店内に飾ってある大きなポスターを『キッズ・リターン』に変えました。
再びロックダウンの措置が講じられた、お世話になったあの国にエールを込めて ”頑張れ”フランス・頑張れパリです。
この映画のおかげでオイラも楽しい思い出が出来ましたので・・・・
『キッズ・リターン』は、1996年6月に公開された6作目の北野武監督作品で、
日本よりも海外での人気が高かったため「世界のキタノ」と呼ばれていた頃の映画です。
同じ年の5月に開催されたカンヌ映画祭の監督週間に正式に出品されていますし、
フランスでは当時から人気も作品の評価も相当高かったです。
パリにオイラが大好きな本屋さんがあります。相当歴史の古い書店で、立地といい由緒高そうな佇まいといい
フランスの底力を見せつけられるような本屋さんです。
近くを通れば必ず立ち寄るような所で、頻繁に通ってくる日本人も珍しい時代でしたので、
店のマダムとも軽い世間話をして帰るような感じでしたが、ある時マダムから「KITANO」の事を教えてくれと頼まれました。
マダムは数日前に『キッズ・リターン』を観ていたく感動、北野武について色々知りたかったそうですが、
Googleなんて考えられなかった時代ですので、あの日本人に訊こうと待ち構えていたそうです!
オイラも、浅草の時代から「コマネチ!」とか「赤信号、みんなで渡れば~」とか、ビートたけしと北野武の違いまで
超丁寧に教えてあげましたm(__)m。それが縁でマダムと飛躍的に仲良くなり、パリの老舗店舗によくある希少の物を保管してある、
秘密の地下室とか壁裏部屋にも入れてもらい、白い手袋をして触るような、オイラ的には国宝級の古書とかも
気さくに見せてもらえるようになりました。
今回のロックダウン、ビストロやレストランは基準を満たした衛生対策をしていれば22時までは営業はできるようですが、
パリで22時閉店はメチャクチャ厳しいはずです。皆様、気持ちを切らさずになんとか凌いで下さい。
”頑張れフランス、頑張れパリ!!!”
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ポスターのデザイン、青シャツが安藤政信さん、赤シャツが金子賢さんです m(__)m
先日のAスタジオに出演していた菅田将暉さんも『キッズ・リターン』的な~と話の中で引用していました。