倉野立人のブログです。

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2011-07-07 12:45:37

2011-07-07 | インポート
夜のニュースで、厚生労働省が、飲食店が牛の生レバー(レバ刺し)を客に提供するのを当面自粛する方針を示したことが報じられ「残念!」の感をいたしました。
これは、さきに富山県の焼肉店で複数の客が食中毒にかかり、その後4名もの死者を出す大事件に発展したのを受けたもので、この事件を端に、牛の肝臓にある食中毒の原因菌「カンピロバクター」の存在がクローズアップされたものです。
この原因菌を防ぐには中まで十分に加熱するしか方法がなく、厚労省は2007年に「生食用での提供はなるべく控えること」との通知を出したものの、法的規制がなく「なし崩し」的のまま衛生観念の希薄な店から発症してしまったようです。
あの事件以降、それまでテキトーだった肉の「扱い」がヤケに慎重になり、生肉はトング(挟み)だけで扱え、生肉をいじった箸で口(くち)に運ぶな、などど〝取り扱い注意〟となったところです。
実はワタクシ、レバ刺しを初めユッケなど生肉が大好き、肉を焼く際も「レア」が常なのでした。
しかし・・・現に死者まで出る事態に至ってしまった以上は「大丈夫、ダイジョーブ」というワケにもいかないでしょう。
今後、明確な取り扱い基準が示されるまでは、生肉禁止!焼き肉はヨク火を通して!ということになるのでしょうナ (x x)
この「生肉提供禁止令(?)」のように、気が付くと、今まで普通に行えていたものが、ここへきて急にダメになってしまう事例が遍在しているような気がします。
そこへきて、例えば大震災に伴う放射能汚染により、子どもがお外で遊べなくなったりと、不測の事態に翻弄される場合も生じています。
この類(たぐい)の、いわゆる「衛生観念」は、気にし出すとキリが無いし、かと言って無神経が過ぎれば、オ腹をこわして苦しむのは自分ですし・・・。
最終的には「自己責任」の範疇(はんちゅう)で、自分の身は自分で守る、あらたな「セルフ・モラル」が求められる時代になったのかもしれませんネ。


コメント
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