錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

いざ参らん!

2015年09月07日 | 風景
刻々と発表される噴火のデータを見ながら自分なりの予想を出す。
そして、鹿児島の桜島までの300キロ近くを走り抜き、入島するや否や直ぐに風の流れを読みながら撮影場所を選定すると共に夕暮れの薄明かりが無くなる前にカメラのピント合わせと、その固定を済ませる。
※三脚の設置方法や夜露対策などはカテゴリーの撮影関連の過去ログを参考にしてね。
で、撮影のセッティングをすべて終わらせると、周囲が漆黒の闇に包まれていく中で火口から目を離さないようにして赤いものが飛び出すのを待つ・・・


そして4日の18時39分。
ついに、その時が来た!
しかし、まだ周囲は明るいので脇見をしていたところドーン!という音で気付き、火口へと目を向けると既に終わってた。
そう、噴火の爆音は遅れてくるのです。
まぁ、とは言え、この程度の規模だし・・・ なんて言う都合の良い言い訳を探して自分自身を納得させる。(笑

そして先の噴火から待つこと約1時間半・・・
火口が赤く焼け、その火柱は上へ上へと伸びていく。
行けーーーーー!
梅雨やら何やらで、この火柱を見るのは4ヶ月ぶりですので気分は、もうアゲアゲ
--- Data ---
2015. Sept. 04.
20時14分
噴煙高・火口上1600m/海抜7900ft
年間通算702回目


そして・・・
その後はゴーゴーと音を響かせながら火口からチヨロ・チョロと赤いお漏らしをするけど、これと言って大きなモノは全く無し。
でも、三体は膨張していると言うので、これで終わるって事は無い・・・ はず。
だから、その勘を信じて待つ。
しかし、待つ時間は殊の外長く感じる・・・
すると日が変わろうする23時43分に、赤いものが火柱となって火口から飛び出しました。
最初は左に噴いたんだけど、右側へと噴く勢いが強くなって、結果、こんな画に・・・
とは言え、高さや勢いと言い、本当に見応えのある爆発的噴火でした。
--- Data ---
2015. Sept. 04.
23時43分
噴煙高・火口上1600m/海抜7900ft
年間通算703回目





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