いつものように文庫本を一冊持参する予定が読みかけのものが無い・・・で、駅ビルの中にある小さな本屋さんで題名に惹かれて手に取ったものを購入した。
高速バスの中でそれを広げ、数ページ読んでいくうちに、ふっと目元が熱くなる・・・え？！うそ・・なんでや？
少し狼狽えてしまいながら、いかんいかん・・・などと思いながら、一度本を閉じた。
これから介護に行こうというのに、バスの一番前、運転手のすぐ後ろの座席で鼻をすすりながらウルウルしていたら、運転手に怪しまれるではないか～・・・などと（苦笑）
もしかしたら無意識に気持ちのどこかに、泣けたらいいな・・・と思っていたのかもしれないが、不覚にも涙が出そうになって慌ててしまった。
「いろいろあった人へ」（伊集院静・著）、「大人の流儀」シリーズの最新作かな？
独特な世界観で「大人の流儀」なるキツイお言葉も多いエッセイ風が長いかと思うが、これは力が抜けてていい筆だった気がする。
そういう柔らかさがこの方の文章にもあるんだなぁ・・・なんて、作家には失礼な感想を持ったくらいで、２冊ほどの「大人の流儀」を読んだ身としては意外だった。ごめんなさい。ただのオバサンがエラそうでした(^_^;)
暫く春っぽいが冷たい風の流れる風景を見ながら、気持ちを落ち着けて、また本を広げ、能代で降りる前に閉じたが、夜の眠る前には数ページしか残っていなく、読み終えてしまった。
心に響く話が多かった。それでいてその語り口調は穏やかで柔らかかった。ギラギラしたような視線が無い、それが読みやすさになったし、この方にしてこんなに色々あったのだなぁ・・・なんて、また失礼な言いようをしてしまうが・・・(^_^;)
そういう話に飢えていたのかもしれない・・・とも思う。タイムリーであったかな・・(^_^;)
で、能代での色々は明日にでも書こうと思うが、昨日の帰りのバスの中で、いつものように寝ようとしたが中々眠れなかった。頭の中がゴチャゴチャしてたかな・・・
窓の外は雪が？・・・・え？雪かよ～・・・いや、雨も降っているぞ・・・変だなぁ・・・
ところで、実家の傘立てには６、７本も傘があった。それが段々無くなっていく・・・この傘を持ち帰ると実家には３本だけとなる・・・実はワタシが帰りに雨に当たるとそれを秋田まで持ち帰ってしまうからだ（苦笑）
で、その傘を能代に行く時に返すということを失念してしまって、我が家の傘てには林のように使わぬ傘が何でか壊れたまま残っている・・あぃやぁ・・・持って来た時はピンシャンしてる傘が、一体どうして我が家に来ると壊れてしまうのかなぁ・・む～・・あの壊れた傘を片づけなきゃ・・・などと思いながら、今朝も寒いのである。(^_^;)
