ずっとずっと練習して、アクションシーンを撮る何日か前に練習して。 大変だった点は、一対一で戦うのはまだ大丈夫でしたが、一群で大勢で戦う場面が多いのです。そのため、「和」 が難しいです。組み立てるのが。 アクション シーンは、映画になればどれも編集されてリズムに合うようにぴったりと上手く見せるけれど、撮影する時は途方もなく撮影しますね。


後半のハイライトアクション場面は 20 分の分量なのに、2 ヵ月ほど撮影したと聞いた。

2 ヶ月まではいかなくて 1 ヶ月半程度。その場面は四方が的だから大変だったんですよ (笑)。製作費も多くかかって、撮影自体が最後の戦闘よりも激しかったです。ほとんど阿鼻地獄でした。 一日の製作にかかる費用が 5000 万ウォンほどでしたから。 撮影は冬だったし、山があったため朝から陽が落ちるまで撮りました。 何より製作費がかかって大変だったんですよ。


映画でソルジュとホンリのロマンスは、最も笑わせた場面であり、面はゆく感じられたりもする。

史劇をやっていると、表現方法が現代の人々のロマンスよりは、若干鳥肌が立つ面があります。 私もそのようなセリフと行動がちょっとそのようではないかと監督に話したことがありましたが、監督が本当に愛すると、みな鳥肌が立つようなものだと話されましたよ。 私たちも人々がいる時は、そんな風にはせず、いくらタフな男も、いくらぶりっ子の女も自分が愛する人といる時は、他人が見ると鳥肌が立つようにみっともなくて見られたもんじゃないでしょう。そういう話なんですよ。そうした姿をはばかることなく見せるから、見られてしまったようだと感じるはずで。冷静に考えると、私たちもみなそのようにするでしょう。 取り出してみるのは大変だけれど、監督は、そうすることで、ソルジュとホンリの真心がどういうものか正確に伝わると、そのようなお考えだったようです。


映画でホ・ジュノ氏が演じたチャンガンとソルジュの関係を見ると、過去に怨恨があったように見られる。

漠然と推測するに、ソルジュとチャンガンは同じ苦労をして、次の政権へ移ってきた人です。 例えば、ノ・ムヒョン政権から、イ・ミョンバク政権に移ったが、チャンガンは大統領府警護室長で、どんな王が来ようと、武官はそのまま次の政権に移ることができます。 ソルジュの父親や、京営を兄に任せたクム・オスの父親は、新しい政権では逆賊として追い込まれたのでしょう。なので以前にはソルジュやチャンガンもみな武官の家であるから、仲が良かったのでしょう。良かったが、互いの関係が変わったのでしょう。 チャンガンが間違ったのではなくて。 それで個人的には仲が良いが、父親の関係上、現政権にある人とは敵のようになったことでしょう。 ソルジュの背景について、観客はきがかりでしょう。 それは若干ややこしいからなのです。 この頃、負褓商と言えば卑しい身分だったのでしょう。 実際のところ。その当時の商売人も身分に基づいており、能力で認められるわけではない時代だから。 他の見方をすればソルジュは商売人というより事業する人です。 若きベンチャー企業の CEO (笑)。


撮影前に神機箭についていろいろ勉強したのか。

基本知識を何か特別に持つ必要はありません。 そのまま知っていることだけが、知っていることで。ソルジュは特に。 ホンリはいろんなことを知っていなければならなくて、チャンガンもいろいろ知っていたでしょう。 映画でもそのようなセリフがあるでしょう。「その新しさというものは、一体何なのか」 と。ソルジュには分からないです。 単にこうしたものがあるからなのか、本当にそんなことがあるのか、何がそうなっているのか。 試験発射する場面も実際に発射しましたし。


撮影中、神機箭の姿を直接見てどうだったか。

珍しかったです。 本当に神機箭が飛んで行くと、炸裂して、一度に 100 発ずつ飛んで行って。 その時当時本当にすごかったのだと思いましたよ。 どれくらいすごかったのかは、事実を確認できなくて。 なぜ消えたか残念で。 西洋より何百年も先んじたというのに、そのまま発達すれば私たちにとってより良い武器の発展になったはずなのに残念です。


最も記憶に残るセリフがあるならば・・・

後半で短く出てくるのですが、世宗の 「荷物は王で、あなたたちはファン・ジニだ」 というセリフ。本当に素敵なセリフです。 本当に。そんなことが良かったと感じたとすれば、よくついて行ったことになるでしょう。 ほぼ 2 時間後にそのセリフが出てくるのに、そのセリフに共感して、素敵なセリフだと感じれば、それは半分は成功したことでしょう。 そうでなければ、これほど幼稚なセリフはないですよね。教訓与えようと特別な言葉は尽きてしまい、このように受け入れることもできますね。 映画はその差であると思います。 ついて行くか、ついて行くことができないかによって、受け入れる感じは、ずいぶんと大きく変わるようですです。


ただ、今回の映画について心配しているようだが。

今回はあまりにも長い期間撮影して、あまりにも苦労が多かったです。 私は何かまたどうせ作品をすれば良いから。 ところが製作費が大きくて、ものすごく緊張しています。 韓国映画はリレーのような感じがしますよ。 <カン・チョルジュン>、<奴奴奴> の興行以後に韓国映画の興行が若干折れたではないですか。 もう一度 <神機箭> がうまくいって、10 月に <モダンボーイ>、<GO GO 70> と大作にバトンを渡して上手くいってこそ 「韓国映画をちょっと見てみよう」 となるのに、途中でばたんと転ぶと、また暮らしが難しいでしょう。 それで負担が大きくて、監督やスタッフもあまりにも苦労が多かったので、心配が多いです。 途方もなくうまくいくことより、損害さえなければ良いし。 この映画がさげすまされたり、教訓の映画の扱いをうけなければいいですね 。


パートナー チャン・ジン監督と新しい作品の計画はないか。

チャン・ジン監督もこの頃忙しくて、連絡できなかったが、シナリオ集を出して、演劇レパートリーを書きながら過ごしているようです。 当分は共同作業する計画ないです。


<神機箭> 以後に史劇ドラマの交渉がものすごく入らないだろうか。

(笑) ドラマ史劇はちょっとディテールすることができません。 ドラマも演技も。 史劇の演技というは、最もむっつりした姿がぴったりな感じでしょう。 喜怒哀楽を正確に表現するべきなのに。こうしたことは、リアリティーが出ないようです。エネルギーは届くけれど。


最近は <キムさん漂流記> の撮影中だ。

夜を明かして撮っています。 撮影許可の降りなかったパムソムでも撮りました。 <グェムル> の時も撮影許可が降りなかったのですが、初めて許可がおりました。 許可が出なければすべて CG で表現しなければならなかったのに、幸い許可が降りて撮っています。 冬に撮ることができる映画ではないので、11 月まで撮影する計画だよ。 リョウォンは、分量を別に撮らなければならなくて、早く撮ることができる映画ではありません。


<金さん漂流記> 以後の計画は。

今年は <カン・チョルジュン> と <神機箭> がともに封切りし、今まで休んでました。 休んでもう <金さん漂流記> の撮影入りました。 <神機箭> を撮って 1  ヶ月ほどた休んで <カン・チョルジュン> を撮って、封切って、今まで数ヶ月休みましたよ。


最後にマックスムービー会員へ、秋夕の挨拶をお願いする。

今年は秋夕が短くて、茶礼の儀式を行って墓参りに行くのも大変だから、今年はちょっとやめて映画に代えるのは (笑)。故郷に行けなければ、故郷に行った気持ちになれる <神機箭> と共に秋夕を送っていただけるといいですね (笑)。


 

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[キム・ユジン監督 vs イ・ジュニク監督] 2 人のオールドボーイが夢見る夢
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キム・ユジン監督とイ・ジュニク監督の対談
とーっても長いのですが、ちょっと面白かったです。『あなたは遠いところへ』 の興行成績が思わしくなかったイ・ジュニク監督がボヤいていたり(笑)。史劇って大変よね~みたいな話とか。


▼ 神機箭製作白書
神機箭を凌駕する 神機箭 製作白書 ① - 「神機箭」 映画になるまで
link to movieweek 08/09/01)

神機箭を凌駕する 神機箭 製作白書 ② - 「神機箭」 復元記
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神機箭を凌駕する 神機箭 製作白書 ③ - 「神機箭」 全国を縫う
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神機箭を凌駕する 神機箭 製作白書 ④ -  「神機箭」 こうして完成された
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