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なぜ?細胞内器官を持たない赤血球、“ミトコンドリア”除去の謎解明

2014年06月08日 | ライフサイエンス

 赤血球の不思議

 赤血球は不思議である。なぜ細胞であるのに核がないのだろう?それどころか通常の細胞が持つミトコンドリア、リボゾーム、ゴルジ装置、小胞体などもない。なぜだろうか?

 赤血球は、酸素分子の輸送に特化した細胞であるので、細胞の運動能やタンパク・脂質の合成能を持たず、通常の細胞のようには多くのエネルギーを必要としない。そのために酸素を消費してエネルギーの産出を担うミトコンドリアを捨て去ることができた。

 しかし、ミトコンドリアがどのようにしてなくなったかは、これまでわかっていなかった。今回、東京医科歯科大学」と愛媛大学の研究チームが、赤血球からミトコンドリアが除去されるのは、新しいタイプのオートファジー(自食作用)によることを解明した。6月4日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

引用元 サイエンスポータル:赤血球のミトコンドリア除去の謎解明 Wikipedia:ミオコンドリア オートファジー

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2014年06月08日 | サイエンスジャーナル

週刊 サイエンスジャーナル  2014.6.22号

アルツハイマー病抑えるタンパク質“ILEI”発見!アミロイドβ生産経路を遮断

 認知症の人は年々増加しており、2010年を基準にすると、25年後の2035年には約445万人と1.8倍に増えることが予想されている。年齢別に認知症の人の割合をみると、65~69歳では1.5%だが、年齢が5歳上がるごとに約2倍になって、85歳以上では約4人に1人が認知症であるとされる。

 これまで、認知症の約9割は、治療不可能だとされてきた。また、認知症患者は、予測もつかない行動をすることから、介護する家族への負担が問題になっている。その後、医学の進歩により、希望の光は少しずつ見いだせている。長年謎だったアルツハイマー病の原因と、治療への道が少しずつ見えてきた。

 今回、アルツハイマー病の発症を抑制するタンパク質を、滋賀医科大学分子神経科学研究センターが発見した。有効な治療薬が少ないアルツハイマー病の治療法開発戦略の新しい手がかりになりそうだ。  認知症の原因とされるのはアミロイドβタンパク質と、タウタンパク質の増加だ。認知症を発症する脳に比べて認知症を発症しない脳は、アミロイドβを抑えるタンパク質「ILEI」が存在することを発見した。

 原因とされるアミロイドβタンパク質と、タウタンパク質については、これまでのところ医薬品「LMTX」や「ガンテネルマブ」が臨床試験中である。また、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が開発したプログラムでは、有酸素運動をしながら簡単な計算練習をして脳をはたらかせる。すると、脳の神経細胞が再生。海馬の萎縮を防ぐことがわかっている。
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