要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

資本のメタモフォーシス。

2011-01-13 13:22:08 | 投資日記
資本は投下され様々な原料と混ざり合い製品となり販売され、販売時に消費部分と分離され、それが利益となり、やがて資本となる。

そして利益となって還元された資本は非常に流動的なのでほぼ全ての資本形態に転換可能。また、今、資本が固定資産の形態を成していても、減価償却に耐えられるキャッシュフローを耐久年数分出せるのであれば、数年かければ柔軟性の高い資本に蒸留出来る。

短期間で見れば会社は非常に堅牢な仕組みだが、長期で見るとプリンのようにフニャフニャ。一応骨子はあるものの、物質という物質は流転している。人も仕組みも販売体制も製品も、勿論資本も。

長期で言えば、企業に決まった形は無い。GEが総合電機業から金融系に脱皮したり、IBMが電機からサービスに重点を置き換えているのと同じ。日本において一番顕著かなぁと思うのは富士フィルム。起死回生を掛けて事業転換中とのこと。

勿論、異業種への本業転換と言うのは一筋縄ではいかないけど、数十年単位でみれば結構簡単に出来るのではないかと思う。特に資本を一旦流動性の高いフォーマットにしてからしかるべき型に流し込み固めれば業種転換は出来ると思うし、もっとラディカルにМ&Aで買い取ってしまうのもあり。資本はアメーバ的であると言えるかもしれない。

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