昨日、その後の散歩友の体調が気になって電話をしてみた。
声は思ったより元気そうだったからホッとしたが、やはり色々な事後処理に追われている様子ではあった。
何しろ、秋田市内での最期ではなかったので、その処理やら、早急にしなければならない手続やらに追われている状態なので、自分の具合は悪いといっても、寝てるだけにもいかず、そうは言っていられないということだった・・・
そうだね・・・と、相槌を打ちながら、彼女のこれからも気になるが。
宗派に寄るだろうが、四十九日を待たずに自分の体調の為にも「練功」(彼女が続けている教室)も4月から始めようと思っている・・・と、展望も聞けたので、何だか少し安堵した。
人様のことどころじゃないだろうと揶揄されそうだが、これが自分の性分だし、生き方の方向でもあるので、気になる友人だけには思い致すことを許されると信じている。
先だって、「砂漠」(伊坂幸太郎・著)を読み終えた。大学生の四季を通じた物語だが、今のワタシには全く異世界であり必要があるとは思えない物語でもあるが、何だか少し気持ちがふっと楽になったりする場面も多く、学生時代のハヤル気持ちや愚かしさ、未熟さが思い出されたりして、今の自分の心情的な変化が思いやられたりさ・・
何だか少し軽い気持ちになれたように錯覚したり・・・懐かしさでシミジミした訳ではないのだけど、思えば人間の成長過程の複雑さ、愚かしさを力の抜けた状態で読めた。若い時に出会わなくて良かった本かもしれない。
まぁ・・・自分の為に文字を追う時間がまだあることのありがたさは感じられたリしたんだ。
若い頃は色々な形で再生していく時間がたっぷりある・・・今の自分は再生能力は落ちてるかもしれないが、経験したり体験したことの知恵が働いて前に進めるようになっている・・・皆大小を問わずにそうして生きている。
思えばそんなに大層な事でもないように思うし、特別な事でもないように思うし、忘れてもいいことだらけのようにも思えるし・・・
目の前のことにちゃんと向き合う姿勢を無くさなければ、それなりに進めるんだろう・・・な・・(^_^;)