要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

低PBR銘柄で長期投資する事の恐ろしさ。

2010-09-12 22:15:52 | 投資日記


低PBR銘柄で長期投資する事の恐ろしさ。

バリュー投資、特に低PBR銘柄を中心とした資産株投資は長期的に考えるとあまり魅力的な投資先では無い。特に利益配分が迅速に行われずにいる会社の場合は、解散するまで資産配分を待たなければならない。資産株を長期保有すると言うのはなかなか度胸のある事だと思われる。

例えば、貴方が遺産目的で30代の資産家と結婚したとしよう。その人の遺産は親譲りであり、その人自身の所得は低い。さらに最悪な事に、その人は守銭奴である。この為、資産を活用する事はおろか、安月給の所得であさえ蓄蔵しようとする。

資産家だと飛びついてみたはいいものの、あなたがその人の遺産をエンジョイするには彼の死をまたなければならない。残念な事に、その人は“法人格”と言われる非常に長寿な種族の人の為、貴方の方が先に死んでしまうかもしれない。

例えば、彼が50年後に死ぬ(解散)するとする。資産は10億円だ。あなたは彼と結婚する為に1億円ほどつぎ込んだ。貴方の平均運用利回りは10%程度だとしよう。するとその人の資産の現在価値は850万と言う事になる。

はたから見れば1億円で10億円を手にしたので、PBRで言えば0.1倍だ。これはいいディールのように思われる。が、取り出すまでに50年もかかるのであれば全然いい話ではない。とんでもなく、損な話である。

不幸中の幸いであるが、この結婚権は転売可能である。きりのいい所で見切りをつけ、誰かに転売する事が出来る。その時の売り文句は絶大だ。10億円が1億で買えるんだからお得でしょ?と言えばいい。納得して買うやつも現れるだろう。

まるでババ抜きである。
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