二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2018順位予想〈明治安田生命J1リーグ編〉

2018-02-20 | 蹴球
空想上のクオリティペーパーを発行する・きょうえもんスポーツ。
やめときゃいいのに今年も編集部内で座談会が行われるようです。

■どうなる優勝争い
デスク「さすがにこの座談会形式の予想、もう飽きてきたな…」
記者A「飽きたも何も開店休業状態じゃないですか、このブログ…」
記者D「飽きた…ヘディングの鬼」
デスク「我々も頭を使ってゼイワンの予想からだ。キミたちの予想を聞こう」
記者A「やはり昨年チャンピオンの川崎。大きな戦力流失もなく、大久保など戦力層が厚くなった」
記者B「その川崎をゼロックスで破ったセレッソを推す。昨年の継続からの戦力上積み、仕上がりの早さ、好材料が揃う」
記者C「ボクは鹿島かな。内田篤人きゅんも帰ってきたしぃ♡」
記者D「ちっちっちっ。皆さんACL組は疲弊するのお忘れでは?きっとこうなりますよ、磐田が優勝を祝った!と」
デスク「ACL組はチームが仕上がる前にシーズンが始まり、その後も過密日程を強いられるのは毎年のことだな。今年初戦を勝てたのはセレッソだけか…」
記者A「優勝候補には柏も挙げたいんですが、ここもやはりACLの存在が気になりますね。とにかく点の取れる外国人がいて、若手の伸びしろもあるチームだと思いますが」
記者B「その点セレッソは大会ごとにターンオーバーを使い、昨シーズンはルヴァン杯と天皇杯を獲った」
記者C「尹晶煥監督すごいわ~、温厚そうに見えて勝負師の目つきがダンディよね」
記者A「逆に鹿島は大岩監督の手腕が気になりますね。もちろんチーム力はあるんですが、戦術家というよりは調整役のような…」
デスク「うっちーが話題になったものの、INもOUTもそんなになかった。川崎は大久保嘉人、齋藤学と前線の補強が派手だった」
記者A「山形から獲った鈴木雄斗もいい。齋藤の復帰はシーズン後半でしょうが、今年も終盤にピークが来る追い上げ型になりそう」
デスク「ACL組以外では磐田が挙がったが?」
記者D「監督のマネジメント力は、名波界広しといえども浩だけですぞ」
記者A「…名波界はさほど広くないと思うが、選手を気持ちよくプレーさせるという意味では感心する。ただし川辺が抜けたのは本当に痛い。田口や山田大記が本領を発揮できるかどうか」
記者C「大怪我から復帰する小川航基くんに期待よ~♡」


■上位をうかがうACL王者
デスク「ACLチャンピオンの浦和はどうだ?」
記者A「リーグ戦に集中できるという意味では、本命の印が付いていいチームですよね。ただラファエルシルバを中国2部に奪われた影響は多少なりともありそうです」
記者B「それ以上に気になるのは堀監督の手腕だ。短期的には上手くいったが、シーズン通じてチームを掌握できるかどうかは疑問が残る」
記者D「ミシャ式から脱却して自分の色を出していかなきゃですもんね。前監督のカラーは皆色捨てろヴィッチ」
デスク「そのミシャを札幌の野々村社長が引っ張り込んだ」
記者A「ミシャは戦術構築に時間がかかる。それに都倉やジェイを活かせるのかな…」
記者C「はぁ…やっぱり宮吉きゅんかっこいい…尊い」
デスク「まさか札幌で宮吉&駒井が揃うとは思わなかった…(遠い目)」
記者A「新監督といえば横浜には元オーストラリア代表監督のポステコグルー氏が就任。モンバエルツ監督が築いた基礎にどんな上屋が建つのか興味深い」
記者D「なんか熊みたいな人だね。でもエヒメッシやマルティノスが抜けちゃった。加入した久富っち…じゃなくて大津はすぐに怪我。戦力的には横浜Fマイナス?」
記者B「柏もそうだが、横浜は若手の伸びしろが大きい。監督の手腕次第で大化けもある」
記者C「ボンバー中澤が安室ちゃん引退とともに燃え尽きてしまわないかだけが心配だわぁ~」
記者A「新監督では、シーズン前のTMで調子の良さが伝えられているのが長谷川健太率いるFC東京」
デスク「大久保、ウタカらがOUTになったが戦力バランスはスッキリしたかもな」
記者A「健太監督は堅実なチームを整えるのは上手い。去年までの荒れ気味だった“内情”は直っていくと思いますが、すぐにタイトルまで届くかどうか」
記者C「仙台ばどうですか?結構いい線行くと思いますよ。渡邉監督の“集中!”ポーズは男でも怪鳥でも惚れちゃいますぅ♡」
デスク「三田が神戸に移籍したが、J2で最もパスを配球した男・庄司が加入した。J2ファンとしては楽しみだ」
記者B「FWがちょっと弱い気もするが、攻守連動するサッカーが機能して点さえ取れれば面白い存在。韓国帰りの阿部拓馬次第かな」
記者D「笹蒲鉾!阿部蒲!阿部蒲!」


■昇格組もあなどれない
デスク「昇格組はどうだ?湘南、長崎、名古屋。名古屋はびっくりするような大物を補強したな」
記者A「昨年J2で猛威をふったガブリエルシャビエルに加え、ジョー、ランゲラックと代表クラスを獲得。トヨタマネーおそるべし」
記者C「えっ?ちょっと…まって、ランゲラックさん男前すぎない?楢崎さんも武田くんも男前なのに…」
記者B「GKは補強したが、J2でも下から6番目に失点していた守備面は放ったらかしの印象だ。攻め一辺倒の名古屋式風間サッカーがJ1で通用するかどうか」
記者D「ダメだった時は素直に謝ればいいよ。“おっ、わりぃ”…って」
デスク「尾張だけにな!」
記者A「昇格3チームの中では、一見戦力不足に見える長崎の方がチームのバランスはいい」
デスク「チームそのものより高田社長の方に注目が集まりがちだな」
記者B「去年も降格候補に目されていた札幌が残留に成功している。チームのまとまりのようなものはあなどれない」
記者C「あら鈴木武蔵クンもいるのね。ブレイクしそうでしないけど長崎でどうかしら」
デスク「J2チャンピオンの湘南は、山田直輝が浦和に帰ってしまったのが痛いな」
記者A「育った主力が戻っていく、奪われる、ってのにはもう慣れてますよね、チョウ監督。最終的には誰が主力になろうと同じ方向性のサッカーが描けると思いますよ」
記者D「今度こそJ1で勝難ベルマーレとか遭難ベルマーレにはならない、と」
記者B「ミキッチはともかく、新外国人は未知数。J1はやはり外国人の出来で成績が左右される。去年の札幌だってジェイがいなければどうなったやら」
デスク「関西勢のガンバや神戸の話はまだ出てないな」
記者A「レヴィークルピ監督は始動も遅めで、しかも開幕後もしばらくは実戦を調整的に使う方針のようで正直大丈夫かな?と」
記者C「補強も少なめで、主にJ2で実績がある菅沼と矢島きゅんくらい」
記者B「クルピは編成に口を出してないようだ。チルドレンも倉田くらいしかおらず、イチから構築すると時間はかかるだろう」
記者D「今年のガンバは苦しぴぃね。ガマン大阪だね」
記者A「神戸は結局暫定監督だった吉田孝行監督が続投。バルサ化をぶちあげる三木谷氏が大物外国人監督でも呼ぶのかと思っていましたが…」
記者C「ウェリントン、チョンウヨン、三田と主力級を獲ってますが、岩波、大森、高橋秀人サマとOUTも多いですねぇ…」
記者B「レアンドロが復活すれば前線の戦力は充実する。ただやはり新人の吉田監督にかつての恩師エンゲルスコーチを付けるというコーチングスタッフのいびつさは気にかかる」
デスク「監督選びは大事だぞ(遠い目)。監督といえば去年広島を指揮したヨンソン監督が今年は清水だ」
記者B「久米氏がGMになってクラブの体制そのものから強化しようとしている」
記者A「犬飼を鹿島に獲られたが、そこにファンソッコを補強。戦力はそれなりに整えられた」
記者D「残念そこはソッコだっ!清水はよそ者には厳しいサッカー王国だと聞きますが、よんそん者は大丈夫ですかね?」
デスク「…。そのヨンソンを切った広島は城福監督を招聘した」
記者A「城福監督は、理想を追い求めるムービングフットボールモードか、甲府時代のリアリストモードか、どっちのスタンスで指揮を取りますかね」
記者C「紙一重で残留したチームに、川辺が復帰。渡、馬渡の徳島コンビやタイの英雄・ティーラシンと戦力はアップしてるんですかね?宮吉きゅんを失った穴はきっと馬渡きゅんが埋めてくれます」
デスク「さっきから顔の話ばかりだなお前」
記者B「駒は揃っている気がするがやはりポイントは城福監督の手綱捌き。いわゆる“格好つける”監督だが、J1では思うほど結果を残せてないのも事実」
記者D「城福界広しといえどもカッコイイガッツポーズ決められるのは浩だけ」
デスク「城福界は広くなねぇーよ。あとは鳥栖か。エース豊田が出ていった割に補強は地味目に映る」
記者B「マッシモフィッカデンティ監督が蒔いてきた種がそろそろ花開けば上位進出できるかもしれない。田川あたりがブレイクすれば」
記者C「あら…高橋秀人サマに高橋祐治きゅん、補強は顔で選んでるのかしら♡」
記者A「安在和樹がJ1でどこまでやれるか楽しみだ。豊富な資金力を持つスポンサーもいることだし、夏に大物補強を期待したいところだが」
記者D「夢はサイゲンないね」
デスク「J2の予想も際限なく頼むぞ」




〈明治安田生命J1リーグ年間順位予想〉

1位予想 セレッソ大阪

→大会ごとに選手を使い分け、名将がリーグ戦を桜満開に導く。


2位予想 横浜Fマリノス

→エリク将からポス将への禅譲は計算ずく?飛躍の予感。


3位予想 川崎フロンターレ

→序盤は苦労しそうだが、去年同様最終コーナー追い込みの予感。


4位予想 浦和レッズ

→代表クラスの戦力揃うも、堀監督の手腕に一抹の不安。


5位予想 ジュビロ磐田

→破壊力には欠けるが、名波式人心掌握術で崩れないチームに。


6位予想 柏レイソル

→ACL日程を乗り越えれば、若い力+反則外国人で上位進出も。


7位予想 ベガルタ仙台

→マエストロ庄司が操る渡邉サッカーは今季J1のダークホース。


8位予想 FC東京

→健全・堅実・健太監督でチームの規律を整え、復活をうかがう。


9位予想 サガン鳥栖

→マッシモ体制もそろそろ勝負の年。爆発力はイバルボ次第。


10位予想 鹿島アントラーズ

→昨季覇権を奪われた大岩監督が求心力を保てるか疑問符。


11位予想 湘南ベルマーレ

→J1の舞台でもブレない。選手を成長させながら勝ち点も取る。


12位予想 清水エスパルス

→久米GM+ヨンソン監督のタッグはそこそこ安定感ありそう。


13位予想 北海道コンサドーレ札幌

→ミシャ式の浸透にはそれなりに時間がかかりそう。


14位予想 Vファーレン長崎

→戦力的には最下位だが、団結力は抜群。J2界の希望の星。


15位予想 ヴィッセル神戸

→個の能力は高い。監督がそれを活かせるかは別問題。


16位予想 サンフレッチェ広島

→城福監督次第。クラブとして目指すサッカーの方向性がやや迷子。


17位予想 ガンバ大阪

→時間のかかるタイプのクルピ監督。戦力の上積みも乏しく苦ぴい。


18位予想 名古屋グランパス

→世界を切り裂く名刀に、紙の鎧。流血覚悟の戦いの行方はいかに?