店内に飾ってある大きなポスター、4月の1枚目は、アルフレッド・ヒッチコック監督作の『裏窓』です。
1950年代のニューヨークが舞台で、
足を骨折してギブスで生活中のカメラマン(ジェームズ・スチュワート)の部屋が物語の中心となる
サスペンスの名作です。
1954年に製作された、あくまでもサスペンス映画ですが
お見舞いに来たヒロイン(グレース・ケリー)が、彼の部屋で手料理を作るのではなく、
映画が作られた50年代の華やかなニューヨークのレストランの象徴のような店「21」から
ケータリングを頼む(シャンパンと煌びやかな料理、しかもごく普通に注文する)場面に
文化の違いを見せつけられる映画でもあります。
↑ 名店からケータリングを普通に頼んでしまう麗しい人です。