秘書にゃんこ*卒業旅行(前編)帝国ホテル

2022-04-12 | 建築が好き
  の勤務を卒業したら旅に出ようと、だいぶ前から考えていました。

ソウルならひとりで行けそう と思っていたものの、海外旅行は不可能となり、

近場で、しかしながら日常を離れた空間である「帝国ホテル」を選びました。

再来年から建て替えられるため、泊まれるのは最後の機会かも、という気持ちもありました。


 帝国ホテルが初めてお目見えしたのは明治23年(1890年)で、初代会長は渋沢栄一子爵。

アメリカの建築家 フランク・ロイド・ライトが設計したライト館の竣工は大正12年(1923年)。

落成記念披露宴が行われるまさにその日、関東大震災が発生。

その後も、東京大空襲や GHQ による接収など、東京の歴史を見つめて来たライト館はいま、

愛知県の明治村にその玄関部分を移築再建して、在りし日の面影を偲ばせています。


先月までのロビー装花

 分不相応ながらこのホテルのメンバーになったのは、偏にライトさん LOVE

クレジットカードは、ファンクラブのメンバーズカードのような気持ちで所持しています。


身の程知らずにも、本館 高層階のインペリアルフロアに宿泊。
和服の女性がお茶とお菓子とおしぼりを持って来てくださる、旅館のようなおもてなし。

「ご出発の際には、お荷物のパッキングをお手伝いいたしましょうか」とのお心遣いに、

わずか1泊の庶民は、ひたすらご辞退申し上げた次第です

室内には長期滞在用と思しき抽斗がたくさんありましたので、

「よきにはからえ」とばかりにお任せになる御仁もおいでなのでしょう。



中央に見える茶色い建物は、「レコード大賞」が開催されたこともある「日比谷公会堂」
左下の低いビルは、明治時代の欧化政策で建てられた「鹿鳴館」の跡地に建つ企業。

 明治23年から昭和16年までは「華族会館」として使用された「鹿鳴館」ですが、

ジョサイア・コンドルとフランク・ロイド・ライトの作品が隣り合わせていたことに、

二人の建築家のファンとしては舞い上がりそうな気分です


それはそれは美味しくて贅沢な朝食



居心地のよさに、帰りたくない秘書にゃんこ

でも、外は春爛漫

桜が舞い散る前に出かけなくっちゃね。

この続きはまた今度。

お読みくださいましてありがとうございます。
Old Imperial Bar で味わう季節のカクテル
苺 東風(いちご こち)でほろ酔い気分の秘書にゃんこに、
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