Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

インタビュー記事 III  [Movieweek]

2008-09-04 02:27:47 | Suda on J.J.Y.


本日ようやく 『神機箭』 の公開日を迎えました~。
ずいぶん待たせてもらいましたが、いざ公開となっても見に行けないのは残念ですが。
まだ史劇ブームはまだ衰えていないようですから、是非日本でも公開して~と願うばかりです。

 

 

Movieweek の記事 ( link to) いつもどおり私流訳です、あしからず。
Movieweek の動画 ( link to)

*記事内、ハン・ウンジョンのインタビューはカットしています(笑)。


チョン・ジェヨン&ハン・ウンジョン、「ひっそりと目でやりとりし激しく演技する」

歴史に埋もれていた世界最初ロケット火砲 「神機箭」 が映画で完成された。 隠された歴史の中には驚くべき威力を持った神機箭があり、神機箭を作った人々の話がある。 上品ながら同時に愉快さを失わない架空の話を導いた二人、チョン・ジェヨンとハン・ウンジョンに会った。 ひそやかに目でやりとりする二人は <神機箭> の中で激しく演技した。

チョン・ジェヨン●●根気よく努力してぶつかって●●

チョン・ジェヨンはキム・ユジン監督を信じた。 <ワイルドカード> は既存の刑事物とは出来ばえが違った。 <約束> も既存のメローとは違った。 本来史劇が好きでなかった彼が一度もやってみたことのない史劇 <神機箭> を選択したのは、そのような理由であった。 大衆の難しさを誰よりよく分かるので、「短所より長所が多い」映画を選択したのはあまりにも当然だった。

「ソルジュは色々な面でこれまで私がやってきたキャラクターと大いに違う。これほどセリフを早くまわしてもいいのかと思うほど呼吸が早かった。オーバーなのではないかという心配もあったし。 だがこの映画が流れるリズムでソルジュという人物が当然しなければならない役割だった。」

途中、途中で、映画を楽しくするコミック要素も、いつものチョン・ジェヨン式コメディーとは違う。 以前に演じたコメディーが無愛想にぷつんと投げる形だったら、今度はほとんどスラップスティックコメディーに近いだろう。からだを忙しく動かしている。 顔の筋肉がブルブル震えるほど鋭敏な表情も出てくる。 だが人物を誇張させたり流れを飛ばすようにはしない。 史劇であったため、そして他の場面で、威厳のある面を合わせながら狡猾なソルジュの姿が完成されるというのが分かった。

「一番最初に監督が望んでいる流れを理解しなければならなかった。 この場面で果たしてソルジュはどんな感じであろうかと悩んだ。 もし観客がソルジュを、<神機箭> を無視するならば、それは作る人が流れを理解していなかったということになるのではないか。」

衣装もヘアースタイルも慣れなかった。 春夏秋冬の四季を通じて、全国を縫って撮影したし、激しいアクションを消化した。 ある日は撮影が中断されるほど激しい高熱に苦しめられることもあった。 以前とは違った演技に自ら疑問に感じることもあった。 だが彼は流れを読んだ。 いつも通りにはできないということを分かっていた。 俳優が、真実というものをもっと堅く信じなければならなかった。 心より真剣に演技しなければ観客がその心を感じることができないことをソルジュをを通じて証明しなければならなかった。

「結局、演技というものは、舞台でもスクリーンでも、どれほど(その人物を)生きようと努力するかが問題であるようだ。 いくらディレクションが正確であっても、俳優が正確に演技することはできない。何かが欠けている感は拭えない。 演出が要求する感覚に、プラスアルファで私が消化して、近づけるように接するように表現しなければならない。 その人物を生きようと努力しなければならないということだ。」

世の中は大きい舞台で、彼はその舞台の上で瞬間瞬間を演技している。 日常のすべてが彼のモデルであり、作品をする瞬間も、結局はチョン・ジェヨンという俳優のトレーニング過程にすぎない。 自分の分野ではないから、つくづくと眺めるのだ。 休むことなく駆け回るのは、単純に彼を求める作品があるからというだけではない。 最近の彼はますます宿題が増える気分だ。 端役で主演で、シーンが一つ二つ増えると、背負っている責任も少しずつ増えていく。

「良い俳優は良い目を持たなければならない。 それがうまくできないから、一生戦いである。 私たちの監督も同じで。 初めて撮ったアクションシーン、CG作業が必要な撮影なのに、専門家に最大限任せるものの、自分の頭の中に描き出した場面をそのまま抜き取ったよ。「どこそこだけが良かったよ」という映画は困る。 各々が明確に完ぺきでなくても「和」が良い映画が必要だ。 <神機箭> がそうだ。 ドラマを導くために、話に壮大な心をこめた入れた映画だ。」

以前 <ガン&トークス> でちょうど注目され始める頃、彼は演技上手くする俳優と評価されたかった。そしてその目標は今でも同じだ。今後も同じだ。

「今は良く言ってくれるが、このまま何年間停滞すると明らかに「あの時は上手だった…」ということになる。 演技力が空からぽとんと落ちるのか? それは違う。 演技が上手だというのは世の中を見る目、作品を選択する目が良いということだ。 どんな作品を選択して、どんな演技をして、観客が真っ青にならないほどの鮮度を維持するかが結局長く演技するカギになるだろう。 最上の鮮度を維持するよりは、ある程度の鮮度を維持しながら、また他の包装をすることだ。」

チョン・ジェヨンはいつも変奏を繰り返してきた。 それは俳優としての鮮度を維持しながら、ますます増える宿題を消化する彼のやり方だ。 正しい、枠にはまった人物は止める。 だからといって、ふらついているような人物をわざわざ探すのではない。 好みというより、それが今の世の中に合うリアリティーであるためだ。

「以前には典型的な演技が通じた。 人々はマナー良くて素晴らしい俳優を見ながら、ふと目覚めた。 あたかも原始人が、それまで分からなかったことを見て悟るように。 そのようなある日ジェームズ・ディーンという、ふらついている俳優が 1 人登場したが、これがとても素晴らしいというわけだ。 その時からはこれがリアリティーとなる。 変わるということだ。 今の我が国も同じだ。 「この程度ならなんとかなるだろう」 ではとんでもない。 さらにディテールに凝らなければならなくて、細心にならなければならない。 大衆の目はますます高くなっている。」

オリンピック代表チームを熱情的に応援するのを見て、「私は何をしているか」 と反省を先にする俳優がチョン・ジェヨンだ。 俳優は運が7割、努力が3割だと言うが、努力なしでは絶対に良い俳優になれないことを確信する俳優もまたチョン・ジェヨンだ。 その俳優チョン・ジェヨンが <神機箭> で自らを評価した。 成績表を公開するところではないが、なんだか満足な点数を得たような剛健な表情だ。

イ・ユジン記者