さきの震災に伴う この夏の電力供給不足が想定される中、7/1から「いち企業15%節電」の方針が出され、各企業は「あらゆる手段を講じて」節電に努めることとなりました。
今後は、節電を前提に、そのうえで企業運営に支障の出ない取組みが求められ、例年になく早く梅雨明けを迎え「猛暑」が想定される中、あらゆる面において〝厳しい夏〟となりそうな気配です。
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しかしながら、節電の敢行は、ひいては企業の経費そのものを削減することにもつながることから、各企業においては、この「お達し」を逆手にとり、なお一層の健全経営に向け、不断の努力を重ねられることを期待して止まないところです。
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その一方で、主に「粉食市場」を震撼させているのが、小麦粉の世界的な値上げ傾向です。
これは、4月に政府が製粉会社への小麦の引き渡し価格を平均18%引き上げた措置に、各メーカーが対応せざるを得なくなったもので、引き上げ率は10%強にものぼるそうです。
このため、店頭のパンや麺などの「粉もの」が僅かずつながら値上げされ、家計に微妙な影を落とすこととなりました。
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また、ニュースを見れば、ラーメン屋さんや お好み焼き屋さん タコ焼き屋さんなどの〝粉もの主原料〟の店舗は、原料値上げの影響をまともに受けながら、厳しい価格競争の中で苦しんでいる、とのこと、ことオ客さん商売にとっては「どこで泣くか」といったギリギリの駆け引きがあるよう、こちらは団扇(うちわ)であおぐだけでは凌(しの)げない「暑く厳しい夏」となることは必至です。
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個人レベルでも、クーラーを自粛したりと節電に努め、社会貢献を心掛ける日々ですが、現実は気温の上昇と共に厳しさを増す一方・・・国内の社会情勢はもとより、思わぬ震災の影響や、これまでの「ツケ払い」が求められる如くの地球規模の自然環境変化など、人知を超えた『現象』に翻弄されるばかりです。
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やむを得ない現状は受け止めつつも、流れる汗を拭いつつ、いずれ「打開の道」が開(ひら)けることを願って止まないところです。
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