さて、ココア付き餌をもらったヤーオの後ろには、
プラナリアがいる水槽、通称“プラナリア水槽”があります。

この水槽には、ヤーオとサンたちが来る前に可愛がっていたトラベタ、
赤くんと赤メスたちが愛用していた水草がメインとして入っていたのですが、
その後、南米ウィローモス付き流木を追加して、
それなりに水草のみの水槽を楽しんでおりました。
そう、あの魚が輸入され流通するまでは…(笑)

長い時間(とき)を経て、また輸入されるようになった魚。
それがこれ、Betta persephone(ペルセフォン)。
准看卒業し、ベタやテトラなどの熱帯魚にハマった私は、
会社寮でこっそり水槽を2本立ち上げ、片方にはカラシンやダニオなど、
色々な魚を入れてコミュニティータンク水槽を楽しみ、
もう片方の水槽には、ペルセフォンだけを飼育し、しまいには…
トラベタのメスをプラケースで多数飼育して、
アクアライフを楽しんでいたことが、あったんです…(笑)
あのときは、
市ヶ谷にあるあのお店で一目惚れし、3ペアほど連れて帰ってきたのですが、
何せ熱帯魚飼育初心者が飼い始めたものだから、当然悲劇も…。
ある日、
6匹いたはずのベタが、少なくなっていることに気付いた私は、
何気なく水槽の辺りを見渡してみたんです。
そしたら、畳の上に変わり果てた姿のペルセフォンが3匹…。

蓋の角の小さな穴からでも飛び出すことを、そのとき初めて知った私ですが、
スポンジフィルターにソイル、モス付き流木に水面に水草の環境で、
その後も適当な飼育を続けていたら、知らぬ間に繁殖。
繁殖していたことすら気付かないほど、無頓着な飼育していた私でしたが、
その後、残念ながら病気で全て亡くしてしまいました。
正看へ進学する都合があったので、しばらくアクアから離れていた私は、
またこうして、アクア飼育を再開した訳でしたが、
ペルセフォンの自生地が土地開発で消えつつあったことを知ったのは、
再開して間もなくしてからでした。
コッキーナやフォーシィーの姿は、大抵の店で見かけるのに、
今度こそ丁寧に飼育してみようと思っていたペルセフォンの姿は、
どこへ行っても見ることは無く…
もう輸入されることは無い、幻のベタになってしまったのかと思ったほど。
(考え過ぎ…?)

(魚の写真が上手く撮れなかったので、代わりに雑誌の写真で…汗)
そんな魚が最近、輸入されたことを知ったのは、某アクア雑誌。
もしかしたら、今後また…
少ないながらもアジア便で輸入される日が増えてくるんじゃないかと、
秘かに期待していた矢先、
たまたま見たあの店のブログに、入荷されていることが判明。
買う買わないは別として、
もう一度、あの姿を見に会いに行きたいと思った私は、
あのお店を目指して出かけた、という訳なんです(笑)

長い前置きは、この辺りにして…
値段的には1匹で買うより、3匹セットで買った方が安く、
水槽の前で悩んだのです。
ペア売りしていなかったし、雌雄判別が難しいペルセフォンだけに、
3という奇数で購入した場合、色々な問題が。
3匹オスだったらどうしよう、仮に1匹落ちて2匹になったとして…
これまたペアじゃなかったら困るしなぁ。
かと言って、24㎝しかない小さな水槽で、3匹以上入れるのも…。
流通が少ない上、あれこれ考えた結果、
近くにいたスタッフ(お姉さん)に相談しながら一緒に、
オスとメスらしきものを2匹選んで連れて帰って来たのです。

で、これらの写真に映る個体は、私がメスだろうとにらんで選んだ個体。
こちらはアクティブに動いてくれるため、
写りは悪いものの写真に納めることが出来たのですが、
オスとして選んで来た個体は全く動くことなく、餌にも反応せずで…
水合わせに失敗したかと思うほど。(一応、生きてます)
流木に隠れていて、生存確認するだけで精一杯なので、写真が撮れずにいますが、
そちらの個体のほうが、雑誌の文章に明記してあるような青黒く、
鰭は、青く光っていてとても綺麗なんですよね…。

昔、飼ったときは電気スタンドを照明代わりに、水面に水草を多く浮かせて、
やや薄暗くして飼育していたことだけは微かに覚えているのだけど…
今回は使い古しのマジックリーフを使ってトンネルを作り、
水槽の底にはモス付き流木(隠れ家になるような形のものをセレクト)を置き、
フィルターも30㎝対応のものを使用してみました。
照明はどうしようか迷ったのですが、今回は自然光で試してみて、
思わしくないなら、照明の設置も検討するつもりです。

新たに再開したベタのタンクメイトとして、ブルーラムズホーンも迎えました。
ピンク、レッドラムズも素敵なのですが、ブルーラムズが気になっていた私には、
今回、連れて帰って来れて嬉しかったです。
ラムズの知識が全く無い私には、これから勉強しなきゃならないところですが、
ラムズは1匹でも殖えるらしいですね。

そんなに殖えるなら、やめようかと思った私ですが、
お店のスタッフの方と話をしていたら、ブルーラムズは流通が少ないとか。
(そう言われてみると、そうかも…。)
このラムズも、エビ愛好家さんがエビと一緒に店へ持ち込んできたもので、
“殖えたら処分すれば良いかな?”と口にした私は、大馬鹿者です…(笑)
お店では、ソイルの上で動きも乏しかったラムズですが、
家の水槽に入れたら動きも活発。ベタのために落とした赤虫も、
ラムズくんが殆ど平らげてしまいました…(笑)

オスらしき個体の状態次第では、早めに新たな個体を連れて来ないと…
そんな不安もありますが、ベタもラムズも貴重な存在なので、
この水槽に限っては、他の水槽よか少しばかり気を使って管理していきます。
なるべく落ち着いた環境で過ごしてもらいたいので、
もう少し、水面に水草を浮かせる予定でいますが、横から撮影してみて…
購入したキスゴムに付け替えるのを、すっかり忘れてました…(泣)
そして、キスゴムと一緒に購入した土管ですが、
今のところ流木という隠れ家があるので、使うまでもなかったです(笑)
でも、いつか使う出番が来るかもしれないので、
その時まで大事に保管しておこうと思います♪
Thank you very much for accessing.
