興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

楽し嬉し懐かしの新潟旅

2024-06-05 | 散歩、時々旅

新潟に一泊で行ってきた。同窓会出席のためである。

上の写真は新潟市のシンボル、萬代橋(ばんだいばし)
ここ新潟市は、幼少期と若い頃に過ごした、わたしにとっては、特別な町、愛着のこもった町だ。

つぎの予定まで時間があったので、ひさしぶりに萬代橋を見ておこうと、新潟駅から歩いてやってきた。

石造りの風格のある橋である。






  

ゆるやかなアーチ型橋脚がつらなっていて、デザインとしても美しい。

萬代橋は、昔はもっぱら「万代橋」と書かれていたように記憶しているが、今は橋近くの案内板を見ても、すっかり「萬代橋」表記に変わってしまったようだ。
(町名や近くの施設は「万代」のまま)

新潟市としては橋の風格を旧字体に込めたい、という意図もあったのであろうか。しかしわたしの個人的な感覚としては、万代橋のほうが好きだ。

万代橋という文字の字面(じづら)自体に、わたしのさまざまな思い出も愛着もこもっているからだ。

 

 

 

   

近くの新潟日報本社ビル(メディアシップ)20階の展望台から見た萬代橋。
日本一の長江、信濃川の最下流は、たっぷりの水をたたえ、ゆったりと流れていた。

橋のむこう側の繁華街をこえた先には、日本海が見える。

雲がなければ佐渡が見えるのだが、この日は残念ながら佐渡方向の雲がとれなかった。

 

 

 

   

こちらは展望台から北側を見た景観。信濃川の河口が望める。

手前の橋は20年ほど前にできた新しい橋、柳都大橋(りゅうとおおはし)
この橋も、わたしの若い頃にはなかった。

その先、右側に立つ高層ビルは、朱鷺メッセ(見本市や会議を行うコンベンションセンター。ホテルなども入った複合施設)

 

 

 

   

ここは万代シテイバスセンター内にある立ち食いそば、うどんの店。

ここのカレーライスが美味しいことは、市外から来る観光客にも、つとに知られたところ。
わたしも食してみんとて、実は昼時をねらってやってきたのだ。

 

 

 

       

写真はミニカレー430円。

ミニカレーのほかに、中550円、大670円もあったが、食べ過ぎて夜の同期会の宴会に障ってもいけないので、ミニカレーにした。

写真のカレーのわきの黒いものは、わたしの定期券入れ。これで大きさが分かってもらえるだろうか。これでも十分食べ応えがあった。

味はかなり辛(から)いというのが第一印象。タマネギがスライスしたり刻んだりしないままたくさん入っていて、三枚肉も入っていて、甘みと旨みも広がってきた。

評判通りの美味しいカレーであった。・・満足。


同期会は新潟市から車で30分ほどの、月岡温泉のホテルで行われた。
15人ほど集まった会であったが、学生時代には話したことのなかった人とも今回ゆっくり話すことができ、楽しい、うれしい会となった。

 

 


    

翌日帰り際に、新潟駅南口の酒店、ぽんしゅ館で買った鶴の友の4合瓶。
鶴の友は昔飲んで、美味しかったという記憶がある。関東圏では手に入らない。

新潟旅の思い出を反芻しながら、味わって飲もう。


季節の便り・・初夏編

2024-06-02 | 季節の移ろい

梅干し用の梅が紀州から届いた。
毎年お願いしている梅農家さんからの南高梅だ。

この梅農家さんによると、今年は雹に打たれたりなどして、「たいへんな不作」とのこと。
わが家の分は今年の1月にお願いしていたので、なんとか送ってもらうことができた。ラッキ~!

箱を開けると、熟した梅の香りが部屋いっぱいに広がった。
今年も美味しい梅干しにありつけそう。

 

 

 

   

これはわが家の菜園から、先週収穫してきたニンニク。

晴れた日に網の籠に入れて、干しているところ。

 

 

   

このあとザルでも干して、梅雨前にヒモに吊るして家の中で干す。

ニンニクは乾燥すると保存がきくので、何か月ももつ。
しかしわが家ではさまざまな料理によく使うので、3、4か月でなくなってしまう。

 

 


   

これはわが家の庭に咲いたフリージアというバラ。

一輪、先日模様替えしたばかりのわたしの書斎に、やってきた。

わが家のフリージアは、秋にも初冬にも咲くが、初夏に咲くのがいちばん元気できれいだ。


腹肉と ‘芋肉’ と

2024-05-27 | 美酒・美味探訪

わが家の菜園では、ジャガイモの収穫が始まった。

ニンニク、キャベツなどとともに、主要野菜がこれからどんどん穫れてくる。

今年はどの野菜も概して豊作である。

ボカシという自家製の有機肥料を、今年から畑に入れているので、そのせいかもしれない。

上の写真のジャガイモは、アンデスレッドという品種。皮が赤いのが特徴で、ほくほくして甘みがある。

 

 

 


   

昨夕、さっそくポテトサラダに。ポテサラはわたしの大好物。

中に入っているニンジンもグリンピースも、わが家の菜園で穫れたもの。
ハムも自家製。

旨いのなんのって、ほかにもおかずがあったのに、しこたま食べてしまった。

 

 

 

    

今朝、体重を量ると、1日で1.1キロの増。
日頃ダイエットを心がけ、食べ過ぎないように気をつけているのに、台無しである。

きょうの夕飯は肉じゃがとのこと。芋食には抗しがたい誘惑がある。
たまにならいいが、毎日続くと確実に腹肉に ‘芋肉’ が加わる。

 

 

 

   

菜園では、小玉スイカが着実に大きくなっている。今、直径 6~7センチ。


雨の朝

2024-05-20 | 季節の移ろい

きょうも雨の朝となった。
このところ雨の日が多い。これを走り梅雨というのだろうか。

きょうは二十四節気の一つ、「小満(しょうまん)」だそうだ。

角川の「俳句歳時記 第四版」によると、小満とは「万物しだいに長じて満つるの意」とある。

なるほど、わが家の菜園の野菜たちも今、しだいに「長じ」つつあり、「満つる」日も間近である。(もう満ちているのもある)

雨はうっとうしいが、水は野菜たちの成長にはなくてはならないものなのだ。

上の写真はわが家のアジサイ(アナベル)
咲き切ると花の色は白くなりキレイだが、薄緑色の小さい花も葉もなかなかいい。しっとり雨に濡れているところがアジサイらしい。

 

 

 

     

サボテンの花も今朝咲いた。こちらも薄いピンク色がとてもキレイである。

せっかく咲いたのに、雨の日は蜂も蝶もこないかもしれない。
サボテンの花は一日でしぼんでしまうのに・・。


演技派の名優、グリンピース

2024-05-19 | 美酒・美味探訪

グリンピースの炊き込みご飯。

過去の記事を見ると、毎年5月に、グリンピースご飯をブログに上げている。飽きもせずに。

なぜ飽きもせずに上げているかというと、わたしがグリンピースご飯が大好きで、毎年作ってもらっているからだ。

5月収穫の穫(と)れたてグリンピースは、とくに豆の味が濃い。(家の近くに菜園を借りて作っている)

わが家ではグリンピースご飯の「ご飯」は、出汁昆布を入れて炊き、仕上げにグリンピースとともに、わずかな塩とバターを加えている。

バター風味をまとった濃厚グリンピースの炊き込みご飯。わが家の初夏の味である。

 

 

 

   

こちらは別な日に作ったオムライス。ここでもグリンピースが活躍している。

でも、ここではグリンピースは主役ではない。主役は卵とケチャップのダブル主演。
グリンピースは引立て役にまわっている。

グリンピースは、主役から脇役までこなす演技派の名優だったのだ。


2024初夏、菜園は緑っぽくなってきた

2024-05-09 | 菜園の四季

5月8日、わが家の菜園の景観。

さまざまな野菜が大きくなって、葉も茂り、菜園全体が緑っぽくなってきた。
菜園らしくなったと言ってもいいかもしれない。

今育っている野菜は以下の通り。

ニンニク、タマネギ、ジャガイモ、グリンピース、キャベツ、ブロッコリー。
ナス、トマト、キュウリ、ピーマン、ニンジン。

そのほか、タケノコイモ、落花生、ミニごぼう、ショウガ、小玉(こだま)スイカ、イチゴなど。

小玉スイカは今年が初めての栽培。収穫が楽しみである。
「お~い」と呼べば、「お~い」と応えてくれるかもしれない。(まさか)

キャベツ、ブロッコリー、レタス、グリンピースなどは、もう収獲し始めている。

 

 

 

   

今年も ‘行灯’ が登場。
小さい苗を、寒さと強風から保護するための覆いだ。

暖かくなって、もうそろそろ外せる時季になった。

 

 

 

   

ちょっと覗いて見る。これはトマトの苗。

 

 

 

   

これはナスの苗。

そのほかの行灯には、ピーマンやトウガラシの苗などが入っている。

 

 

 

   

これはグリンピース。

大きくなってきたが、3月が寒かったせいか、例年より生育が悪い。

 

 

 

   

これはキャベツ。順調に育っている。

わが家では、キャベツは朝の野菜サラダのため、年中欠かせない。

 

 

 

   

これはジャガイモ。

葉がこんもり茂って、花が咲いている。

 

 


   

右の畝がニンニク、左がタマネギ。
どちらも元気。もうすぐ収穫を始められる。

 

 

 

   

これはイチゴ。

イチゴは去年は失敗。今年もあまり大きくなっていない。
でも、もう食べ始めているが、甘くてとても美味しい。

菜園にこれから植える大物はサツマイモ。そろそろである。苗(蔓)で植えるようだ。

 

ところで、いつも書いている通り、菜園はわたしがやっているのではない。
家内が、近所の農家さんの畑の一部をお借りして、やっている。(わたしはたまに手伝うのみ)

このブログ記事で「何かほかに書いてほしいことがないか」と家内に聞くと、以下のようなことを宣うていたので、最後に記しておきたい。

今年から米ぬかを使った「ぼかし肥料」(有機肥料)を施しているので、味や生育の違いを確かめたい。

物価上昇の波は、家庭菜園にもじわじわと押し寄せてきている。肥料、苗からマルチや防虫ネットにいたるまで、驚くほど値上がりしている。
比較的コストの安い鶏糞や米ぬかをとり入れながら、手間はかかっても、できるかぎり有機栽培を心がけていきたい。


終活断捨離宣言

2024-05-07 | My Favorite Things

書斎の机を入れ替えた。「座いす&座卓」を「洋式椅子&机」に。(写真)

机を洋式にするのは十数年来の夢であったが、わたしの日延ばし癖のせいで、ずっと座卓のままだった。

ところが昨今、歳のせいか、座いすから立ち上がるのがしんどくなってきたので、今回思い切って替えることにしたのだ。

新しい椅子に座ってみると、圧倒的に楽である。とくに立つときにスッと立てる。

また腰の部分に後ろからやわらかく「圧」がかかる構造になっているので、常時軽くマッサージを受けているようで気持ちがいい。

たぶん長時間座っても、疲れが少ないだろう。

ただ今回、机、椅子、本棚の大幅入れ替えで、しまい込んでいた書類がドッと、大量に出てきてしまった。
貴重なもの、個人情報の入ったものもあるので、一つ一つ見て捨てていかねばならない。

まあ、タイミングの良い “終活断捨離” の機会なので、「少しずつでも片付けていきたい」と思う。

と、このことを日頃メールで行き来している ‘メル友’ たちに報告すると、
「断捨離は手を止めたらダメ。とにかく勢いで突き進むしかないよ!」
という厳しい親切な返信をくれた友人もいた。

断捨離失敗経験者かもしれない。


清らかで澄みきった酒

2024-04-24 | 美酒・美味探訪

今年もT君が郷里新潟から、お土産に新潟の美酒4本(4合瓶)をかついで来てくれた。
首都圏在住の中学同級生の会である。

酒は「八海山 純米大吟醸」。首都圏ではおそらく容易に手に入らない希少酒だ。

次の日、T君に感謝しつつ、家でさっそく味わってみた。
一言で言うと、清らかで澄みきった酒である。

飲み手に媚びるようなところは微塵もない。
それでいて、後口(あとくち)には上品な旨み・・。洗練の極みである。

わたしも馬齢を重ねるだけでなく、このような澄みきった境地に達したいものだ、と思う。

T君、ありがとう。


今を謳歌する花々

2024-04-19 | 季節の移ろい

ローズ系の花は、わが家の花壇に咲いたカスミソウ。

これだけいっせいに咲くと、なかなか見事だ。

 

 

   

小さい花を大きくアップ。

今が盛りのカモミールも、ここでは準主役である。

 

 

 

   

花壇のチューリップはそろそろ終わりか。

 

 

   


白いチューリップは、花びらがたくさんある品種だった。
いわば “八重チューリップ” 。

ちょっとめずらしい。

 

 

 

  

ナニワイバラが今年も咲いた。

花々はつぎつぎに咲き、そのときどき、「今」を謳歌する。


2024春、菜園は初夏に向かう

2024-04-14 | 菜園の四季

4月中旬、わが家の菜園の景観。

この冬は暖冬といわれながらも、3月が思いのほか寒かったせいか、全体に生育が遅れている。

今育っている野菜は以下の通り。
タマネギ、ニンニク、キャベツ、ジャガイモ、タケノコイモ、レタス、ブロッコリー、
ニンジン、シュンギク、インゲン、グリンピース、生姜、イチゴなど。

菜園での今の作業は、これから植えるトマトやキュウリなどの苗のため、鍬やシャベルで畝を耕したり、土をほぐして肥料を混ぜこんだりの畝作り。

わたしが菜園管理者の家内に駆り出されるのは、おもにこの畝作りのためである。

 

 

 

   

これは4月末から菜園に植える苗。苗屋さんからから買ったもの。
自宅のベランダで、菜園デビューを待っている。

 

 

 

   
   

よく見ると、苗のネーミングとキャッチフレーズがおもしろい。
以下に紹介しておこう。

<トマト>
・こいあじ 甘さ、うま味、酸っぱさ、どれもが濃い!
病気に強い ぜいたくトマト 濃厚な甘さ、なめらかな食感
接ぎ木大玉 ホーム桃太郎
・麗夏 病気に強いこだわりの品種

<ミニトマト>
・純あま デザート感覚の甘さ!
・純あまオレンジ 格別な甘さのオレンジミニ!
 (ことしはトマトの種類を増やしている)

<ナス>
・筑陽 (これはキャッチフレーズなし。定番の品種か)

<キュウリ>
・シャキット シャキッとした歯ごたえがうまい
・Vロード 抜群のつるもちで高秀品率・多収! (つるもち―生長段階で蔓が周囲にたくましく絡まるという意味か)

<ピーマン>
・京鈴 果形の乱れが少なく秀品率が高い


いずれも夏収穫に向けての野菜である。
名前にしても宣伝文句にしても、苗屋さんの懸命な営業努力が伝わってくるではないか。


このほかに、これからサツマイモ、落花生、小玉スイカなどを植える。

わが家の菜園は今、初夏から夏に向かっている。