興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」

2017-07-06 | 時には芸術気分

新宿のシネマート新宿まで、韓国映画「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」を観にいってきた。

 

 

   

朝鮮王朝最後の王、高宗(고종)の愛娘、徳恵翁主(덕혜옹주 1912-1989)を描いた物語である。

時代は「大日本帝国」が「大韓帝国」を併合した20世紀の前半。占領下の皇女、徳恵翁主は13歳で日本に留学させられ、そのまま38年間、故国の地を踏めずに暮らすことを余儀なくされる。

映画自体はかなりの部分フィクションが加えられ、ドラマチックな展開で、泣かせどころも多く、わたしは思わず引きこまれて観てしまった。

映画評を離れて、わたしが感じたのは、誰がどう正当化しようが、どう理屈をつけようが、武力による国同士の争い、力による占領は、国を問わず、大多数の人々の幸せを生むことは絶対にない、ということである。

 

 

 

   

池袋で降りて、映画の余韻をかみしめながら、しばし蕎麦屋酒。(池袋、満留賀)

 

 

 


   

鯛の刺身に燗酒。

〆にモリソバ。
静かな一人酒のひと時を過ごしてきた。



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