倉野立人のブログです。

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〈なでしこ優勝の立役者:ナイスガイ監督=理想の上司 ^^ 〉

2011-07-20 | インポート
世界中に爽やかな旋風を巻き起こした『なでしこジャパン』大会開催中はもとより、21人の選手が帰国後も、空港で過去最高の出迎えファンが押し寄せ、どのチャンネルをつけても「なでしこ凱旋!」の話題で席巻され、列島を挙げての祝福が寄せられました。
今回の〝なでしこ快進撃〟は(先日も触れましたが)、日本中、いや世界中の温かい応援を受け、一丸となって相手ゴールをめざし、やはり一丸となって自陣ゴールを守り抜いたという「大きな力」が発揮された結果に他ならないところでした。
そして、何いうその「力(ちから)」を120%引き出したのは、他でもない、なでしこジャパン率いる佐々木監督の『笑顔力(=包容力)』ではないかと思うところです。
佐々木監督の『笑顔力』が象徴されたシーンは、何と言っても決勝戦で、PK戦を控えたイレブンが円陣を組む中で、見ているこちらが引き込まれるほどのイイ笑顔で選手を送り出した場面です。
後でスーパーセーブを連発した海堀選手は「ノリさん(監督の愛称)から『自分を信じて、みんなを信じて、思い切っていってこい!』と笑顔で送り出され、おかげで伸び伸びプレーできました。」とのこと。
あのガチガチの局面での、あの笑顔・・・まさに達観していたとしか言えませんネ。
男子に比べて、あらゆる面で「劣悪」と言える条件をものともせず、長所を伸ばし、控え選手に気を配り、また女性ならではの繊細な面にも配慮を欠かさずチームをまとめ上げたナイスガイ監督。
なでしこニュースを受け、あるコメンテーターは「成果を導くのは『リーダーの資質』でしょう。比べたくはないけど、今の永田町に佐々木サンのような「まとめる力量のあるリーダー」がいれば・・・。」とつぶやいていたのが、何ともはや、といった感じでしたが。
ところで、佐々木監督の「女性チームをまとめる秘訣」の中で〝注目〟されたのが『鼻毛に注意』というアドバイスです。
これは、身だしなみに頓着しない者は、対する女性に足元を見られてしまうのでゴ注意を。いくらマジメな話しをしようとしても、鼻毛が見えてたりしたら、聞いてなどもらえない、とのウィットに富んだ示唆なのでした。
その辺り、まずは自らの居住まいを正してから…、のことばに、佐々木監督のジェントルマン然とした「姿勢」が伺えたのでした。
今年の「理想の上司」は、まず間違いなく佐々木監督でしょうナ。

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(毎日JPより)