倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈市民の「喜び」と「苛立ち」〉

2011-07-21 | インポート
あいさつ回りを重ねていると、ここ数日は、何というか「一定のパターン」があることに気づかされます。
玄関先で応対してくださる家人の口(くち)から、「喜び」と「苛立ち」が交互に発せられるのです。
「喜び」は、他でもない『なでしこジャパン』の大活躍について、です。
みなさん、まるで自分の娘や妹が活躍したような面持(おもも)ちで「ホント、たいしたモンだよね。久々に胸が躍って、うれし涙が出ちゃったよ。」と笑顔、笑顔です。
で、その『なでしこ』の活躍・・・純粋にゴールをめざすひたむきさへの賛辞の真逆の位置にあるもの・・・「あの国会審議を見ているとイライラしてくる」という苛立ちの声が、同時に私にぶつけられるのでした。
これは『なでしこジャパン』の〝純粋度〟が高かった故に、その反動として現下の国会審議のスッタモンダ・のらりくらりに嫌気が差した、というところでしょう。
例えば、決勝での延長戦、沢の同点弾で追いついたもののアメリカの反撃に遭い、あわや再逆転かというゴール前、まさに「身を挺して」相手選手のシュートを阻み、結果退場となってしまった、被災地岩手県出身の岩清水選手の献身的なチームへの貢献。
それに対して「辞めろ」「辞めない」の綱引きに汲々とし、肝心の議論に入らないままズルズル時間を食いつぶすかに見えてしまう国会の現状。
『なでしこジャパン』の爽やかさが際立(きわだ)つほどに、片やの〝ゲーム〟が何ともしまらなく映ってしまうのは、国民感情の正直なところだと思います。
しかし、国民の苛立ちは、裏返せば政治への期待の現れとも言えると思います。
「喜び」と「苛立ち」を口にした家人の方は、また同時に「あんた、せめて地方政治は地に足の着いたものにしとくれヨ。そのためにガンバっとくれ!」と ご叱声(しっせい)をいただき、身の引き締まる思いをいたしたところです。
さまざまな出来事が起こるうち、国民感情・市民感情は何ともいえない昂(たか)まりを示しているのかもしれません。
その意を受けて、まさに努力を重ねてゆかねば・・・と思いを新たにいたすところです。
◇ オ マ ケ … 「玄関先のケロ」
水田に水が張られ、夜には「カエルの合唱」が盛大に開催?されています。
こちらの玄関には、造形のケロが。
Photo
いかつい「親父ケロ」の上に、仲良く「子ケロ」が並んでいます。

Photo_3

おと~ちゃんに守られ、リラックスする子どものようなのでした。