要となる智を継ぐもの

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2010-11-19 08:26:46 | 投資日記


日本政府の債務は800兆だか900兆だかあるらしいですが、逆を言えば、その分国民側に債券が渡っていると言う事になる。

こんな借金作って政府は何をやっているんだと言う話になるが、その恩恵を受けていたのは紛れもない我々国民。公共事業やら減税やらで還元された金の額が国債の額と言う事になる。その分、日本国民は甘い汁を吸ってきたと言う事。

そもそも政府が国債をする事にしたのは日本経済を浮揚させる為。公共事業を通して金を供給し、減税を通して国民の負担を軽減し、より消費をしやすくすると言う為に行ってきたもの。それを、国民側が貯蓄に回し、乾いたスポンジのように吸い取ってしまった。で、使われずに、眠っている。政府はこれを回収しようと思えば回収出来る。様々な方法で催促できる。

感覚的には、政府側は金を借りていると言うよりも、貸していると言ったほうが良いのかもしれない。あちら側の方が上手。インフレを起こす事も出来るし税率を引き上げる事も出来る。いざとなれば預金凍結も可能。新円切替とタッグを組ませれば1年足らずで国債はチャラにできる。経済は混乱するけど。

もっとマイルドな方法でも国債問題は解決できる。例えば、プライマリーバランスを均衡させてから緩いインフレ(年率5%程度)を10年程度、それと相続税の非課税枠の切り下げと増税により政府側が回収に回る事になると思われる)。既存発行分はインフレで7割程度に圧縮され、1500兆の大部分を持っている高齢者が世を去るのに乗じて回収、30年程度で500兆程度は取れるのではないだろうか(1500兆*50%(高齢者資産シェア、このくらいだっけ?)*70%(平均税率))。これならば現世に残る国民の負担は低い(特に非貯蓄者)。ただ社会保障費は高齢化で上がってくるから、その分は増税が必要だろう。そもそも、老人介護の単価を落とす必要があるらしいが、どうやるべきか?そこはプロフェッショナルがどうプランを出してくるか見ものである。

インフレ待望論があるが、これは上記を実行する布石になりえるかもしれない。
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