kyon's日誌

つれづれに・・・

酒粕

2014年01月27日 | 日記
気温が緩んだから、秋田のキャッチコピーじゃないが、あぁ 『アンベいいなぁ』と思ってた。
そしたら急に夕方には冷え込んできて真冬・・・
体を温める夕飯は鍋。
生タラの半身がお安く買えた時に冷凍しておいたので、これで粕汁の鍋にした。
ぬぐだまった・・(^^ゞ

しかし、酒粕というのは色々な味があるんだと最近知った。
やけに甘いもの、辛めのもの・・・丁度いい甘さの酒粕・・・料理でふくよかになる味・・・日本の発酵食品は本当に優れものだなぁとあらためて思う。

冷蔵庫の中に一年近くも仕舞って置いたのは色が変わっていたが、これは旨かったよなぁ。
秋田の酒造メーカーのランマンで作った酒粕だったが、出来たてのところを知人に戴いたのだった。
これがえも言われず旨かった。
出来たてだから良かったのかもしれないが。

お酒の銘柄が100以上もあるとか言われる酒どころの秋田。
当たり前だが酒の味が其々が違う味だろうから・・・
だろうからというのは、私が日本酒を飲まないから分からないのだけど(笑)
亭主があの酒この酒云々と言うので、ほぉ?へぇ?と言う位でね・・・(^^ゞ
けれど、酒粕の味にこんなに違いがあるとはねぇ~と近頃感心しきり(笑)
料理に使って初めて分かった(笑)

冬場はこの酒粕を結構使うことが多い。
干し菜汁という味噌汁には必ず少しの酒粕を入れる。
干し菜とは大根の葉を乾燥させたもので、水に戻し、かなり茹でないとヤワヤワにならない。それを刻んで冷凍しておき、必要分をたっぷり目に入れて味噌汁にする。
母の話では甘酒を入れるともっと味がいいとか。
我が家は酒粕で・・素朴な懐かしい味で体が温まる。
大根の煮付けものにもたまに酒粕が隠し味になる。
鮭の切り身も粕漬けにして重しを掛けて数日すると格段に美味くなる。
まぁ、どんな魚でも楽しめる。
保存も効くから本当に便利。
醤油の味だけでは飽きるが、味噌や酒粕なども一工夫で足りない味覚が膨らむ。

母の得意料理に納豆汁がある。
母の納豆汁はインスタントや山形の納豆汁とは全く違う。
けれど、本当に旨い。
納豆は大根で摺り、具材も種類が沢山、決め手は酒粕と甘酒・・・
若い頃は正月にこの納豆汁を大鍋に作って何倍もオカワリ~って・・・
今はそれらの食材も高上がりだし、手間が面倒なので近頃は作りもしないが・・・懐かし懐かしい・・・母は昔、この納豆汁になると家族が皆々寄ってたかって食べ比べになったと懐かしく話す。
あぁ、食べたいんだろうなぁ~・・・
いや、私も食べたいなぁと時々思い出す味だ・・・
コメント (2)
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