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Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

出版バブル?

2010-08-30 14:02:56 | 世の中のこと
寝ながら学べる構造主義 (文春新書)
内田 樹
文藝春秋

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 出版界で、いま売れっ子(という言い方自体、怒られてしまうかも知れませんが…)の学者・内田樹さんが、ご自身のブログで「ウチダバブルの崩壊」を宣言し、話題になっています。

 事実関係を簡単に整理すると、まずはブックファースト川越店の店長・遠藤晋さんが、ご自身のブログで、茂木健一郎さん・勝間和代さん・池上彰さんなどの「超多作ぶり」を「バブル」と捉え、批判的な意見を述べました。その意見を内田樹さんが支持し、単に支持するだけにとどまらず、自ら「ウチダバブルの崩壊」を宣言。具体的には、「ゲラは編集者のみなさんの手元には、ご期待の期日までには決して届かないであろう」と明言したのです(なんと大胆な)。ところが、さらにこれら遠藤さん・内田さんの意見に対し、「茂木バブル」「勝間バブル」の当事者である茂木健一郎さん・勝間和代さんが、ご自身のブログでちょっとした反論を試みるという展開になっています。

 ここで私ごときが何ぞモノを述べるのは、はなはだセンエツではありますが、一読書人の率直な感想として言わせていただくなら、やっぱり遠藤店長さんの意見に賛成ですねぇ。一度売れると、同じ著者からほぼ同じ内容の「焼き直し」本が次から次へと出版される現状には、ちょっと悲しいものを感じます。

 茂木さん、勝間さん、池上さん、そして内田先生。私はこの方々の作品の愛読者です。みなさん素晴らしい著作を出されますね。それだけに、じっくりと腰を据えて、いい作品を書いて欲しいと願っています。

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