不肖私も、ある分野では専門家の端くれであるため、その分野に関する相談を受けることがあります。つーか、それが仕事です。
大変よく勉強なさってから来る相談者の方もいらっしゃって、大胆な論理展開を開陳せられることもあるのですが……専門家から見ると苦笑せざるを得ないことがあります。つーか、苦笑することばかりです。
そういうときは、なるべく丁寧に説明してご理解頂くよう努めますが、どうしても共通理解に達しないこともあります。つーか、達しないことの方が多いです。あまり詳しく説明しようとすると専門的な概念に触れざるを得ず、一生懸命に説明しても、最後はお互いアポリアの状態に陥ってしまう。専門家として誠に修行不足を痛感する次第であります。
こういうこと世の中には多いんでしょうね。新型コロナウイルスのこと、ウクライナ問題のこと。
専門家の先生たちは、われわれ素人が「コロナってトヨタの昔のクルマだろ?」「ウクライナなんていう国聞いたこともねぇや」とアホなことを言ってる頃から、そればかりを脇目も振らず研究して来た方々であって、そもそも寄って立つ基礎が違うんですよね。
あんまり軽々しくアホな意見言わない方がいいんじゃないかな?そんなこと言われても苦笑するばかりだと思うよ、専門家の先生方。
専門家、ひいては第三者の意見をもう少し尊重した方がいいんじゃないかな。自らの小さい脳の考えでテキトーなことをわめき散らす前に。
もっとも、どの世界にもロクでもない専門家がいるもんで、そういうの見ると絶望。