興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

韓国映画「弁護人」

2018-03-09 | 時には芸術気分

昨日、四谷三丁目の韓国文化院に、映画を観にいってきました。
韓国文化院の「韓国映画企画上映会」です。

映画は「弁護人」(原題:변호인)。

舞台は1980年代初頭、民主化運動が弾圧されていた軍事政権下の韓国・釜山。
国家保安法違反の容疑で捕らわれ、厳しい拷問によって自白を強要された若者たちの冤罪を晴らすため、国を敵に回すことも辞さず一人立ち上がった弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホが熱演)の物語です。

 

 


    

韓国現代史の一コマを浮き彫りにしつつ、「国家とは何か」「人権とは何か」を鋭く問うた力作です。

「国家の主権は国民にある。すべての権力は国民に由来するのだ!」
と法廷で叫ぶ、名優ソン・ガンホの迫真の演技も見ものです。

いい映画でした。‘憲法改定’ が政治の俎上に載りつつある今の日本。何を変えるのがよく、何を変えてはならないのか。
この映画には、それに対する多くの示唆があるように思いました。日本でも、今こそ多くの人に見てもらいたいものです。

 

 

 

   

帰りは池袋で降りて居酒屋「三福」へ。

カウンターで隣りに座ったおじさんが、わたしの頼んだ「マグロユッケ」(写真)を見て、
「それ、何だい?」
と聞いてきました。美味しそうに見えたのでしょう。
マグロユッケだよと答えると、おじさん、さっそく注文していました。

   



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。