Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

Bulldog on NBNT

2007-05-24 23:11:58 | Suda on J.J.Y.


ネットサーフィンをしていたら、何気に『血も涙もなく』の海外版DVDのパッケージでステキなものを見つけました。

このフランス版(左)、いいじゃないですか・・・Bulldogくんの金歯見えているのです・・・
これ欲しいなぁ・・・
 
   フランス版↓                ドイツ版↓
     

   北米版↓                UK版↓
    
  

日本版DVDも楽しみ・・・SPOさん、もちろん出してくれるよね。その際は、Director's Cut版にしてね~

ついでに、海外でのレビューも検索でたまたまひっかかったものを3つほど読んでみました。londonistというサイトのレビュー(L)と、フランス(語)の映画サイトのレビュー(F)と、あと一般サイト(G)・・・手放しのほめ言葉ではないけれど、特に人物キャラ、アクション、スピード感が魅力的に映っているようでした。 

この作品は、入り組んだ折り重なるプロットでありながら、フリーフォールのように最後には全員がビシッと決まって、拍手したくなる作品だ・・・ (L)
小さな人間関係の輪がいくつも重なりあって、最終的にその輪が噛みあうという印象はありますね。

この作品は、キャラクターの魅力がたっぷり詰め込まれている・・・女2人の組み合わせは「テルマ&ルイーズ」を思いおこさせる。・・・ (L)
キャラクター設定については、かなり評価が高いですね。

話の展開ペースに巻き込まれていくが、決して混乱することなく、描写も細かく、不変的なテーマは情(love)と義(loyalty)である。・・・ (L)
情は一貫して流れていましたが、義の部分は反語的ですかね。騙して、欺いての連続だから、信用できるのは誰かということより、カバンの行方を追ってしまいますね。

過去に『オールドボーイ』でタコに苦い思い出がある方、闘犬に抵抗がある方、ご心配は無用。陰気くさい映画(dark movie)ではありません。・・・ (L)
タコの踊り食いの場面のことですね。欧米ではタコは悪の象徴なので、食べない習慣が残っているのです。とくにアングロサクソン系。イタリア、スペイン、地中海沿岸地域では、食材として親しまれていますが。アングロサクソン系からすると、タコを食べる、しかも活きているタコを食べるという行為自体、目を疑うようなショッキングな場面だったに違いありません。

ヘビーなバイオレンスがあるため、見る前に心づもりをしてください・・・ (G)
バイオレンスシーンについては評価が分かれるのは当然ですね。アクションそのもののレベルの高さは、認められているようですが、コンテンツとして楽しいかどうかは見る人によりますよね・・・

登場人物の善悪を問うではなく、全員が善と悪の間をさまよっている(drift)・・・ (G)
面白い表現だなぁと思いました。

スウィンドル(詐欺劇)を扱った代表作と共通点はあるが、他作品と異なるところは、洗練されたアクションの振り付け(chorégraphiées)、銃撃戦、カーレースなど、アクションとバイオレンスがシナリオに足し込まれている点。・・・ (F)
chorégraphiées (コレグラフィー) というとまさしく舞踏的「振り付け」をイメージしてしまいますが、演出というよりは、動きの絡みとか、キレとか、導線とかコーディネートするのが、振り付け師 ドゥホンアクション監督なのですね。

現実離れした「お遊び」的なスウィンドル(詐欺劇)を好む人にとっては、劇的で激しい(暴力描写)作品・・・ (F)
なので、見る見ないは自分で決めてね・・・ってことらしい。(笑)

で、ジェヨンの役名は、トクプルだったと思うのですが、海外版では逆さから読んでブルドック(=Bulldog)になっているようで、レビューの中では Bulldog と呼ばれていました(爆)。韓国版の英語字幕ではどうなっていたか憶えていませんが・・・

さらに、レビューのひとつの中に「NBNT is indeed a dramatic film...」という文章に出くわし、一瞬理解できなかったけど・・・
NBNT = No Blood, No Tears = 血も涙もなく
いまどきの若者言葉、「H/K (えっちけー)」 みたいじゃないですか(もう古いっ?)・・・
*「H/K = 話かわる(Hanashi Kawaru) けど」